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犬を芸術作品にしてしまう年収1億8千万円のトリマー


アメリカのサンディエゴを拠点とするブラジル出身のガブリエル・フェイトサさんは、他者が真似できないワザとセンスで年間に1億8千万円以上を稼ぐカリスマトリマーだ。
彼は12歳のときにボランティアとしてドッググルーマーで働いたのをきっかけにトリミングの魅力に取りつかれ、技術とセンスを磨いてアメリカへと渡った。

今や超人気のペットブティックを営むガブリエルさんのトリミングはとてもユニークで、犬をパンダやライオン、チータ、キリンなどの動物やアニメキャラクターに変身させてしまう。ときにはピンクやブルーなどのヘアカラーを使い、びっくりするほど派手な仕上がりにしまうが、すべて飼い主のリクエストに沿ってトリミングをしているそうだ。

小型犬は800ドル、大型犬は1200ドルという決まった額でサービスを提供している。かなり割高だが、愛犬をユニークに変身させたいと願う飼い主が遠方から飛行機を使って来店することも珍しくない。2021年にテレビで取り上げられて以来、さらに来客数が増えて忙しい毎日を送っている。

「できることに限界はない」と自信を持って語るガブリエルさん。日常生活の中でも常にアンテナを立て、ゲームやタトゥー、道路標識からもインスピレーションをもらうと言う。ユニコーンであろうとポケモンであろうと、クライアントからの要望に「無理です」とは言わず、技術とアイデアを尽くして犬のかわいさを最大限に引き出す。才能だけでなく、努力を惜しまないプロだからこそなせるワザだ。

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