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ビション・フリーゼの性格とは?オスメスの違いから飼育のポイントまで解説

ふわふわの白い毛並みと愛らしい表情が魅力の「ビション・フリーゼ」。

明るくフレンドリーな性格で人気の高い犬種ですが、実は「わがまま」「吠えやすい」といった一面もあります。

この記事では、ビション・フリーゼの基本的な性格やオス・メスの違い、しつけのコツまで詳しく解説します。

これからビション・フリーゼを家族に迎えたい方、すでに一緒に暮らしている方も、愛犬との絆をより深めるためにぜひ参考にしてください。

ビション・フリーゼの基本情報

ビション・フリーゼの基本情報
ビション・フリーゼの性格について解説する前に、まずは基本情報から見ていきましょう。

ビション・フリーゼの体の大きさ

ビション・フリーゼは、体高(地面から背中までの高さ)約25~30cm、体重約3~6kgの小型犬です。

小さい体ながら、筋肉質でしっかりした骨格をしています。

やや胴が長く足が短い見た目が特徴的です。

ビション・フリーゼの被毛の特徴

ビション・フリーゼは、アンダーコートとオーバーコートの2層で構成されたダブルコートの被毛です。

ビション・フリーゼは、ダブルコートの犬種の中で比較的抜け毛が少ないとされており、カールしてふわふわの手触りが大きな特徴です。

毛色は純白のみとされていますが、子犬の頃はやや黄色がかった色味をしている場合もあります。

ビション・フリーゼの気をつけたい病気・ケガ

ビション・フリーゼがよくある病気やケガは、以下のとおりです。
  • 白内障
  • 外耳炎
  • 膝蓋骨脱臼(パテラ)
  • 尿路結石
これらの病気やケガは早期発見・早期治療の大切ですが、飼育環境を整えることで予防することもできます。

たとえば膝蓋骨脱臼は、室内の滑り止め対策をすることで膝に負担がかかりにくくなり、発症のリスクを軽減します。

ビション・フリーゼの滑り止め対策におすすめの建材を紹介します。

ReFace Tile(リフェイスタイル)」(光洋産業)
軽量で耐久性に優れた床材で、表面に滑り止めが施されているのがポイント。

クッション性もあり、愛犬が転んでも衝撃を吸収し、ケガをしにくい仕様です。

毛が絡まりにくく、お手入れがしやすいのも魅力です。

ビション・フリーゼの歴史

ビション・フリーゼは、スペインのカナリア諸島にあるテネリフェ島にいた犬が起源とされています。

14世紀頃にイタリア人によって発見され、ヨーロッパの貴族社会で人気になりました。

1950年頃にアメリカに渡ったあと、ビション・フリーゼ独特のカットスタイル「パウダーパフ」が考案され、世界中で爆発的な人気となりました。

ビション・フリーゼの社交的で愛想のよい性格は、コンパニオンドッグとして長年愛されてきた歴史が関係していると考えられています。

ビション・フリーゼとトイ・プードルの違い

ビション・フリーゼとトイ・プードルは、特徴的な巻き毛や体の大きさなどが似ています。

しかし、2種類の犬種には、以下のような明確な違いがあります。
ビション・フリーゼ トイ・プードル
体格 足が短く、筋肉質でがっしりとしている 足が長くビション・フリーゼより一回り小柄
被毛の構造 オーバーコートとアンダーコートのダブルコート オーバーコートのみのシングルコート
毛色 純白のみ 白や茶、黒など毛色の種類が豊富
性格 人や犬に対して友好的 警戒心が強い一面もある

一番わかりやすい違いは体格です。

足が短くがっしりしているのがビション・フリーゼ、足が長く一回り小型なのがトイ・プードルと認識しておきましょう。

ビション・フリーゼの基本的な性格

ビション・フリーゼの基本的な性格
ここからは、ビション・フリーゼの性格を詳しく解説します。

明るくフレンドリーな性格

ビション・フリーゼは、非常に明るくフレンドリーな性格です。

家族以外の人や犬にも親しく接することができ、小さな子どもがいる家庭でもよい遊び相手になってくれるでしょう。

甘えん坊で寂しがりな一面も

飼い主さんのそばにいるのが大好きな、甘えん坊な犬種です。  

そのため、一人で留守番する時間が長くなると、不安やストレスを感じやすい傾向があります。

この寂しがりな性格が、後述する「分離不安」や「要求吠え」につながることもあります。

賢く覚えが早いが気分屋

ビション・フリーゼは、飼い主さんが教えたことをすぐに覚えられるほど頭がよいといわれています。

そのため、しつけがしやすく、犬の飼育初心者でも飼育しやすい犬種です。

しかし、飼い主さんの指示よりも自分のしたいことを優先するような気分屋なところもあるため、根気強くしつけを行う必要があります。

ビション・フリーゼの性格の注意点としつけのコツ

ビション・フリーゼの性格の注意点としつけのコツ
ビション・フリーゼは、頭がよくフレンドリーな性格をしているため、初心者でも飼育しやすい犬種です。

しかし、誤ったしつけをするとわがままになったり、吠えやすくなったりする可能性があります。

ここからは、ビション・フリーゼの性格の注意点としつけのコツを解説します。

「わがまま」は本当?性格の短所と対処法

ビション・フリーゼは、賢く飼い主さんに従順です。

しかし、しつけ方法を間違えるとわがままになることがあります。

たとえば、「おやつがほしい」「構って」など自分の要求を伝えるときに、飼い主さんに向かって吠えたり、甘噛みをしたりする犬もいます。

愛犬が吠えたり噛んだりしたときに要求を叶えてしまうと、その行動が正しかったと学習し、わがままになる可能性が高いでしょう。

わがままにしないためには、愛犬からの要求にすべて応えないことが大切です。

愛犬が吠えるのをやめる、またはお座りをするなどよい行動をしたときに要求に応えると、問題行動は軽減していきます。

「喧嘩っ早い」「吠えやすい」と言われる理由と対策

ビション・フリーゼは、基本的に穏やかですが、去勢していないオスは縄張り意識から他の犬に吠えることがあります。

また、運動不足やコミュニケーション不足によるストレスが、攻撃的な行動や吠えにつながるケースも少なくありません。 

他の犬への攻撃性が見られる場合は去勢手術を検討するほか、毎日の散歩や遊びの時間をしっかり確保し、ストレスを発散させてあげましょう。

分離不安を防ぐ!留守番に慣れさせる工夫

ビション・フリーゼは、甘えん坊の性格をしているため、分離不安になりやすいとされています。

分離不安とは、飼い主さんがいないことに強い不安感やストレスを感じ、嘔吐や下痢、食欲不振などの体調不良があらわれる病気です。

愛犬が分離不安にならないようにするには、留守番に慣れさせることが重要です。

まずは、約1分の短い留守番から始めて、徐々に時間を伸ばしていきます。

留守番のときは、長く遊べるおもちゃを置いたり、寝心地のよいベッドを準備したりと、愛犬が快適に過ごせる環境を用意しましょう。

また、留守番前には散歩や遊びなどで疲れさせておくこともおすすめです。

FuzzYard プレミアム コットン ベッド フレンチブルー」(ホッタハブ)
100%コットン素材のカバーを使用したベッドです。

コットン素材でできているため、肌触りがよいのが魅力。

カバーは簡単に取り外して洗濯できるため、清潔に保つことができます。
 

ビション・フリーゼの性格はオスとメスで違う?

ビション・フリーゼの性格はオスとメスで違う?
ビション・フリーゼは、オスとメスで性格にやや違いがあります。

ここからは、それぞれの性別の違いを確認し、ライフスタイルに合った性別を選びましょう。

オスに多い性格

ビション・フリーゼのオスは、甘えん坊で家族思いが多いとされています。

1人より家族と過ごす時間を大切にしており、遊んだり撫でてもらったりすることが大好きです。

ただし、メスよりも警戒心が強い一面が見られることもあります。

メスに多い性格

メスはオスのように家族を大切にしますが、独立心が強い傾向にあります。

飼い主さんにべったり甘えるよりも、気分次第で甘えるときと甘えないときがあるでしょう。

オスよりも穏やかな性格で周りの空気を読むことが得意です。

性格で選ぶなら?飼いやすさを比較

ビション・フリーゼを性格で選ぶ場合は、ライフスタイルに合わせて比較するとよいでしょう。

オスは飼い主さんと常に一緒に過ごすことを好みます。

そのため、愛犬に構う時間を確保できない家庭では、ストレスがたまり問題行動に発展する可能性があります。

愛犬としっかりコミュニケーションをとりたい人には、オスがおすすめです。

一方メスは、マイペースでその場の空気をよく読めるとされています。

飼い主さんの指示にも素直に従う犬が多く、飼育初心者や、愛犬と穏やかに過ごしたいという人にはメスがぴったりです。

ビション・フリーゼの性格に合わせた飼育のポイント

ビション・フリーゼの性格に合わせた飼育のポイント
ビション・フリーゼと暮らす際には、性格に合わせた環境を整えることが大切です。

わがままで吠えやすい一面を知ったうえで、正しくしつけを行うと愛犬とよりよい関係が築けるでしょう。

ここからは、ビション・フリーゼの性格に合わせた飼育のポイントを4つ紹介します。

「ほめて伸ばす」しつけを意識する

ビション・フリーゼは、穏やかで甘えん坊な性格が多いため、ると委縮する可能性があります。

そのため、しつけは叱るよりもほめる回数を増やすことを意識しましょう。

たとえば、おやつが欲しいと吠えているときに「ダメ」と叱るのではなく、吠えるのをやめたときにほめることを繰り返します。

そうすると「吠えないほうがほめてもらえる」と学習し、要求で吠える回数が減ります。

叱るのではなく、できたことをほめるしつけで、愛犬との信頼関係を築いていきましょう。

毎日しっかり運動させる

ビション・フリーゼは、小型犬の中では運動が好きな犬種です。

運動量を確保するために散歩は1日2回、1回30分を目安に行いましょう。

また、ビション・フリーゼは飼い主さんと遊ぶことも好きな傾向にあります。

ボール遊びや引っ張りっこなど、愛犬とコミュニケーションをとる時間を確保すると、ストレス軽減にもつながります。

被毛はこまめに手入れする

ビション・フリーゼはダブルコートの被毛をもち、春や秋に換毛期によって抜け毛が多くなります。

特徴的なカールした被毛は絡みやすいこともあり、毎日のブラッシングが欠かせません。

また、純白な被毛は汚れが目立ちやすく、散歩や遊びの後は、部分洗いをするときれいな被毛を保つことが可能です。

ただし全身のシャンプーは、やりすぎると皮膚トラブルの原因となるため、月に1~2回を目安に行いましょう。

ビション・フリーゼの毛は、カットしなければ伸び続けます。

そのため、美しい被毛を保つには、月に1回程度トリミングサロンでカットが必要です。

ビション・フリーゼの部分洗いにぴったりな建材を紹介します。

イタリアンスロップシンク メグ(MEG)」(アドヴァングループ)
底が深くさまざまなものを洗いやすいシンクです。

底が深いため、愛犬の足やお尻などの部分洗いをしても水が飛び散りにくいのが魅力。

洗濯機では洗えない愛犬の用品を洗濯する際にも活躍します。

暑さ対策をする

ビション・フリーゼはダブルコートの被毛なので、暑さに弱い犬種です。

そのため、夏場は室温が25度前後になるようにエアコンで調整しましょう。

また、暑い日の散歩にも注意が必要です。

日が昇っている時間帯は、熱中症や肉球のヤケドのリスクが高くなります。

夏は早朝や夜などの涼しい時間帯に散歩にいきましょう。

ビション・フリーゼは甘えん坊でマイペースな性格

ビション・フリーゼは甘えん坊でマイペースな性格
ビション・フリーゼは、甘えん坊で明るくフレンドリーな性格が多いとされています。

一方で、わがままになりやすかったり、寂しがり屋だったりと、しつけに注意が必要な一面もあります。

この記事を参考にビション・フリーゼの性格に合わせた飼育環境を整えて、愛犬との楽しい毎日を送りましょう。

この記事を書いたペットとの暮らしの専門家
さかもと はるか
    愛玩動物飼養管理士2級、JKC 公認トリマーライセンスC級を取得。




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