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インドの高所得者たちの間で高まるペットブーム


インド人女性実業家であるニーハ・バプナさんにとって、愛犬マフィンほど大切なものはない。
彼女がインドを旅する列車に乗るときはいつも、ファーストクラスで4歳のシーズーがそばにいる。マフィンは普通のドッグフードやおやつの2倍の価格の低アレルギーフードだけを食べている。
「どんなフードがこの子に合うのか、眠れない夜を過ごしたわ。彼は私の子供です、私は彼にどんな苦労もさせたくありません」と彼女は愛犬を頬にすり寄せる。

インドにおいて、ペットを甘やかすのは、かつては超富裕層だけのぜいたくだった。しかし近年は、バプナさんのような都市部の富裕層や中流階級のインド人が犬や猫により多くのお金をかけるようになり、インドのペットケア産業のブームに拍車をかけている。

ペット人気が高まってるきっかけとなったのはやはりコロナパンデミックで、若い母親や初めて仕事に就いた人、子供を産まないと決めた人らがペットを飼い始めた。
コンサルティング会社Redseerのレポートによると、インドの家庭におけるペットの数は、2019年の2600万匹から2024年には3200万匹へと急増している。
晩婚化、家族の人数の減少、社会規範の進化により、インドの都市部では家族構成が再構築され、ペットは通常子供にしか与えられない世話や配慮やケアを受けるようになってきている。

Redseerの報告書によると、2024年にインド人はペットのための製品やサービスに36億ドルを費やし、2019年の16億ドルから大幅に増加した。
この急成長は、ペット預かり、保険、専門的な獣医療といった新たなトレンドが後押ししている。
「20年前のペットケアは、ワクチン接種や獣医による治療といった基本的なサービスに限られていましたが、今、人々はペットにとって最高のものを求めています。洋服であれ、アクセサリー、あるいは専門的なサービスであれ、値段よりも質を重視する。会員限定パーティーに連れて行ったり、定期的な健康診断を受けたりするために、収入の10%もの金額をペットに費やす親も見てきました」と言うのは、ペットケア会社Ziglyの最高経営責任者であるパンカジ・ポッダール氏。

しかし、まだインドではペットのためのインフラが整っておらず、ほとんどの都市において、ペットに優しい公共スペース、ホテル、交通機関が十分になく、ペットを飼っている親にとっては不便が多い。
ここ2、3年でペットOKのカフェが増えている動きはあるので、これからブームの波に乗るようにインフラ整備も加速していくと思われる。
ペットと一緒にインド旅行を楽しめる日も遠くないかもしれない。

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