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デンマークの管弦楽団が犬と一緒にモーツァルト「狩」を演奏


クラシック音楽と犬の鳴き声は果たしてマッチするのだろうか?

デンマークのコペンハーゲンで行われたクラシック音楽祭に3匹の犬が参加し、デンマーク室内管弦楽団とともにモーツァルトの「狩りの交響曲」を特別に演奏した。

共演したのはオーディションで選ばれたクッキー、ソーファス、シーカの3匹。モーツァルトの父であるレオポルド・モーツァルトが作曲した「狩りの交響曲」でソリストとして重要な役割を担った。
3匹は3ヶ月間にわたって練習を重ね、合図に合わせて吠え、合図のないときは静かに待つということを教え込まれた。
クラシックの世界では、これまでレコーディングに犬が参加することはあっても、コンサートで共演したことはなく、歴史上初めての試みだった。

観客を前にした本番でも犬たちは曲の最初の楽章を集中して聴き、オーケストラの前で自信を持って自分のパートを演奏していた。
クッキーの飼い主であるヘレ・ラウヴリングさんは、「もし私ひとりでステージに立たなければならなかったら緊張したと思います。でも観客の注目はクッキーに注がれ、私はただおやつを持って彼女の後ろにいるだけでした」と笑顔で振り返る。

伝統を重んじるのが一般的なクラシック音楽界において、新たな挑戦で聴衆を歓喜の渦に巻き込んだデンマーク管弦楽団。来年はどんな演出を観せてくれるか楽しみだ。

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