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猫の多頭飼いに必要なトイレの数や置き方は?おすすめのトイレもご紹介

猫を多頭飼いすると、1匹の場合よりも経済的負担が増えることはもちろん、トイレや食事などの基本的な要求に対する細やかな対応が求められます。

健康を維持するためには、しっかり食べてしっかり出すことが大切です。
トイレは健康のバロメーターと言われますが、この記事では猫の多頭飼いに必要なトイレの数や置き方について解説します。

猫の相性や頭数によっては、トラブルが発生してしまう多頭飼い生活です。
それぞれが快適に暮らせるように、まずはトイレを適切に設置しましょう。

猫の多頭飼いとは?


2匹以上の猫を飼うことを多頭飼いと言います。
猫はそもそも単独生活をする動物なので、猫同士の相性や飼い方には注意が必要です。

飼育数の上限は「猫が生活する部屋数-1」匹と言われています。
例えば、猫3匹と暮らすのであれば、4部屋が猫との共有スペースとして必要です。

生活空間に比べて猫の数が多すぎるとトラブルの元になるため、かわいいからといって増やしすぎないようにしましょう。

相性が良い場合は、新しく家族に迎え入れても、すぐに遊んだりグルーミングをしたりするようになります。
しかし、どうしても気の合わない同士だと、生涯を通して仲が悪いこともあります。

猫の多頭飼いに必要なトイレの数


猫のトイレは「頭数+1」個が必要と言われています。
それぞれの猫専用のトイレはいりませんが、どの愛猫もストレスなく使用できるようにしておきましょう。

さまざまな猫用トイレが販売されていますが、猫の体格や年齢に合ったデザインを選ぶことが大切です。

トイレ砂も多種多様な素材や粒サイズがあるので、各猫の好みを把握しましょう。
設置場所も重要な要素です。静かで落ち着けて、掃除がしやすい場所に置いてください。

猫の多頭飼いにおけるトイレの注意点


泌尿器系の病気になりやすいという特徴をもつ猫にとって、「トイレの快適さは命に関わる」と言っても過言ではありません。

多頭飼いをすると、1匹の場合よりも頻繁にトイレ掃除が必要です。
トイレ砂やペットシーツの交換回数も増えるため、手間とお金がかかります。

いつも清潔に保つ

猫はとてもキレイ好きで、汚れたトイレを使いたがらないことが多いです。
排泄したら、できるだけすぐに掃除をしましょう。

オシッコで固まるタイプの砂の場合は、塊を取り除いてください。
また、濡れても固まらないタイプの砂でスノコ状のシステムトイレを使用している場合は、汚れたペットシートを取り換えましょう。

他の猫が使った後、掃除をしないと絶対に用を足さない猫もいます。
排泄を我慢すると病気の原因となることもあるので、いつも清潔に保つように心がけたいですね。

<関連記事>
猫トイレの掃除方法と頻度について解説!おすすめのトイレや砂も紹介

粗相したらすぐに消臭する

愛猫がトイレ以外で粗相をしたら、すぐに消臭しましょう。
ニオイが残ると、そこをトイレと認識し、またそこで排泄したくなると言われています。

ソファや畳などのオシッコが浸透しやすい場所で粗相した際は、濡らして固く絞った布で何度か拭いて、消臭スプレーを噴霧するのがおすすめです。

また、愛猫が粗相しても、きつく叱ってはいけません。排泄自体を悪いことだと勘違いして、トイレを我慢するようになることがあります。

粗相が続く場合は病気やストレスの可能性があるので、獣医師さんに相談してみましょう。
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個別に排泄物をチェックする

オシッコやウンチは健康のバロメーターと言われます。トイレ掃除のついでに、量・色・形状などのチェックをするのがおすすめです。

動物病院で尿検査や便検査をしてもらう時は、どの猫のものかを間違えないように気をつけて持って行きましょう。

飼い主さんの就寝時や外出時に、それぞれの猫を個別のケージに入れるようにすると、ケージ内のトイレを使用した際にはどの猫の排泄物なのかが明確になります。
自分だけのケージとトイレがあれば、落ち着いて用が足せるので、健康維持にも役立ちます。

トイレの置き場所を考える

複数のトイレがあるのに使用頻度に差がある場合は、あまり使われていないトイレを他の場所に移動してみましょう。
静かで、寒すぎない場所がおすすめです。

トイレに行く途中に気の合わない同居猫がいると、排泄を我慢してしまうことがあります。
いくつかの動線があると、ケンカが起こりにくくなるので理想的です。

トイレ掃除のしやすさも考慮して、飼い主さんの目につきやすく、かつ、愛猫が落ち着いて用が足せる場所を選びましょう。

他の猫に邪魔させない

トイレ中にちょっかいを出す猫もいます。
途中で邪魔をされると、スッキリしないためストレスがたまります。

また、猫は泌尿器系の病気になりやすい動物です。オシッコを我慢すると、膀胱炎や尿石症などの下部尿路疾患の原因となることがあるので注意が必要です。
トイレ事情の良し悪しは、健康に直結します。

いつも他の猫のトイレを邪魔する猫がいる場合は、別の部屋に抱っこして連れて行くなど、落ち着いて排泄できる環境を作りましょう。

トイレ砂やペットシーツを交換する

多頭飼いは、1匹飼いに比べてお金がかかります。経済的な負担を考慮し、余裕を持って消耗品や治療費などを支出できるだけの頭数にしましょう。

トイレ砂やペットシーツも定期的に購入する必要があります。交換頻度を少なくして節約すると、トイレが不衛生になります。

猫は汚れたトイレを使いたがらない傾向があり、排泄を我慢しすぎたせいで体調を崩して治療費が必要になると、本末転倒です。
「健康は何よりも大切」ということを忘れないようにしましょう。

猫の多頭飼いにおすすめのトイレの選び方


トイレの数は「頭数+1」個が目安です。
専用トイレは必要ありませんが、体格や好みに合わせて用意してあげましょう。

すぐに掃除できない時でも、砂がたくさん入る大きめサイズのトイレだと、連続して使うことができます。
また、オープンタイプのトイレを選ぶと、お出かけ前の忙しい時でもササっと掃除がしやすいです。

ニオイが気になる場合は、消臭タイプの砂を使うとニオイが残りにくくなります。
どの愛猫も我慢することがないように、各々の好みの砂を把握してあげましょう。

猫の多頭飼いにおすすめのトイレ

猫用トイレには、さまざまなデザインや大きさのものがあります。
愛猫の体型や好みに合わせて選びましょう。

掃除が頻繁になる多頭飼いでは、掃除のしやすさも大切なポイントです。いつでも清潔に使えるトイレがおすすめです。

エステー にゃんとも清潔トイレ オープンタイプ



この商品は、幅40cm×奥行き55cm×高さ26cmの奥行きのあるシステムトイレです。
オープンタイプなので、フタをはずす手間がいらず、簡単に掃除ができます。

底がスノコ状になっているため、水分で固まらないタイプの砂を使えば、下にオシッコが溜まります。
ペットシーツを敷いておくと掃除が楽です。尿検査の時には、シート無しにすれば自宅でオシッコを採取できます。

出入口の高さが低めなので、子猫やシニア猫も使いやすいです。
わが家では生後半年から使い始め、ザクザクと思いっきり砂をかいても散らかりにくく助かっています。

リッチェル ラプレ 壁高猫トイレ



この商品は、幅41cm×奥行き50cm×高さ31.5cmの壁の半分が高いタイプのトイレです。
中のステップで肉球についた砂が落ちるので、トイレ周りの掃除が簡単に済みます。

また、オシッコをする時にお尻が上がるタイプのオス猫には、部屋の壁に汚れやニオイがつかないため、とてもおすすめです。
定期的に水洗いすると、トイレの壁も衛生的になります。

出入口は低めなので、年齢や体型を問わず使いやすいです。
筆者がボランティア活動をしている保護猫カフェにも設置してありますが、小柄な猫もぽっちゃりの猫も気に入って使っています。

エステー 実感消臭チップ猫用システムトイレ



この商品は、天然の国産ヒノキ木粉が主成分のトイレ砂です。

モミの木の粉体と機能性ナノパウダーが配合されています。強力な消臭力で、オシッコだけでなくウンチのニオイも気になりにくいです。

オシッコで固まらないサラサラタイプなので、猫の足が汚れにくく、トイレ周りの飛び散りも少ないです。
各社のシステムトイレに対応しており、使用の目安は、1頭で1袋(4L)を2ヵ月で使い切るペースになります。

スーパーキャット シグナルブルーα



この商品は、再生紙と吸水ポリマーが主成分のトイレ砂です。
水分で固まり、しっかり消臭します。オシッコで濡れた部分は、ブルーに変わります。

燃えるゴミに出せますし、水洗トイレにも流せます。
小さく固まるので、処理がしやすいです。ただし、水洗トイレに流す時は少量ずつにしましょう。

12.5Lと大容量なので、多頭飼いで交換が頻繁でも、すぐに使い切る心配はありません。
価格も1000円台とリーズナブルで、経済的です。

【まとめ】猫の多頭飼いは清潔で落ち着けるトイレが必要!


オシッコやウンチは汚いものとして扱われがちですが、生きるためには必要不可欠です。
落ち着いて用を足せる清潔なトイレがあればこそ、愛猫の健康を維持することができます。

多頭飼いの場合、それぞれの猫が互いに譲り合って生活することになりますので、飼い主さんはストレスや体調の変化に配慮することが必要です。

トイレは健康のバロメーターと言われます。
同居するすべての愛猫の幸せのため、毎日の掃除を怠らず、常にキレイな状態を保ちましょう。


 



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