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猫に邪魔されるのはなぜ?テレワークで‟仕事も愛猫も大切にする”快適な環境づくり

テレワークが当たり前となった昨今、多くの猫飼いさんが直面しているのが「仕事中の猫の甘え問題」ではないでしょうか?

リモート会議中にモニターの前で鎮座したり、集中したいときに限って「ニャーニャー」と鳴き出したり。

愛猫と過ごす時間が増えたのは嬉しいですが、テレワーク中の妨害は困りものですよね。

でも実は、猫の習性を理解して環境を工夫するだけで「仕事」と「愛猫との時間」をバランスよく両立できるんです。

この記事では、猫がテレワークを邪魔する理由や、二級建築士の筆者が厳選した「テレワークにおすすめのアイテム」まで、詳しくご紹介します。

猫も飼い主さんも快適に過ごせる、ストレスフリーなテレワーク環境を実現させましょう。

なぜ?テレワーク中に愛猫が仕事の邪魔をする3つの理由

なぜ?テレワーク中に愛猫が仕事の邪魔をする3つの理由

テレワーク中にキーボードの上に乗ったり、資料の上でくつろいだりする愛猫の姿を「かわいい」と思う反面、作業の手が止められてしまうのは、悩ましいですよね。

しかし、一見「邪魔」とも思える猫の行動には、猫なりの理由やメッセージが隠されているのです。

主な理由を3つ解説します。

飼い主さんといる時間が増えた!「もっと構って」のサイン

猫が仕事の邪魔をする最も大きな理由として考えられるのが、飼い主さんが‟いつも家にいる”という「うれしい環境変化」が、猫の依存心を高めるためです。

これまで日中はひとりで留守番をしていた猫にとって、飼い主さんがずっとそばにいる状況は「いつでも構ってもらえる」という期待感を生み、甘えたい欲求を刺激します。

足にすり寄ったり、膝の上に乗ってきたり、デスクやパソコンの周りで待機していたり……。

これらの行動は、猫の「ここにいるよ」「もっと構って」という、純粋な愛情表現であり、信頼の証なのです。

結果的に、仕事の邪魔になってしまっているだけで、猫自身は邪魔をしているつもりはないのかもしれません。

パソコンやデスクなど「作業スペース」への強い好奇心

猫は好奇心旺盛な生き物なので、普段見慣れないパソコンやマウスの動きなど、飼い主さんのワークスペースは、猫にとって「魅力的な遊び場」に映ります。

  • 指が動くたびに、カタカタと音がなる「キーボード」
  • 画面上を素早く動く「マウスカーソル」
  • ほんのり温かい「ノートパソコン」や「モニター」

これらは猫からすると、本能をくすぐる格好の「おもちゃ」です。

また、自分の縄張り(テリトリー)に現れた、見慣れないモノをチェックし、匂いをつけて安心したいという‟縄張り意識”の表れとも考えられます。

生活リズムの変化とストレス

テレワークによって、飼い主さんが一日中家にいる環境を「うれしい」と思う反面、いつもと違う様子にストレスを感じてしまう猫もいます。

飼い主さんの在宅により、これまで猫がひとりで静かに過ごしていた時間や、お気に入りの場所を「テレワーク」によって邪魔してしまっているかもしれません。

たとえば、いつもお昼寝に使っていた椅子を飼い主さんに取られたり、静かだった部屋でオンライン会議の声がしたり。

生活リズムが崩れたり、縄張り(テリトリー)を奪われたりしたことで、戸惑いや警戒心を抱き、それが猫の「仕事を邪魔する」という行動につながっている可能性があるのです。

仕事に集中できる環境づくりのアイデア

仕事に集中できる環境づくりのアイデア

愛猫の気持ちがわかったところで、次は具体的な対策をしていきましょう。

大切なのは、猫を叱ったり、無理に遠ざけたりするのではなく、猫の習性をうまく利用して「お互いが快適に過ごせる環境」を整えることです。

ここからは、すぐに実践できる環境づくりのアイデアをご紹介します。

ワークスペース近くに「猫専用スペース」を設置する

飼い主さんの近くにいるだけで、安心する猫ちゃんもいます。

そんな甘えん坊の猫には、飼い主さんの様子が見える位置に、デスクよりももっと魅力的で快適な‟猫専用のスペース”を用意してあげましょう。

筆者の場合は、デスク横にある棚の上にカゴを置いて、中に毛布を敷き詰め‟猫用スペース”を設置しています。

猫たちの要望があれば、仕事中でもすぐになでてあげられますし、猫たちも筆者の様子が見れる(なおかつ、エアコンが近くにある)ので快適そうです。

おもちゃを活用する

猫の「遊びたい欲求」を満たせるよう、猫用のおもちゃを用意しましょう。

特に、飼い主さんが仕事中でもひとりで遊べる「自動で動くおもちゃ」がおすすめです。

「ゴーゴーころころかくれんぼ」は、猫のひとり遊びにぴったり。

シートの中で、7色に光りながら動きまわるチェリーボールを追いかけるおもちゃで、不規則な動きが、猫の好奇心を刺激します。

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また、仕事部屋専用のキャットタワーやキャットステップの活用も検討してみましょう。

これらのアイテムについては、記事の後半でご紹介します。

愛猫と遊ぶ時間を設ける

筆者の経験上、飼い主側も猫もお互いにストレスを溜めない方法として、最も効果的だなと感じているのが「遊ぶ時間」と「仕事の時間」とのON/OFFをはっきりさせることです。

仕事の休憩を兼ねて、愛猫と思い切り遊ぶ時間を作ってあげましょう。

作業をしながら中途半端に対応していると、猫は満足感が得られず、何度も仕事の邪魔をしてきます。

短時間でも集中して遊んであげれば、猫も「構ってほしい」という欲求が満たされますし、適度に体力も消耗するので、その後の時間は落ち着いて過ごしてくれます。

可能であれば、遊ぶ時間を決めてしまっても良いでしょう。

始業前やお昼休憩など、遊びの時間を固定することで、猫は「この時間になれば構ってもらえる」と学習し、必要以上に仕事の邪魔をすることもなくなります。

猫のお昼寝時間を「お仕事集中タイム」にする

猫のお昼寝時間を「お仕事集中タイム」にする

猫が眠っている間は、誰にも邪魔されない「仕事のゴールデンタイム」です。

愛猫の生活リズムを把握し、猫が寝ている間に集中して仕事を進めましょう。

猫は「薄明薄暮性」という、明け方や夕方頃に活発になる習性があるため、特に午前中から日中にかけては、静かに昼寝していることが多いです。

愛猫の様子を観察し「この時間帯はぐっすり眠っているな」というゴールデンタイムを探ってみましょう。

ただし、愛猫が眠っている間は「無理に構わない」ように注意してください。

仕事の進捗や飼い主さんの気分によっては「愛猫をモフりたい!」と思うタイミングもあるでしょうが、猫のお昼寝リズムが崩れてしまうと、結果的に仕事の妨害につながりかねません。

愛猫のお昼寝スペースの工夫や、静かな環境づくりを心がけましょう。猫のベッド選びについては、下記の記事も参考にしてみてくださいね。

デスクよりも魅力的な‟猫の居場所”をつくるアイテム

なぜか仕事に集中したいときに限って、デスクの上に乗ってくるのが、猫という生き物です……。

解決策の一つとして、デスクよりも魅力的な「猫の特等席」を用意してあげる、という方法があります。

ここからは、快適な環境づくりに役立つアイテムを3つご紹介します。

猫の行動範囲を広げる「キミの木シリーズ」

猫の行動範囲を広げる「キミの木シリーズ」
猫は、高い場所から周囲を見渡せる環境を好みます。

デスクの周辺にキャットタワーを設置し、猫の意識を「縦の空間」に向けてあげましょう。

キャットタワーでは、上下運動ができるのはもちろん、高い場所からデスクにいる飼い主さんの様子を確認できるので、猫ちゃんも気に入ってくれるはずです。

「キミの木シリーズ」は、天然木を使った温かみのあるデザインと、猫の好奇心を刺激する構造が魅力のキャットタワーです。

突っ張り式なので、壁や天井に穴を開ける必要がなく、賃貸住宅でも安心して使用できます。

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猫の好奇心を刺激する「MYZOO 六角ハウス」

猫の好奇心を刺激する「MYZOO 六角ハウス」

飼い主さんのそばにいたい甘えん坊な猫ちゃんや、探検好きな猫ちゃんには「ここにいれば安心」と感じられるだけでなく、遊び心も満たされる特別な居場所を作ってあげましょう。

「MYZOO」の六角ハウスは、その名の通り六角形のユニークなデザインが特徴の壁付けステップ兼キャットハウスです。

木の温もりと洗練されたデザインにより、猫の探検心をくすぐります。

デスクの上に乗るよりもずっと楽しい「自分だけの秘密基地」によって、必要以上に仕事の邪魔をする場面も減るでしょう。

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空間を有効活用する「猫壁(にゃんぺき)」

空間を有効活用する「猫壁(にゃんぺき)」

好奇心旺盛な猫や、多頭飼いしている場合には、よりダイナミックな遊び場を作ってみてはいかがでしょうか?

「猫壁(にゃんぺき)」は、壁一面を猫のためのアスレチックに変えてしまう画期的なアイテムです。

最大の特徴は、ステップやボックス、トンネルといったパーツがマグネット式になっており、自由自在にレイアウトを変更できる点です。

マグネットが取り付けられる専用の壁を施工する必要がありますが、仕事部屋の壁に設置すれば、飼い主さんの近くで思う存分遊んだりくつろいだりできる「猫専用のスペース」が実現します。

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まとめ:テレワークでも愛猫との時間を大切に

テレワーク中に愛猫がそばに来るのは、飼い主さんを困らせたいからではなく、信頼と愛情を伝えるためのコミュニケーションの一環です。

愛猫の気持ちを理解し、受け止めたうえで、お互いが快適に過ごせる環境を整えていきましょう。

日々の遊び時間を確保したり、猫の睡眠時間を活用したりといった工夫に加え、今回ご紹介したようなアイテムを取り入れてみてはいかがでしょうか?

飼い主さんも猫も、お互いが快適に過ごせるテレワーク環境を手に入れましょう。

この記事を書いたペットとの暮らしの専門家
安美 サヨリ
    猫2匹と暮らす二級建築士。
    (キジトラ/男の子)(キジシロ/女の子)




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