英国人ドッグトレーナーのディラン・ショーさんは、イギリスで最も大きいと称される巨漢犬を飼っている。
アブという名前のその犬は、後ろ足で立ったときの体長がなんと2メートル20センチで、体重は113キロ。わずか2歳にしてゾウの赤ちゃんと同じくらいの重さだ。
アブはトルコ原産のターキッシュ・マラキリという犬種で、大型犬として知られているが、それでも100キロを超えるのは珍しい。
写真を見るとわかるが、アブは決して肥満体型ではなく、体の骨格がとにかく大きいのだ。リードを引っ張って散歩するよりも馬のように背中に乗ってしまいたくなる。
アブの毎日のご飯は並大抵の量ではなく、毎日3キロ以上の肉を消費する。生肉と生のドッグフード、そして1日に1羽の丸鶏を平らげてしまう。餌代だけで60万円以上かかるというから、日本人の一人暮らしの平均食費をはるかに上回る。
お肉をもりもり食べて成長中のアブは、3歳頃までもうひと回り大きくなると思われ、飼い主のショーさんもちょっと心配しているようだ。
しかし、見かけによらずとても優しくて穏やかなアブはショーさんの娘さん2人とも仲良しで、ソファで一緒に寄り添って過ごすのが大好き。小学校で行われた「ペットを学校に連れていく日」に学校に連れていくと、学校中の子どもたちがアブのファンになったそうだ。
家族にとっても自慢のアブ。このまま成長を続ければ、ギネス記録登録も夢じゃないかもしれない。