愛猫を夜まで留守番させる時、「暗いと不安になるかな？」と心配になる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、猫は暗闇を怖がりませんので、電気がついていなくても大丈夫です。

部屋を明るくしておく必要はありませんが、飼い主さんの不在時には快適な室温を保つことが大切です。
特に真夏には、エアコンの使用が必須となります。

この記事では、猫を留守番させる時の注意点やコツを解説します。猫にとって必要なものを理解して、安全に留守番をさせましょう。

猫の留守番に電気は不要

猫は暗闇を怖がることがないので、電気を消していても大丈夫です。トイレやゴハンの場所も、窓から入る月明りや街灯の光だけでわかります。
飼い主さんがいない時に、わざわざ明るくしておく必要はありません。

半日以上の留守番をさせる場合には、むしろ時間の流れがわかるように、昼は明るく夜は暗くする方が良いです。
猫は、日光の変化によって体内時計が調整され、健康が保たれています。
1日中、電気をつけっぱなしにするのではなく、自然な明るさで留守番させるのがおすすめです。
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電気を消して留守番させる時の注意点

窓から家の中が丸見えの場合、愛猫を留守番させる時に防犯上の問題があります。
遮光レースカーテンは昼夜を問わず室内が見えにくく、在宅や不在の状況がわかりにくいので防犯に適しています。

警察庁のデータによると、空き巣犯は窓からの侵入が多いそうです。外出時には戸締りをしっかりと行い、防犯ガラスや雨戸を活用しましょう。

また、愛猫が玄関の暗闇で寝ている場合には、帰宅時に踏んでしまう可能性があるので注意してください。

猫の留守番に必要な準備

安全かつ快適に猫を留守番させるためには、十分な準備が必要です。
エアコンなどで室温を快適に保ったり、事故を防ぐための片づけをしたりしましょう。

水・ゴハン・トイレといった必需品の用意はもちろん、お気に入りの寝床やオモチャがあると退屈しにくいです。

快適な室温に保つ

夏は、室内でも30℃を超えることがよくあります。
熱中症の恐れがあるため、エアコンを使用して26〜28℃に保ちましょう。外出する時にはエアコンはつけっぱなしにしてください。

猫は暑さだけでなく寒さにも弱いので、冬は20℃以上に保つようにしましょう。火災や低温ヤケドに対する注意も必要です。

飼い主さんがいない時には、コタツやヒーターは使用しないようにしてください。床冷暖房は、季節を問わず安全・快適です。
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部屋を片づける

愛猫に留守番をさせる時には、小さな部品やヒモを誤飲しないように片づけをしましょう。
触られて困る物や危険な物は、引き出しの中や別の部屋などに移動してください。猫用のオモチャは、使い終わったら収納するように習慣づけると安全です。

また、電源コードに噛みついてしまう場合は、感電にも注意しましょう。
スマホの充電ケーブルや扇風機などの電源コードには、日ごろからじゃれさせないことが大切です。
猫用のしつけスプレーやコードカバーなどを使用すれば、イタズラを防止できます。
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水・ゴハンを用意する

留守番の長さに応じて、必要な量の水とゴハンを用意しましょう。
特に夏場は腐りやすいので注意が必要です。直射日光の当たらない場所に置く必要があります。

複数の水飲み場を用意し、出かける前に新鮮な水に入れ替えてください。ゴハンは、ウェットフードではなくドライフードにしましょう。

半日以上の留守番には、自動給餌器や自動給水器があると便利です。留守番の時に初めて使うとビックリするので、事前に慣れさせておきましょう。

トイレを清潔にする

猫はとても清潔好きで、汚れたトイレは使いたがりません。オシッコをがまんすると泌尿器系の病気になりやすいので、トイレはいつも清潔にしておきましょう。

トイレの数は、1匹に1個では足りません。特に留守番中は、すぐに排泄物を処理できないため、多めのトイレが必要です。
「頭数＋1個」が理想的と言われています。

出かける直前にトイレを見て、使用した形跡があれば掃除をしてから出発しましょう。
帰宅後には排泄状況（有無・色・量など）をチェックしてください。

ペットカメラで見守る

ペットカメラを設置しておけば、留守中の様子が見えて安心です。
一方的に観察できるだけでなく、声掛けできるペットカメラもあります。

また、スマホアプリでIoT設備と連動できると、エアコンや照明を遠隔でコントロール可能です。
外部から部屋の温度や明るさを自由に調節できるので、天気が急変しても、愛猫は快適に過ごせるでしょう。

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閉じ込めや脱走を防ぐ

猫は狭いところが好きなので、暑い季節でも押し入れやクローゼットに入る猫がいます。
閉じ込めたまま出かけないように、出発前に確認しましょう。特に夏場には、空調の効かない場所に閉じ込めてしまうと、熱中症の恐れがあります。
また、戸締りをしっかり行い、脱走を防止することも重要です。
玄関や勝手口はもちろん、換気のために開けている窓もすべて閉めて、必ず施錠しましょう。網戸は突き破ったり自分で開けたりできるので、脱走の可能性があります。

退屈しのぎを用意する

猫は1日のほとんどを寝て過ごすので、快適な寝床を用意すると安心して留守番できるでしょう。
ひとり遊びができるなら、誤飲しないオモチャを用意すると、退屈しのぎになります。

また、外が見える窓辺にキャットタワーを設置すれば、外の景色が見えます。人間観察や日向ぼっこをして、暇をつぶせるでしょう。

多くの猫にとって、留守番中にテレビやラジオをつけておく必要はありません。しかし、寂しがり屋の場合、生活音の代わりにテレビやラジオの音があると落ち着く猫もいるようです。

【まとめ】猫の留守番は暗くても大丈夫！

暗闇を怖がらない猫にとって、夜間に明るくしてあげる必要はありません。
留守番をさせる時は、明るさよりも室温に気をつけましょう。エアコンなどを使用して、快適な温度に保つことが大切です。

また、飼い主さんの目が届かない所で事故や体調不良を起こさないため、出発前にできる準備をしっかり行いましょう。
誤飲や脱走の予防をし、新鮮な水とゴハンや清潔なトイレを用意することが必要です。
愛猫を留守番させる時は、安全性と快適性を重視しましょう。