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愛犬が水を飲まない原因・対処法とは?1日の水分摂取量や危険サイン、おすすめアイテムをご紹介!

愛犬が水を飲む量が減ると、飼い主さんとしては心配になりますよね。

特に暑い季節やアウトドアで過ごす時間が増えると、水分不足が体調に影響を及ぼすこともあります。

水分をきちんと摂取できていないと、脱水症状や体調不良の原因になるため、いつもと違う行動が見られた場合は注意が必要です。

この記事では、愛犬が水を飲まない原因や対処法について詳しく解説します。

水を飲んでもらうためにできる工夫やおすすめアイテムも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

犬の体の70%は水分!

犬の体の70%は水分!
犬の体の約70%は水分でできており、特に子犬の場合はその割合がさらに高く、約80%にも達するといわれています。

体内の水分は、栄養素や酸素を全身に運ぶだけでなく、老廃物の排出や体温調節にも欠かせません。

暑い季節には水分の蒸発が増えるため、十分に補給しないと脱水症状を引き起こすリスクがあります。

犬は汗腺が限られているため、血液の循環や排尿で体温を調整する仕組みを持っており、水を十分に摂取することで健康の維持につながります。

しかし、何らかの理由で水分摂取が不足すると、皮膚や内臓の働きに影響が出ることも。

体内水分の約10%が失われると命に関わる危険性もあるため、こまめな水分補給を心がけることが大切です。

犬に必要な1日の水分摂取量目安

愛犬の健康を維持するためには、適切な水分摂取が欠かせません。

一般的に、成犬が1日に必要とする水分量の目安は「体重(kg)×50〜70ml」とされています。

例えば、体重5kgの犬なら250~350mlが目安です。

ただし、これはあくまでも参考値で、愛犬の生活環境や運動量、食事の内容によって必要な量は変わります。

特に、ドライフード中心の食事では水分摂取量が減る傾向にあるため、こまめに水を補給できる環境を整えてあげることが大切です。

また、飲水量を正確に測るには、1日の給水量を計量カップで確認し、残った水の量を差し引いて計算するとよいでしょう。

愛犬が水を飲まないときに考えられる原因

愛犬が水を飲まないときに考えられる原因
犬が水を飲まなくなる理由はさまざまで、ストレスや病気などが影響していることがあります。

ここでは、その主な原因について見ていきましょう。

ストレス

環境の変化や不安を感じると、犬はストレスを抱え、食事や水分摂取が減ることがあります。

例えば、引っ越し・新しい場所へのお出かけ・家族の変化などが原因になることも。

特に普段と違う場所で過ごす際は、愛犬が落ち着かない様子を見せることも少なくありません。

ストレスを感じると、水を飲む行動よりもじっとしていることが多くなり、水分不足につながってしまいがちです。

愛犬が安心できる環境を整え、普段と同じように飲水できるよう心がけましょう。

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病気・体調不良

病気や体調不良が原因で水を飲みにくくなっている可能性もあります。

歯周病・口内炎・喉の炎症など、歯や口のトラブルがある場合、痛みで水を飲むことを避ける場合があります。

また、ヘルニアや関節痛などの問題を抱えている場合、水飲み場まで移動すること自体が負担になり、水分摂取量が減ってしまうことも考えられます。

内臓の病気や腫瘍などの重い病気が関係している場合もあるため、普段より飲水量が減っていたり、元気がない様子が続く場合は、動物病院で診てもらうことをおすすめします。

季節の変化

季節の移り変わりによって、犬の水分摂取量が変化することがあります。

特に冬場は気温が低くなり、代謝が落ちることで喉の渇きを感じにくくなるため、飲水量が自然と減る傾向があります。

しかし、水分不足は健康に影響を及ぼすため、こまめに水を飲ませる工夫が必要です。

例えば、いつでも清潔な水を飲めるようにしたり、温かい水を用意したりすると、季節の影響を受けずに適度な水分補給を促すことができます。

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加齢

犬は加齢によって代謝が低下し、水分の必要量が変化するとされます。

特にシニア期に入ると、喉の渇きを感じにくくなり、水を飲む頻度が減ることがあります。

これは体の水分調整機能が低下し、飲水量を自分で調整しづらくなるためです。

また、老犬は運動量が減ることで水を必要とする機会が少なくなり、結果として水分不足になりやすくなります。

水をあまり飲まないシニア犬には、ぬるま湯を与えたり、フードに水を混ぜて水分摂取を促す工夫が有効です。

また、定期的に飲水量を確認し、極端に減少している場合は動物病院に相談しましょう。

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すでに水分が足りている

愛犬が水を飲まないからといって、必ずしも水分不足とは限りません。

ウェットフードや手作り食を与えている場合、食事の中に十分な水分が含まれているため、「それ以上水を飲まなくても問題がない」ということもあります。

一般的なウェットフードには約70%の水分が含まれているとされ、食事で水分を補給できるため、飲水量が自然と減ることも。

飼い主さんが見ていない時間に水を飲んでいる可能性もあるので、実際の飲水量を確認すると安心です。

摂取した水の量を計量することで、飲水量が不足しているのか、食事から十分な水分を摂取できているのかを判断できます。

愛犬が水を飲まないときの対処法

愛犬が水を飲まないときの対処法
「愛犬の水分摂取量が足りていないな」と思っても、なかなか水を飲んでくれないこともあるかもしれません。

ここでは、愛犬に水を飲んでもらうためにできる工夫についてご紹介します。

水を飲んでいる環境を見直す

まず、愛犬が快適に水を飲める環境を整えてあげることが大切です。

シニア犬や身体に痛みがある場合、水飲み容器の高さを変えてみるだけでも、楽な姿勢で飲めるようになります。

また、犬によって好みの水温が異なるため、常温・ぬるま湯・氷入りなどを試して最適な温度を見つけるのもひとつの方法です。

愛犬が興味を持つよう、流れる水を使った給水器を導入するのも効果的でしょう。

手軽な方法として、キッチンや浴室の蛇口を開いて直接飲ませると、楽しみながら水を飲んでくれることもあるようです。

水分が摂取できるフードを取り入れる

食事からの水分補給も、愛犬が水をあまり飲まない場合に有効な方法です。

特にドライフード中心の食生活では、水分が不足しがちになるため、ウェットフードを取り入れることで自然な水分補給が可能になります。

ドライフードに温水をかけて柔らかくする方法や、鶏肉や野菜が入ったスープをかけることで、食事と一緒に水分を摂取できます。

また、茹でた野菜をトッピングする方法も効果的で、水分だけでなく栄養も同時に補給できるのがメリットです。

動物病院で水分補給をサポートするおやつやサプリメントを紹介してもらえることもあるので、かかりつけの獣医師と相談しながら試してみると良いかもしれません。

ストレスの要因を取り除く

引っ越しや環境の変化があったり、新しい家族が加わったりするなど、犬が不安を感じる状況が続くと、食欲や飲水量が減少することがあります。

そんなときは、愛犬が安心できるスペースを確保し、水を飲む場所を静かで落ち着ける場所に移動するのが効果的です。

また、水を飲むたびに声をかけたり、優しくなでることで、安心して飲水できるよう促すことも有効でしょう。

水を飲まない愛犬におすすめのアイテム

水を飲まない愛犬におすすめのアイテム
愛犬に水を飲んでもらうためには、アイテムを活用するのもひとつの方法です。

ここでは、水を飲む習慣をサポートするおすすめのアイテムを紹介します。

脚付ウォーターボウル ハイタイプ

脚付ウォーターボウル ハイタイプ
愛犬が快適な姿勢で水を飲めるように設計された「脚付ウォーターボウル ハイタイプ」は、飲みにくさのストレスを軽減する工夫が施されています。

脚付きで高さがあるため、無理な姿勢にならず、首や背中への負担を抑えながら自然に水を飲むことができます。

特に、シニア犬や関節が弱い子におすすめのアイテムです。

また、ボウルには飲水量が確認できるメモリがついているため、日々の水分管理にも役立ちます。

電子レンジや食洗機にも対応しており、温かい水を与えたいときやお手入れを簡単に済ませたいときにも便利です。

ピュアクリスタル ウェル 1.5L

ピュアクリスタル ウェル 1.5L
愛犬が興味を持って自然に水を飲む環境を作りたいなら、「ピュアクリスタル ウェル 1.5L」がおすすめです。

専用フィルターが食べカスやホコリをしっかりキャッチしてくれるため、犬が好む「新鮮な水」をいつでも飲める環境が整います。

静音ポンプを採用しているため動作音も気にならず、夜間の使用にも適しているでしょう。

1.5Lの大容量で、お留守番の際にも安心して水を用意できるため、こまめな水交換が難しいときにも便利です。

ペットの天然水 Vウォーター

ペットの天然水 Vウォーター
普段飲んでいるお水を変えて、愛犬の飲水習慣づくりのきっかけにしたい方は、「ペットの天然水 Vウォーター」がぴったりです。

伊豆天城山系の天然水を使用し、バナジウムなどの天然ミネラルを豊富に含んでいるため、健康維持に役立つ成分がしっかり含まれています。

硬度約30mg/Lの軟水で、愛犬の飲み水として適した成分バランスが確保されているのも特徴です。

日々の水分管理をサポートするアイテムとして、取り入れてみるのもおすすめです。

愛犬に脱水症状のサインが見られたら病院へ

愛犬に脱水症状のサインが見られたら病院へ
愛犬の水分摂取量が減ると、体調に影響を及ぼすことがあります。

脱水症状は軽度のうちに対応すれば改善することが多いですが、放置すると重症化し、命に関わる危険性も。

ここでは、脱水症状が疑われる際の受診の目安と、応急処置についてご紹介します。

受診の目安と応急処置を把握しておこう

以下の症状や変化が見られる場合、脱水症状の可能性があります。
  • 皮膚の弾力がなくなる
  • 鼻や舌が乾燥する
  • 目が乾いて目やにが増える
  • 尿の量が少なくなる など
例えば、簡単なチェック方法として、背中の皮膚を軽くつまみ、元の状態に戻るまでの時間を確認する方法があります。

通常はすぐに戻りますが、2秒以上かかる場合は脱水の疑いがあります。

軽度の脱水であれば、こまめに水を与えたり、経口補水液(ペット用または薄めたスポーツ飲料)をシリンジでゆっくりと与えることが効果的です。

もし補水液が手元にない場合は、砂糖と塩を加えた特製の補水液を作り、愛犬に与えることで水分補給を助けられます。

しかし、脱水症状が改善しない場合は、速やかに動物病院を受診することが必要です。

脱水症状を放置してはいけない

脱水症状を放置すると、深刻な健康リスクにつながります。

水分不足が続くと血流が低下し、心臓・肝臓・腎臓などの臓器に負担がかかることで、多臓器不全を引き起こす可能性があるとされます。

特に、子犬や高齢犬は脱水の影響を受けやすいため、軽度でも早めの対応が重要です。

脱水症状が進行すると、食欲不振や極端な疲労感を示すことがあり、ひどい場合には意識がぼんやりし、歩くことも困難になることがあります。

脱水症状のサインを見逃さず、適切な対応を心がけましょう。

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水分管理で愛犬の健康をサポートしよう

愛犬が水を飲まない原因はさまざまで、環境の変化・ストレス・加齢・体調不良などが影響していることもあります。

しかし、水分不足を放置すると、熱中症や臓器への負担につながるため、日々の飲水量をしっかりチェックすることが大切です。

水の種類や飲みやすい容器を選ぶ工夫をしたり、ウェットフードやスープを活用したりするなど、自然に水分を補給する方法を取り入れてみましょう。

また、突然水の摂取量が極端に減ったり増えたりする場合は、病気のサインの可能性もあるため、注意深く観察することが大切です。

愛犬の適切な水分補給を習慣づけ、健康な毎日をサポートしていきましょう。

 
この記事を書いたペットとの暮らしの専門家
丸山瑞季
    SEO対策を行なった記事作成が得意。犬と猫、どちらの記事も対応可能。
    (マルチーズ×キャバリア/男の子)(キンカロー/男の子)




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