
見た目の可愛さや従順な性格に惹かれ、「犬を飼いたい」と思う人も多いことでしょう。
しかし、実際に犬を飼ってみたら、「こんなはずじゃなかった」と後悔するケースはゼロではありません。
現実とのギャップに戸惑わないよう、犬を飼って後悔するかもしれないことを知っておくことが大切です。
この記事では、犬を飼って後悔しないための心構えや知っておきたいポイントをご紹介します。
これから犬を迎えようと思っている方は、ぜひ最後までお読みください。
6人に1人は犬を飼って後悔したことがある?

コロナ禍の影響で在宅勤務が増え、犬を迎える人も多くなっています。
しかし一方で、犬の飼い主さんの中には、飼ったことを後悔する人もいます。
犬を飼うとなるとその責任は大きく、6人に1人は犬を飼って後悔したという調査結果もあります。
飼育にかかる時間や労力、費用をあまり考えずに可愛さを理由に飼ってしまった結果、現実とのギャップに戸惑う人が多いようです。
犬との暮らしでは、毎日の散歩や運動が必要で、その分の時間やエネルギーを割かねばなりません。
また、生活環境を整えたり、病気やケガの際のケアも必要です。
しかし、こうした点が後悔の要因となってしまうことがあります。
参考:知識不足だと感じた56%!?コロナ禍で飼育法を調べない飼い主たち | 株式会社Wizleapのプレスリリース
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犬を飼うと後悔するかもしれないこと

犬を飼うことは楽しい生活を想像させますが、実際にはさまざまな困難や心配事が伴うこともあります。
ここでは、犬を飼った後に感じるかもしれない後悔について、一つずつ解説していきます。
お金がかかる
犬を飼うためには、多くの費用がかかります。例えば、ドッグフードや日用品などの日々の支出に加え、予防注射や年に一度の狂犬病ワクチンなどの医療費が必要です。
ペットフード協会の調査によると、犬の平均寿命は約14.62歳であり、その生涯にわたって必要な費用は約250万円と言われています。
このため、経済的に余裕がない場合や自分のためにお金を使いたい人には、犬を飼うことが大変な負担となるでしょう。
長期的な視点で経済面の準備をすることが大切です。
参考:犬 飼育・給餌実態と支出|ペットフード協会
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しつけが大変
愛犬とともに過ごすためには、「しつけ」は避けて通れない課題です。しつけを怠ると、トイレの場所を覚えられず、無駄吠えが続くなど、さまざまなトラブルが発生する可能性があります。
特に犬の場合、猫と違ってトイレトレーニングが必要不可欠です。
どんなに賢い犬でも一度で完璧に覚えることはありませんので、粘り強く何度も繰り返し教える必要があります。
しつけには時間と忍耐が求められますが、成功すれば愛犬との絆が深まり、より安全で快適な生活が送れるようになります。
自分一人で不安がある場合は、ドッグトレーナーに相談するのも一つの手です。
家の中が散らかる
愛犬がゴミ箱をひっくり返したり、家具を噛んでボロボロにしてしまったりすることもあります。抜け毛や泥などの汚れが気になる方も多いでしょう。
特に子犬のころは、噛むことで物を散らかしたり壊したりすることが多いです。
これらの行為は犬がストレスを感じているサインでもあるため、しつけと同時に、愛犬が退屈しないような工夫も必要となります。
おもちゃやアクセサリーが散らかることもあるので、部屋のレイアウトや収納方法を工夫し、愛犬と快適に過ごすための環境を整えることが大切です。
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毎日散歩に行かなければならない
愛犬が健康でストレスのない生活を送るためには、毎日の散歩が欠かせません。散歩は適度な運動だけでなく、ストレス解消や気分転換にも役立ちます。
また、社会性を育むためにも重要で、散歩を怠ると警戒心が強まり、見知らぬ人に吠えることが多くなることも。
犬種や個体にもよりますが、毎日1~2回、30分から1時間程度の散歩が必要です。
飼い主さんにとって大変な手間かもしれませんが、その時間を大切にすることで、愛犬との絆が深まり、より充実した毎日を送ることができるでしょう。
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長い時間留守にできない
犬を飼うと、長時間家を空けることが難しくなります。犬は猫ほど留守番が得意ではなく、長時間一人にされるとストレスを感じやすいです。
そのため、旅行や外出の際には、ペットホテルを利用したり、友人や家族に預かってもらったりする必要があります。
愛犬と一緒に泊まれる宿を探すことも選択肢ですが、愛犬が新しい場所でストレスを感じることもあります。
事前にペットホテルの状況や料金を確認し、愛犬が快適に過ごせる環境を整えることが重要です。
こうした準備や配慮が必要ですが、愛犬との生活はその分、充実感と喜びをもたらしてくれるでしょう。
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犬を飼うのに向かない人の特徴

犬を飼うことには多くの喜びがありますが、それ以上に責任と覚悟が求められます。
以下では、犬を飼うのが難しいと感じるかもしれない人の特徴について詳しく説明していきます。
お部屋が汚れることに耐えられない
犬と一緒に暮らすと、部屋が汚れることが避けられません。愛犬の抜け毛や食べ汚し、噛んだり引っ掻いたりしてできる傷など、さまざまな要因で部屋の清潔が保ちにくくなります。
犬種にもよりますが、特に換毛期には普段よりも抜け毛が増え、部屋中に毛が散らばることもあります。
ブラッシングである程度対策できますが、それでも完全に防ぐことは難しいでしょう。
また、トイレトレーニングが完璧でも、床やソファが排泄物で汚れることがあります。
こうした汚れや臭いが気になる方には、犬を飼うことはストレスになるかもしれません。
愛犬と暮らすためには、部屋が多少汚れることを受け入れる覚悟が必要です。
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自分や家族が家にいる時間が少ない
犬は人間と過ごす時間を大切にする動物です。そのため、飼い主さんや家族が家にいる時間が少ない場合、犬は寂しさやストレスを感じることが多くなります。
毎日の散歩やお手入れ、しつけトレーニング、病院やトリミングへの通院が必要ですが、忙しさを理由にこれらを怠ると、犬の健康や行動に悪影響が出ることも。
特に仕事や外出が多くて長時間留守にする場合、犬がストレスを抱えてしまう可能性が高いです。
このような生活スタイルの方は、犬を飼う前に十分な検討が必要です。
犬と過ごす時間を確保できるか、確認しておきましょう。
すぐ感情的になってしまう
犬は人間の感情を敏感に感じ取ります。飼い主さんの表情や動きから感情の変化を察知するため、ポジティブな感情もネガティブな感情もダイレクトに伝わってしまうのです。
そのため、感情の起伏が激しい人とともに暮らすと、不安や恐怖を感じさせることが多くなります。
いつもイライラしていたり、すぐにカッとなって怒ってしまうような人の側にいると、常に飼い主さんの顔色を伺って行動するようになり、安心して過ごすことができません。
こうした理由から、すぐに感情的になる方は、犬を飼うのに向いていないと言えるでしょう。
愛犬と過ごすためには、穏やかな気持ちで接することが大切です。
性格が飽きっぽい
愛犬のお世話やしつけは、継続的に行わなければなりません。「今日は面倒だからお休みしよう」と考えるのは避けなければなりませんし、不機嫌な気持ちで接しても犬にその気持ちが伝わってしまいます。
犬を飼うことは基本的に手間と面倒が続くものです。
食事やトイレ、お散歩、ブラッシングなど、毎日のケアが欠かせません。
そのため、飽き性な方や継続することが苦手な方には、犬を飼うことは難しいでしょう。
犬を飼うためには、「根気」が必要です。
経済的に余裕がない
犬を飼うためには愛情だけでなく、毎日のご飯やおやつ、定期的な医療ケアが欠かせません。年に一度の狂犬病予防や混合ワクチンの接種、フィラリア予防、健康診断、トリミングなど、多くの費用がかかります。
また、健康維持のために高品質なドッグフードやサプリメントも必要となることもあります。
病気やケガをした際には、その治療費も必要です。
金銭的な余裕がない場合、愛犬への適切なケアが難しくなり、飼い主さん自身も後悔することになるかもしれません。
経済的な面も考慮し、犬を飼う前にしっかりと準備をすることが大切です。
犬を飼って後悔しないための心構え

犬を迎える前には、愛犬が快適に過ごせるように準備を整えることが大切です。
以下では、犬を飼ってから後悔することがないよう、事前の心構えについて解説します。
犬が快適に過ごせる住環境を整える
犬は好奇心旺盛で、さまざまなものに興味を示します。そのため、イタズラしそうなものや壊されると困るものは片付け、手の届かない場所に移動させましょう。
小さいものや人用のお菓子は誤飲・誤食の原因となるので、目につかない場所に隠しておきます。
また、ゴミ箱はフタ付きのものに変えると安心です。
さらに、クレートやサークルなどの居住スペースも必要で、外の音や気配を受けにくい場所に設置することが望ましいです。
キッチンや階段などの危険な場所には柵をつけて、愛犬が安全に過ごせる環境を整えましょう。
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犬を飼うと必要になる費用について知っておく
犬を飼うためには、経済的な準備も必要です。毎月の食事代やトイレ用品だけでなく、ケガや病気による臨時の支出も考慮しなければなりません。
あくまで目安の金額ですが、犬の生涯にわたる費用は200〜300万円ほどかかると言われています。
犬種や生活環境、健康状態によって金額に差がありますが、「200万円以上はかかる」と想定しておくと急な支出にも対応しやすいでしょう。
愛犬が病気になったときには、高額な治療費がかかることもあるため、経済的な余裕を持っておくことが必要です。
しつけのしかたを学んでおく
犬を迎える前に、しつけの方法を学んでおきましょう。犬を迎えてからではなく、その前にしつけの基本を理解しておくことで、愛犬との生活がスムーズに始められます。
しつけをしないと、犬が迷惑行為をすることになり、自分だけでなく周りの人にも迷惑をかけてしまうことがあります。
しつけの方法は、本やインターネットで学ぶことができますが、しつけ教室に参加して直接学ぶのも良い方法です。
一度しつけに成功したと思っても、その後再びトラブルが発生することもあるため、継続的に学ぶ姿勢が大切です。
愛犬との良好な関係を築くために、しっかりと準備をしておきましょう。
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命に責任を持つ
犬を飼うことは、その命を預かることを意味します。犬の平均寿命は約15年。その長い期間を共に過ごす覚悟が必要です。
愛犬が病気やケガをした時、介護が必要になった時、最期の瞬間まで愛情を持って面倒を見る覚悟はあるでしょうか。
犬も人と同じ「命」です。途中で飼育を放棄しない責任を持つことが大切です。
ペットを手放すことは簡単かもしれませんが、その背後には多くの苦しみが伴います。
愛犬との一生を共に過ごす覚悟を持ち、その命に対する責任を深く考えた上で、犬を迎え入れる決断をしてください。
責任と覚悟を持って犬を迎えよう
犬を飼うことには、多くの喜びとともに責任と覚悟が求められます。日々のケアやしつけ、経済的な負担など、多くの手間や負担がかかることもありますが、その全てが愛情とともに返ってきます。
愛犬の命を預かることの重さをしっかりと受け止め、健康な生活環境を整えること、そして必要な費用を用意し、正しいしつけを学ぶことが大切です。
愛犬との生活は喜びと挑戦の連続かもしれませんが、そのすべてが飼い主さんと愛犬の絆を深めてくれます。
責任を持ち、愛情を持って愛犬を迎え入れることで、かけがえのない家族となることでしょう。