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ミニチュア・ダックスフンドの室内での飼い方ガイド!ケガを防止する住まいのポイントも紹介

足の短く胴が長い特徴的な見た目で人気のある「ミニチュア・ダックスフンド」。飼い主さんに従順で、明るく活発な性格であることから初心者でも比較的飼育しやすい犬種といえます。

ただし、ミニチュア・ダックスフンドは椎間板ヘルニアになりやすいため、お迎えする前に室内の環境を整えておく必要があります。

そこで今回は、ミニチュア・ダックスフンドを室内で飼うときの住まいのポイントを紹介します。これからミニチュア・ダックスフンドをお迎えする予定の方は、ぜひ参考にしてください。

ミニチュア・ダックスフンドはこんな犬!


まずはミニチュア・ダックスフンドの特徴を紹介します。
  • 見た目・大きさ
  • 性格
  • 毛色・被毛
  • 気をつけるべき病気・ケガ
ミニチュア・ダックスフンドは、アニコム損保株式会社が公表した「人気犬種ランキング2024」で第5位に入るほど人気の犬種です。
ミニチュア・ダックスフンドの魅力を詳しくみていきましょう。
(参考:アニコム損保株式会社「人気犬種ランキング2024」)

見た目・大きさ

ミニチュア・ダックスフンドといえば、短い足に長い胴が特徴的です。マズル(鼻先)が長く垂れた耳をしており、愛らしい見た目で人気の高い犬種です。

ミニチュア・ダックスフンドの体高(地面から肩までの高さ)は30~37cm程度。体重は約3.5~4.8kgで小型犬に分類されます。

ダックスフンドは体の大きさ別に3種類に分類され、一番大きなダックスフンドは「スタンダード」、一番体が小さなダックスフンドは「カニーヘン」と呼ばれます。

性格

ミニチュア・ダックスフンドは人懐っこく甘えん坊の性格をしています。飼い主さんには忠実で順応性が高いところも人気の理由の1つでしょう。

ただし、ミニチュア・ダックスフンドには、警戒心が強い一面もあります。もともと猟犬として活躍していたので吠え声が小型犬にしては大きいため、警戒吠えには適切なしつけが必要です。

室内で飼育する際には無駄吠え対策をしっかり行いましょう。

毛色・被毛

ミニチュア・ダックスフンドには、さまざまな毛色の種類があります。毛色の種類の一例は、下記のとおりです。
  • ブラックタン
  • チョコ
  • クリーム
  • ブリンドル
  • ダップル
また、ミニチュア・ダックスフンドには、被毛にも違いがあります。
  • 被毛が短い「スムースヘアード」
  • 被毛が長い「ロングヘアード」
  • 固くカールした被毛を持つ「ワイヤーヘアード」
スムースヘアードは、被毛が短いため日々の手入れが簡単です。一方、ロングヘアードやワイヤーヘアードは被毛が伸び続けるため、定期的にカットが必要になるでしょう。

気をつけるべき病気・ケガ

ミニチュア・ダックスフンドがなりやすい病気やケガは、下記のとおりです。
  • 椎間板ヘルニア
  • 眼疾患
  • 心臓疾患
  • 腫瘍
とくにミニチュア・ダックスフンドに多いのは、椎間板ヘルニアです。ミニチュア・ダックスフンドは足が短く胴が長い体型のため、腰や関節に負担がかかりやすいとされています。

椎間板ヘルニアは、発症すると歩行が不自由になり、重度になると寝たきりになる可能性があります。椎間板ヘルニアを予防するためにも、室内の環境を整えることが大切です。

ミニチュア・ダックスフンドを室内で飼うために揃えるべきアイテム


ミニチュア・ダックスフンドを迎え入れる前に、下記のような飼育用品を揃えておきましょう。
  • ケージまたはクレート
  • ベッド
  • トイレ用品(ペットシーツ・トイレトレーなど)
  • 散歩用品(首輪・リード)
  • お手入れ用品(ブラシ・爪切りなど)
  • 食器
  • ドッグフード
  • おやつ
ミニチュア・ダックスフンドは足が短いため、ケージとトイレトレーは、段差がないフラットなタイプを選びましょう。

また、食器を地面に置いてご飯を食べさせると、下を向いた状態で食事をすることになり、首や背中に負担をかけます。愛犬の体の大きさに合わせた食器台を用意すると、食事のときの姿勢がよくなり、ヘルニアや関節炎の予防効果が期待できるでしょう。

ミニチュア・ダックスフンドを安全に飼育するための住まいのポイント


ここからは、ミニチュア・ダックスフンドを室内飼育するのに適した環境について解説します。
  • 段差や高低差をなくす
  • 滑り止め対策をする
  • 階段に柵を設置する
  • 防音対策をする
  • 室温を管理する
  • ケージまたはクレートを用意する
  • 落ち着いて排泄できる場所にトイレを設置する
おすすめ商品も紹介するので、ミニチュア・ダックスフンドを迎える予定の方は、ぜひ参考にしてください。

段差や高低差をなくす


ミニチュア・ダックスフンドは椎間板ヘルニアになりやすい犬種です。室内で飼育する際には、足腰の負担を減らすために段差や高低差をできる限りなくす必要があります。

たとえば、段差がある場所にスロープを設置することで、足腰への負担を軽減できます。また、高低差のあるソファやベッドなどの家具は、愛犬が登れないように工夫するまたは愛犬の飼育スペースに設置しないのが望ましいでしょう。

愛犬と一緒にソファでリラックスしたい飼い主さんには、フラッフィルがおすすめです。

関家具 FLUFFIRU(フラッフィル)
ペットスロープとコーヒーテーブルが付いたソファです。座面と背面に組み換えができるため使い勝手がよいのが魅力。生地は汚れが浸透しにくいペットフレンドリーファブリックを採用しており、お手入れが簡単です。

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滑り止め対策をする

飼育スペースが滑りやすい床材の場合、滑り止め対策が不可欠です。愛犬が室内で走り回っているとき、滑りやすい床だとブレーキが効かず、足や腰に負担がかかる可能性があります。

ケガを防止するためにも、フローリングや畳などの滑りやすい床には滑り止め対策を行いましょう。
主な滑り止め対策は下記のとおりです。
  • 敷物を敷く
  • フロアコーティングを活用する
  • ペット用のフローリングに張り替える
それぞれの滑り止め対策におすすめの商品を紹介します。

【敷物】
光洋産業 ReFace Tile/リフェイスタイル
接着剤不要で貼れるシートタイプの床材です。クッション性があり、転倒時の衝撃を吸収。人間の素足でも滑りにくいのが魅力です。水拭きもでき、お手入れしやすい床材といえます。

【フロアコーティング】
COLOR ワンラブコート
高い耐水性があり、メンテナンスが簡単なフロアコーティング材です。そのままの床材で適度なグリップが効く滑りにくい床材に変えられるのがポイント。愛犬の粗相も床に染みこみにくく、毎日のお掃除が簡単です。

【ペット用フローリング】
パナソニック ハウジングソリューションズ ベリティスフロアーわんにゃんSmile
防滑仕上げのペット用の床材です。SIAAの安全性基準に適合する抗菌・抗ウイルス加工を施してあるのが魅力。いつでも清潔に保てます。汚れに強く、メンテナンスのしやすい床材です。

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階段に柵を設置する

ミニチュア・ダックスフンドは、階段から下りるときに足や腰に負担がかかる可能性があります。愛犬の飼育スペースに階段がある場合は、階段下に柵を設置して自由に上り降りできないようにしておきましょう。

階段に柵を設置すると、足腰の負担が軽減できるだけでなく、階段からの落下事故も防げます

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防音対策をする

ミニチュア・ダックスフンドは、狩猟犬として活躍してきた歴史があり吠えやすい犬種です。活発な性格で家の中で走り回ることも予想できます。そのため、ミニチュア・ダックスフンドを室内で飼育する際には、床や壁に防音対策をしておきましょう。

壁は、防音効果を期待できる塗料を塗ったり、防音壁を設置したりなどの対策をします。床には防音材や防音効果のある敷物の活用が効果的です。

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室温を管理する

ミニチュア・ダックスフンドの適温は20℃前後とされています。ただし、被毛の種類によってやや適温に違いがあります。

スムースヘアードの場合、被毛が短いため寒さに弱い傾向です。一方、ロングヘアードやワイヤーヘアードは、被毛が長く暑がりな犬が多いようです。

愛犬の様子を確認しながら、エアコンをうまく活用して室温を管理しましょう。

ケージまたはクレートを用意する

ミニチュア・ダックスフンドを室内で飼育する際には、ケージまたはクレートを用意しましょう。

犬は狭い場所を寝床にする習性があります。そのため、ケージまたはクレートを寝床として用意すると、愛犬が安心して休める場所となります。愛犬が精神的にも安定し、警戒吠えの予防にも効果的です。

また普段からケージまたはクレートに入ることに慣れていると、災害時にも役立ちます。災害時に避難所に行く場合、原則、犬はケージまたはクレートで生活することになります。ケージやクレートで休むことに慣れていると、避難所に行っても比較的ストレスなく過ごせるでしょう。

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落ち着いて排泄できる場所にトイレを設置する

ミニチュア・ダックスフンドを室内で飼育する場合、室内にトイレを設置する必要があります。

犬は寝床から離れた場所で排泄をするため、トイレと寝床は離して設置します。また、人がよく通る場所や騒がしい場所では、落ち着いて排泄ができない可能性があります。あまり人目につかない静かで落ち着いた場所を選ぶとよいでしょう。

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ミニチュア・ダックスフンドを室内で飼うときの注意点


最後に、ミニチュア・ダックスフンドを室内で飼うときの注意点を3つ紹介します。
  • 吠えにくい環境を作る
  • 定期的に被毛のお手入れをする
  • 肥満にならないようにする
それぞれの注意点について詳しくみていきましょう。
 

吠えにくい環境を作る

ミニチュア・ダックスフンドは警戒心が強く吠えやすいのが特徴。小型犬のなかでは比較的声も大きいため、吠えにくい環境を作ることが大切です。

たとえば、警戒や不安から吠える愛犬の場合、ハウストレーニングができていると吠えが軽減する可能性があります。また、散歩の前に要求吠えをする場合は、散歩の時間を毎日バラバラにすると、愛犬が散歩の時間がわからなくなり吠えが軽減するでしょう。

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定期的に被毛のお手入れをする

ミニチュア・ダックスフンドは皮膚病になりやすいとされています。家の中にいても皮脂や汚れが付着するため、定期的に被毛のお手入れが必要です。

ブラッシングは、被毛の種類に関係なく1日1回行うのが理想です。ブラッシングは皮膚を刺激し、皮膚病予防にも効果が期待できます。

また、シャンプーは月に1回を目安に行いましょう。ミニチュア・ダックスフンドは自宅でもシャンプーが可能です。しかし、足先や顔周りの毛が伸びていてカットが必要な場合は、サロンや病院などのプロに依頼することをおすすめします。

肥満にならないようにする

ミニチュア・ダックスフンドは、食欲旺盛で肥満になりやすいといわれています。

肥満になると腰や関節に負担がかかり、椎間板ヘルニアや関節炎を発症する原因となります。また、肥満になることで動くことが億劫になり、さらに体重が増えるという悪循環に陥る可能性が高いでしょう。

日々の食事管理や適切な運動を行い、体重管理を管理しましょう。

室内の環境を整えてミニチュア・ダックスフンドとの暮らしを始めましょう!


ミニチュア・ダックスフンドは、明るく活発な性格で人気の高い犬種です。初心者でも飼育しやすい犬種ですが、椎間板ヘルニアになりやすいため、室内環境には注意が必要です

ミニチュア・ダックスフンドを室内で飼育するには、段差をなくしたり滑り止め対策したりなど、安全に過ごせるような室内の環境を作りましょう。また、トイレやケージを設置して、愛犬が落ち着いて過ごせる飼育スペースを用意することも大切です。

この記事を参考に、ミニチュア・ダックスフンドが過ごしやすい飼育環境を用意してみてください。

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