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愛犬を海に連れて行っても大丈夫?必要な準備や注意ポイントについて解説

まだまだ暑い日が続きますが、愛犬との思い出作りに「一緒に海に行きたい」と考える飼い主さんも多いでしょう。
犬は泳ぎが得意なイメージもあるため「海に連れて行ったら楽しんでくれるはず」と思いますよね。

しかし、愛犬と共に海を楽しむのは素敵な体験ですが、海は犬にとって危険が多い場所でもあります
そのため、飼い主さんは、事前の準備と注意が必要です。

この記事では、愛犬を海に連れて行く際の必要な準備や注意ポイントについて詳しく解説します。
安全に楽しいひとときを過ごすために、ぜひ参考にしてください。

愛犬と一緒に海に行っても良い?


愛犬と一緒に海に行くことは、楽しい思い出を作る良い機会です。

実際に、愛犬を連れて海でのレジャーを楽しむ飼い主さんも少なくありません。
しかし、海水浴場によってルールが異なるため、事前の確認が重要となります。

たとえば、「〇時〜〇時までは犬が入れます」といった海水浴場もあれば、「犬の海水浴はNGだけれど砂浜で遊ぶのはOK」という場所もあります。
中には、愛犬と一緒にカヌーを楽しんだり、犬用ライフジャケットの貸し出しサービスを利用できる海水浴場もあります。

まずは、訪れる予定の海水浴場のウェブサイトや管理事務所に問い合わせて、犬に関するルールやサービスを確認しましょう。

また、他の利用者や犬に対するマナーも大切です。
リードをしっかりとつけ、排泄物の処理を忘れずに行いましょう。

海が苦手な犬種もいる

犬にも個体差があり、水や泳ぎが得意な犬種もいれば、苦手な犬種もいます。
愛犬の特性を理解し、無理のない範囲で楽しむことが大切です。

水や泳ぎが苦手な犬種には、以下のような特徴があります。
  • 短頭種のパグやボストン・テリア、フレンチ・ブルドッグ、ブルドッグなど
短い鼻と口から呼吸と一緒に水を吸い込んでしまうため、おぼれる危険性があります。
  • 短足種のダックスフンドやチワワ、コーギーなど
短い足を水中でうまく動かせないため、泳ぎが苦手な場合が多いです。
  • バーニーズマウンテンドッグなどマウンテン・ドッグ系の犬種
山での活動に特化しているため、水や泳ぎを苦手とすることが多いです。
  • 和犬の柴犬など
水に入る習慣がなかったため、水や泳ぐことが苦手と考えられています。

一方で、水が得意な犬種もいます。
たとえば、ラブラドール・レトリーバーやゴールデン・レトリーバーは、もともと水中での作業を目的として育てられたため、水に対する適応力が高く、泳ぎも得意で水遊びを楽しめます。

愛犬と海を楽しむ際には、まずはその特性を理解し、無理のない範囲で遊ぶことが大切です。
安全に配慮しながら、楽しいひとときを過ごしてください。

愛犬と海に行く際に必要な持ち物・準備


愛犬と一緒に海を楽しむためには、事前の準備が欠かせません。
快適で安全な時間を過ごすために、必要な持ち物をしっかりと揃え、事前に確認しておくべき事項を把握しておきましょう。

海に持って行くべき持ち物

海では日差しを防ぎにくいため、暑さ対策は入念に行いましょう。
以下の持ち物を準備しておくと安心です。
  • 犬用ライフジャケット:海に入る際の安全対策として必須です。
  • リード・ハーネス:砂浜では必ず着用させましょう。ロングタイプのリードだと愛犬が自由に遊べるため便利です。
  • タオル:愛犬の体を拭くために持って行きましょう。
  • ビーチパラソル:日陰を確保するために必須です。貸出をしている海水浴場もあります。
  • 保冷剤や冷却タオル:体を冷やすために役立ちます。
  • 冷たい水:愛犬がいつでも水分補給できるように。
  • 犬用の靴:やけど防止のために準備しておくと安心です。
これらの持ち物を準備することで、愛犬と一緒に安心して海を楽しむことができます。
楽しいひとときを過ごすために、しっかりと準備を整えましょう。

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犬の利用が制限されていないか確認する

夏の行楽シーズンや人気の海水浴場では、犬の立ち入りが制限されている場合があります。
せっかく海に着いたのに愛犬が入れないという悲しい事態を避けるためにも、犬連れOKの海水浴場かどうかを事前に確認しておきましょう。

また、海水浴場によっては「犬の同伴は◯時〜◯時まで」や「ビーチはOK、入水はNG」など、時間帯や行動に細かな制限があることもあります。

飼い主さんは、愛犬とどのように過ごしたいかを考えた上で、海水浴場の管理事務所や観光課に事前確認をしておくと安心です。

愛犬の泳ぎを事前にチェックしておく

犬は泳ぐのが得意なイメージがありますが、泳ぎが苦手な犬もいるため、いきなり海水浴場に連れて行くのは避けましょう
犬かきと呼ばれる泳ぎ方がありますが、すべての犬が自然にできるわけではありません。

海に行く前に、愛犬の泳ぎの練習をしておくことをおすすめします。
まずは、自宅で水に慣れる練習から始めると良いでしょう。

バスタブや小さなプールを使って、少しずつ水に慣れさせてください。
愛犬のペースに合わせて、無理なく進めることが大切です。

また、泳ぎの練習には、インストラクターさんやトレーナーさんがいるプールレッスンを利用するのもおすすめです。
専門家の指導のもとで、安全に楽しく練習できます。

愛犬が水に慣れ、泳ぎに自信を持てるようになれば、海での時間もより楽しいものになるでしょう。

離岸流や危険生物など海の危険性を把握しておく

海には、愛犬にとって危険な生物や状況が存在します。
目的地の海に生息する危険生物を調べておくと良いでしょう。

特に注意が必要なのは、カツオノエボシと呼ばれる鮮やかな青色の生物です。
触れるとアナフィラキシーショックを引き起こすことがあり、非常に危険です。

また、クラゲやクサフグなども海辺に打ち上げられることがあるため、これらにも十分注意しましょう。

さらに、離岸流にも気をつける必要があります。
離岸流は、海岸に打ち寄せた波が沖に戻る際に発生する強い流れで、どこの海岸でも発生する可能性があります

愛犬が離岸流に巻き込まれないよう、海で遊んでいるときは目を離さないようにしましょう。

愛犬を海に連れて行く注意点


愛犬と海を楽しむためには、いくつかの注意点を押さえておくことが大切です。
安全で楽しい時間を過ごすために、以下のポイントを抑えましょう。

出発前や到着時の愛犬の様子を確認する

「砂浜だけでなく泳ぎも楽しみたい!」という場合には、まず愛犬の体調が万全かを確認してください。
車酔いをしていないか、慣れない場所で興奮しすぎていないかなども見てあげましょう。

全身運動である水泳は良いストレス発散になりますが、疾病を抱える犬にとっては体への負担も心配です。
愛犬に持病があったり、ケガをしていたりする場合には、入水は避けましょう。

また、自宅から海水浴場までは、長時間移動してくる場合も多いです。
到着時には愛犬の様子を観察し、疲れていないか、体調に変化がないかを確認することも重要です。

愛犬がリラックスして楽しめるよう、無理のない範囲で遊ばせてあげましょう。

周りの人に配慮しマナーを守る

海には犬が苦手な人もいるため、周囲に配慮しながら愛犬を遊ばせることが大切です。
可能であれば人の少ない場所を選び、リードをつけて過ごしましょう。

また、ロングリードを使う場合は、周囲の人に迷惑をかけないよう注意が必要です。
愛犬が他の人や犬に飛びつかないようにし、適切な距離を保ちましょう。

さらに、他の利用者も気持ちよく過ごせるよう、排泄物の処理は必ず行い持ち帰るようにしてください。

愛犬と一緒に楽しい時間を過ごすためには、周囲への配慮とマナーを守ることが欠かせません。

ライフジャケットとリードは必ず着用させる

泳ぎが得意だと思っていた愛犬でも、海では突然大きな波にさらわれることもあるかもしれません。

予期せぬアクシデントを防ぐためにも、入水時には必ずライフジャケットとリードを装着しましょう。
ライフジャケットは、愛犬が万が一の時に浮力を保つために必要です。

また、リードをつけることで、愛犬が遠くに流されるのを防ぎ、すぐに助け出すことができます
安全第一で、楽しいひとときを過ごしましょう。

ケガや誤飲に気をつける

砂浜には、ガラス片や釣り針、人間の食べ残し、海からの漂流物などが落ちていることがあります。
これらは、愛犬が踏んでケガをしたり、誤飲してしまう危険性があります。

特に、バーベキュー後の串付きの肉や、お腹の中で膨張する海藻類は非常に危険です。
愛犬がこれらのゴミを誤食した場合、体調に変化がなくてもすぐに動物病院を受診しましょう。

愛犬を予期せぬ事故から守るためにも、浜辺を歩く際には足元をよく確認し、危険なものが落ちていないか注意しましょう

肉球のやけどや熱中症に注意

炎天下の砂浜を愛犬と歩く際には、火傷や熱中症に十分注意しましょう。
夏場は砂が高温になるため、飼い主さんが気付かないうちに愛犬が肉球を火傷してしまうことがあります。

これを防ぐために、愛犬が砂浜に入る前に手のひらで砂の熱さを確認し、暑さが厳しい時間帯は抱っこや専用のスリングを使うようにすると良いでしょう。
また、愛犬に靴を履かせるのも効果的です。

さらに、犬は背が低いため、砂浜の輻射熱を直接受けやすく、熱中症になりやすい傾向があります。
海に行く際は、日差しが強い時間帯を避け、こまめに水分補給をさせるようにしましょう。

万が一、熱中症の症状が見られた場合は、すぐに氷や保冷剤を使って愛犬の体を冷やしてください。

海水を飲ませすぎないように気をつける

海水は塩分濃度が高いため、愛犬がたくさん飲んでしまうと、食塩中毒(高ナトリウム血症)になることがあります。
海で遊んでいる際には、愛犬が海水を飲まないように目を離さず見守ることが大切です。

特に、ボールを投げて取ってくる遊びでは、愛犬がボールをくわえる際に海水を一緒に飲み込んでしまうことが多いです。
この遊びを何度も繰り返すのは控え、こまめに日陰で休憩をとり、水分補給を行いましょう。

海水を大量に飲んでしまうと、嘔吐や下痢、元気がなくなる、たくさんの水を欲しがる、ぐったりするなどの症状が現れることがあるとされています。
海で遊んだ後に普段と違った様子が見られたら、すぐに動物病院を受診しましょう。

海で遊んだ後の愛犬のケア


海で楽しい時間を過ごした後は、愛犬のケアをしっかり確認することが大切です。
愛犬が健康で快適に過ごせるよう、以下の2点を忘れずに行いましょう。

ケガや不調がないか確認する

砂浜で遊んだ後、まずは愛犬の体にケガややけどがないかを確認しましょう。

特に、肉球の状態をチェックすることが重要です。
砂浜の熱や鋭利な物で傷ついていないか、しっかりと見てあげてください。
また、体全体を触ってみて、異常がないか確認することも大切です。

さらに、愛犬が疲れていないか、体調に変化がないかも観察しましょう。
元気がない、食欲が落ちている、異常な行動が見られる場合は、早めに動物病院で診察を受けることをおすすめします。

海水や砂を真水で洗い流す

愛犬と海で遊んだ後は、体についた海水や砂を真水で丁寧に洗い流してあげましょう。
海水をそのままにしておくと、皮膚炎を引き起こす恐れがあります。

海水浴場にシャワーが設置されていない場合は、真水で濡らしたタオルを用意して、愛犬の体を拭いてあげると良いです。
特に、毛や指の間に入り込んだ砂もしっかりと洗い落とすことが大切です。

最後に、清潔なタオルで水気を拭き取り、愛犬の体をきれいに整えてあげてください。
海に入った後はお腹が冷えて下痢をすることもあるため、体が冷える前にしっかりと拭いてあげましょう

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愛犬の安全とマナーを守り、海でも楽しく過ごそう

海は犬にとって危険が多い場所ですが、適切な準備と配慮をすることで、そのリスクを最小限に抑えることが可能です。
愛犬の健康と安全を第一に考え、周囲への配慮も忘れずに行動しましょう。

例えば、ライフジャケットの着用や、砂浜でのケガや誤飲に注意することが大切です。
また、他の利用者へのマナーを守り、愛犬が快適に過ごせる環境を整えましょう

この記事でご紹介したポイントを押さえて、愛犬と一緒に素敵な海でのひとときをお過ごしください。
安全で楽しい思い出をたくさん作りましょう。



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