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猫がいたずらするのはかまって欲しいから?困ったときの防止法とおすすめグッズ


好奇心旺盛な猫は、いたずらも大好きです。

 

特に子猫は目に映るありとあらゆるモノに興味を持ち、噛んだり引っ掻いたりよじ登ったりとせわしないですよね。

 

子猫のいたずらは大人になるにつれてだんだんと落ち着いてきますが、成猫になってからもいたずらする猫に悩まされている飼い主さんもいるのではないでしょうか?

 

モノを落としたり家具をかじったり、ゴミ箱を漁ったり。

 

これらの猫のいたずらには、ちゃんと理由があります。

 

今回は2匹の猫を飼っている筆者の体験談を交えながら、猫のいたずらの理由や対策、おすすめのアイテムについてご紹介します。

猫のいたずらでの「あるある行動」

猫のいたずら行動には、次のようなものが挙げられます。

 
  • 仕事や作業の邪魔をする
  • テーブルからモノを落とす
  • ゴミ箱を漁る
  • 置物や植木鉢、コップなどを倒す
  • コンセントやコードを噛む
  • 棚やエアコン、カーテンレールなどの高い場所に上る
 

猫のいたずらには、転落などによるケガや誤飲、感電などの危険につながるものもあるため、しっかりとした対策が重要です。

猫がいたずらをする理由は?

いたずら対策を練る前に、猫がいたずらしてしまうのは何故なのか検証してみましょう。

 

考えられる主な理由を5つご紹介します。

本人(本猫)は遊んでいるつもりだから

そもそも猫にとって、その行動が「いたずら」ではなく、単純に好奇心を満たすための「遊び」であることは多くあります。

 

たとえば、網戸についた虫に狩猟本能がかき立てられて、ついよじ登ってしまったり、興味をそそられるモノがテーブルの上にあったので、試しに落としてみたり。

 

トイレに侵入してトイレットペーパーをボロボロにするのも、カラカラと回る動作やヒラヒラした紙の感触などが面白いため、「いたずら」ではなく「遊んでいる」感覚で楽しんでいるのでしょう。

 

新しいモノや新しい場所には興味深々なので、「これは何だろう?」と探索したり遊んだりしている行動が、飼い主の目には「いたずら」に見えてしまうことがあるのです。

 

退屈&飼い主にかまって欲しいから

室内飼いの猫は、外で暮らす猫に比べて毎日が単調になりがちなので、好奇心が満たされず退屈になってついいたずらをしてしまいます。

 

また、飼い主にかまって欲しくていたずらをするケースも多いです。

 

筆者宅のオス猫はまさにこのタイプで、どこで何をすれば飼い主の気が引けるのか、ちゃんと分かって行動しています。

 

我が家では、キッチンの棚の上からモノを落としたり、壁に貼ってあるお便りなどのプリントをかじったりするのが「かまってアピール」。

 

飼い主(筆者)の気を引くのに成功したら、すぐさま駆け寄ってお決まりの甘えん坊ポーズで撫でてもらう(またはおもちゃで遊んでもらう)までがセットになっています。

 

この類のいたずらは、飼い主がいないときには全然やらないので、賢いなと感心するばかりです。

 

ストレスがたまっているから

猫はストレスが溜まると、いたずらをする傾向があります。

 

運動不足だったり、同居する他の猫との関係が悪かったり、部屋の模様替えなどの環境の変化だったりと、ストレスの理由はさまざま。

 

ほとんどいたずらをしなかった猫が、急に何か悪さをするようになったのであれば、それはストレスが原因かもしれません。

 

運動不足解消については、下記の記事で詳しくご紹介しています。

 

<関連記事>

【猫の運動不足】年齢や猫種別の適切な運動量とは?|運動不足解消のおもちゃやグッズもご紹介!

本能的な欲求を満たすため

高いところに上ったり爪をといだりする行動は、猫の本能によるものです。

 

猫にとっては当たり前である本能的な行動が、飼い主にとって「いたずら」に映ってしまう背景には「猫が自由に遊べる環境が整っていない」ことが原因である可能性があります。

 

また、ただのいたずらではなく「マーキング」であるケースも考えられるため、しっかりとした対策が必要です。

 

マーキング対策については、下記の記事で詳しくご紹介しています。

 

<関連記事>

【猫のマーキング防止】壁やソファを守る!おすすめアイテムをご紹介

猫のいたずらはいつまで続く?

 

猫のいたずら行動のピークは、生後3ヵ月~1歳頃までです。

(子猫にとっては、いたずらではなくただの遊びのケースがほとんどです)

 

いろんなところにジャンプしたり、ケーブルに噛みついたり、引っかいたり、隙間に入り込んだり……。

 

それも、子猫時代を過ぎるとだんだんと落ち着いてきます。

 

猫の性格によっては成猫になってからもいたずらをする子はいますが、大人の猫がいたずらをするには大抵の場合、前述したような理由があります。

いたずらする猫へのしつけのポイント

 

いたずらをそのままにしておくと飼い主のストレスにもなりますので、しつけをして予防しましょう。

 

ただ、「猫にしつけをするのは難しい」と思っている方も多いのではないでしょうか?

 

確かに犬のようにしつけるのは(習性の違いから)なかなか困難ではあります。

 

しかし、猫は学習能力が高いので、やってはいけないことを繰り返し伝えればちゃんと学んでくれます。

 

猫のしつけでは次の3つのポイントを押さえておきましょう。

①叱るときは、その場ですぐに

猫を叱るときには「その場ですぐに」が鉄則です。

 

時間が経ってからだと、何のことで叱られているのか分からなくなってしまいます。

 

また、「だめ!」「こら!」など短い言葉で端的に伝えましょう。

 

特に自分の名前をまだ覚えていない子猫のうちは、名前を呼びながら怒るのは避けた方が良いでしょう。

 

「名前=嫌な記憶」というイメージがついてしまい、警戒心を持ってしまいかねません。

②体罰は絶対にNG!

体罰はどんなケースであれ絶対にやってはいけません。

 

猫に恐怖心を与えるだけでなく、飼い主との信頼関係にも影響を及ぼしてしまいます。

 

さらに、体罰によって臆病な性格になったり、攻撃的になってしまう恐れもあります。

 

叱るときには、頭を軽く押さえる程度にとどめましょう。

 

筆者は、猫に注意するときには「加トちゃんぺ!」のように、2本の指で軽く猫の額を押さえていますが、これでちゃんと猫は自制してくれます。

③音や水で行動を抑制

猫のしつけの際には「いたずらをすると嫌なことが起こる」と覚えさせることがポイントです。

 

猫がいたずらしそうな場面を発見したら、猫の“後ろ”から手を叩いて大きな音を出したり、霧吹きで水を少量かけたりして、猫が嫌がることをしてみましょう。

(※やりすぎ注意です)

 

この方法を繰り返すと、だんだん学習して同じいたずらをしなくなります。

 

筆者宅では子猫の頃から、いたずらをしたときに霧吹きで背中に水をシュッとする方法を繰り返してきた結果、今では霧吹きのボトルを見せるだけで渋い顔をして逃げるようになりました。

 

大事なのは「このいたずらをしたら水を吹きかけられる(大きな音が鳴る)」と覚えさせることです。

 

猫との信頼関係を壊さないためにも、決して「飼い主が自分に攻撃した」と思わせてはいけません。

猫のいたずら防止方法

こまめに遊んであげる

1歳以上の大人の猫の場合、飼い主さんにかまって欲しくていたずらしているケースが多いと考えられます。

 

前述しましたが、筆者宅の飼い猫もこのパターンで「これをしたら飼い主はかまってくれる」のを分かっていたずらしています。

 

飼い主さんは、できるだけこまめに遊んだりスキンシップしたりして、猫がストレスをためずに精神的に満たされた状態にしてあげましょう。

いたずらしにくい住環境をつくる

そもそも猫がいたずらしにくいよう、部屋の環境を整えることも重要です。

 

たとえば、次のような工夫が挙げられます。

 
  • 生ゴミなどは新聞紙や袋に包んですぐに捨てる
  • 猫がいたずらしにくい蓋つきのゴミ箱に替える
  • いたずらして欲しくないスペースには、猫が入れないように扉や柵を設置する
  • ケーブルなどの配線には、保護カバーをつける
  • エアコンやカーテンレールの近くに背の高い家具を置かない
 

元来ずぼらな性格の筆者は、以前はシンクに洗い物を溜めがちでしたが、猫を飼い始めてからシンクをいたずらされないように毎晩しっかりリセットするようになりました。

 

いたずら防止のためには、飼い主の生活習慣を変えることも必要だと感じています。

猫の本能を満たすアイテムを用意してあげる

「高いところに上りたがる」「いろんな場所で爪とぎをしてしまう」といった行動は猫の習性によるものなので、本来備わっている本能を満たせるようなアイテムを設置してあげましょう。

 
  • キャットタワー
  • キャットステップ
  • 爪とぎ
 

これらは、猫と暮らしていくうえで欠かせないアイテムです。

 

それぞれの選び方やおすすめの商品については、下記の記事で詳しくご紹介しています。

 

<関連記事>

 

◇北欧風のおしゃれなキャットタワー

【おしゃれなキャットタワー】北欧インテリアに合う!おすすめ12選

 

◇取り付けが簡単なキャットステップ

猫が喜ぶキャットステップ!初心者でも簡単に設置できるアイテムをご紹介

 

◇おしゃれな爪とぎ

おしゃれな猫の爪とぎ|インテリアのテイスト別におすすめのアイテムをご紹介

猫のいたずら対策におすすめのグッズ

ここからは、猫のいたずら対策のためのアイテムを7つご紹介します。

 

※商品の価格は、2023年12月現在のものです。

ケーブル保護のためのモールやチューブ

画像引用:Suke 配線カバー 配線モール

 

コードやケーブルは、子猫がよく噛みがちなもののひとつですよね。

 

あらかじめ配線カバー(配線モール)を取り付けて安全対策をしましょう。

 

壁にはわせられるので、子猫が足を引っかけてしまうこともありません。

 

配線がスッキリするので掃除もしやすく、成猫になって噛まなくなった後でも役に立つ商品です。

 

配線カバー(配線モール)

価格

1,680円(税込)

メーカー

Suke

サイズ

40cm ×1.5cm ×0.9cm(6本パック)

 

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画像引用:ELECOM ゴチャゴチャなケーブルを整理するチューブ

 

こちらはチューブ型の配線カバーです。

 

上記でご紹介したモールでは対応が難しいテレビやパソコン裏のケーブルに最適です。

 

サイズによっては2~3本まとめて巻きつけられます。

 

ケーブルチューブ

価格

757円(税込)

メーカー

ELECOM

サイズ

内径20㎜ ×5.0m

 

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観葉植物の保護にはプランターテーブル

画像引用:Amazon|ハングアウト プランツテーブル チーク材 直径60cm PLT-C60(TE)

 

観葉植物などの植木鉢の土にいたずらをする猫には、プランターテーブルで鉢をカバーするのがおすすめです。

 

本来はサイドテーブルやディスプレイテーブルとしての役割をもった商品ですが、このテーブルを設置することで植木鉢の土の散乱を防げます。

 

いたずら防止だけでなく、インテリアとしてもおしゃれなアイテムです。

 

プランツケーブル

価格

5,176円(税込)

メーカー

ELECOM

サイズ

直径60cm ×厚み2cm

 

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いたずらしにくい蓋つきゴミ箱

画像引用:Amazon|KEYUCA (ケユカ) arrots ダストボックス

 

猫を飼っているご家庭では、蓋つきのゴミ箱は必須アイテムではないでしょうか?

 

特にキッチンに置くゴミ箱は、猫が漁って生ゴミを誤飲してしまわないようにしっかり対策しておきましょう。

 

この商品はペダルで蓋が開閉するタイプなので、猫自身が蓋を開けるのが難しい構造になっています。

 

KEYUCA (ケユカ) ダストボックス

価格

5,280円(税込)

メーカー

KEYUCA (ケユカ)

サイズ

[LLサイズ]:W26.5cm ×D42cm ×H60.7cm

(開口時:W27cm ×D42cm ×H72.7cm)

容量=42L(45Lゴミ袋対応)

 

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いたずら防止スプレー


噛んだり爪をといだりといったいたずらを防ぎたい場所に、スプレーをして予防するものです。

 

猫が苦手とする苦み成分を配合したスプレーで、100%食品添加物の原料でできているため、猫や犬が舐めても安心です。

 

ただし、効き目については個体差があります。

 

ジョイペット ザ・しつけ ビター レモンピール 240ml

価格

1,012円(税込)

メーカー

アース・ペット

成分

レモンピール(レモン果皮)オイル、レモンフレーバー、安息香酸デナトニウム、食品用アルコール、精製水

内容量

240ml

 

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猫の侵入を防ぐ柵


画像引用:ねこ専用脱走防止扉【にゃんがーど】

 

猫にいたずらされたくない部屋には、柵を設けて猫の侵入を防ぎましょう。

 

猫はジャンプで150cmくらいの高さまでならば軽々越えてしまうので、150cm以上の高さの柵が必須です。

 

にゃんがーどは、壁や天井を傷めずに取り付けられるため、賃貸住宅でも安心して設置できます。

 

にゃんがーど

価格

79,800円(税込)

※送料3,000円

メーカー

ねこ工房

サイズ

開口サイズに合わせてオーダーメイド

横幅:300~850mm

柱高さ:500~2,850mm

扉高さ:1,880mm

 

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家具や壁に爪とぎ対策には保護シート

画像引用:Amazon.co.jp: BOOMIE【キャットブリーダー監修】はがせる壁保護シート

 

壁や家具に爪とぎをしていたずらするタイプの猫には、貼ってはがせる保護シートで対策しましょう。

 

はがせる壁保護シート(90cm×2.3m)

価格

3,330円(税込)

メーカー

BOOMIE

サイズ

90cm×230cm

 

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まとめ:猫の気持ちに寄り添いながらいたずら対策をしよう

猫の性格によっては全くいたずらしない子もいますし「かまって欲しいから」という理由でいたずらしているケースも多くあります。

 

筆者宅のメス猫は、大人になってからは全くと言っていいほどいたずらをしたことがありませんが、同い年のオス猫は遊んで欲しかったり撫でて欲しいときに頻繁にいたずら行動をしています。

 

同じ日に生まれた兄妹猫で同じように接していても、性格によって手を焼くポイントがこんなに違うんだなと感じる毎日です。

 

猫のいたずらは年齢や性格、住環境によって取るべき対策が変わってくるため、猫の様子を注意深く観察しながら臨機応変に対応してあげましょう。





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