
イギリスのメディア「ローカル・デモクラシー・レポート・サービス」によると、30以上の反対意見があるにもかかわらず、サウス・デヴォンに新しいペット火葬場がオープンすることになった。
ペット火葬場の建設を進める企業「Goodmans Pet Cremations」の代表であるフェイ・グッドマン氏は、評議会の計画委員会に対し、火葬場は安全で無臭であると保証した。
そして同氏は、人々が死んだ動物を黒いゴミ袋に入れたり、野生の場所に捨てたりする傾向があり、その方がより懸念に値する問題だと指摘した。「これは愛するペットの思い出を軽んじるだけでなく、環境問題にもつながります。だからこそ火葬して弔うのは尊敬に値し、尊厳のある選択肢です」。
この施設はアーミントン・ワークショップの工業用地の一部となり、1日7件までのペット火葬が可能となる。計画委員会は、煙突から出るのは蒸気だけで、悪臭の問題はないと説明を受けている。
ある反対者は、場所が間違っており、地元の水路が汚染される可能性があると抗議。ロバート・オーエンズ氏は、石油焚き焼却炉を持つことは、カウンシルの脱炭素政策に反すると述べた。また、焼却炉の臭気についても懸念を示し、「臭いを取り除くのは非常に難しい」と述べた。
ほかにも煙突の高さ、駐車場の適切さ、公害の危険性についても懸念意見が出たものの、建設申請を却下するのに十分な根拠はないという判断で計画は進んでいく模様だ。
そもそも欧米などのキリスト教が中心の国では、人も動物も火葬ではなく土葬が一般的である。死後復活したキリストのように、死んだ者は復活するという信念が根底にあるため、火葬そのものを心理的に受け入れられない人も多い。
ペットの土葬に関して、アメリカでは各州でどれくらいの深さまで土を掘るべきかといったルールが定められている。しかし、住環境の変化にともない、自分で土葬することが難しくなっている近年、ペットの火葬のニーズは高まりつつある。
近隣住民の反対意見とどう折り合いをつけていくかが、大きな課題となりそうだ。