
犬がコードを噛むのを防ぐには、噛む理由を理解し、コードに触れられない環境を整えることが大切です。
犬がコードをかじる行動は、退屈、ストレス、子犬の場合は好奇心や歯の生え変わりなどが関係している場合があります。
しかし、単なるイタズラと考えて放置すると、感電や口の中のやけど、コードの破片の誤飲につながる危険性も。
この記事では、犬がコードを噛む理由や危険性、噛み癖を防止するための対策、役立つアイテム、噛んでしまったときの対処法を解説します。
犬がコードを噛むのはなぜ?考えられる4つの理由

犬がコードを噛むのは、単なるイタズラとは限りません。
愛犬がコードを噛むタイミングや生活環境から理由を把握しましょう。
子犬の探索行動や歯の生え変わり
子犬は口で周囲を確かめるため、コードを噛むことがあります。
また、乳歯から永久歯への生え変わりで物を噛みたがる場合もあります。
遊びや飼い主さんの反応
コードは、犬にとって遊びの対象になることも。
噛んだときに飼い主さんが大きく反応すると遊びとして学習する場合もあります。
退屈や刺激不足
運動や遊びが不足すると退屈を紛らわせるために、コードを噛むことがあります。
ただし、噛む行動だけで運動不足と決めつけないことも大切です。
ストレスや不安
留守番への不安や引っ越しや家族構成の変化など生活環境の変化が、コードを噛む行動につながる場合もあります。
急に噛み始めたり、留守番中に繰り返したりする場合は、原因を観察しましょう。
犬がコードを噛むと危険!感電・やけど・誤飲のリスク

犬がコードを噛むと、感電や口の中のやけど、破片の誤飲などにつながる危険があります。
家電の故障だけでなく愛犬の命に関わる事故を防ぐためにも、リスクを知っておきましょう
感電や口の中のやけど
通電中のコードを噛むと、感電によって口の中をやけどしたり、重い場合には呼吸や心臓に影響が出たりする可能性があります。
感電直後に目立った症状がなくても、安全とは限りません。
犬が通電中のコードを噛んだ場合や感電した可能性がある場合は、症状の有無にかかわらず速やかに動物病院へ連絡し、受診について相談しましょう。
コードの破片の誤飲
コードの被覆や破片を飲み込むと、消化管を傷つけたり、異物が詰まったりする可能性があります。
コードを噛んだ形跡があれば、破片を飲み込んでいないか注意しましょう。
元気そうに見えても、誤飲の可能性がある場合は自己判断せず、動物病院に相談してください。
コードや家電の破損によるショートや火災
犬がコードを噛んで傷つけると、漏電やショート、発熱などが起こり、火災につながる可能性があります。
また、家電が故障したり正常に作動しなくなったりする可能性も。
コードの被覆が破れていたり内部の電線が露出していたりする場合は、使用を中止し、
感電や火災などの事故を防ぐため、適切に交換・修理することが大切です。
犬がコードを噛んでしまったらどうする?

犬がコードを噛んでしまったら、まず感電を防ぐために安全を確保し、必要に応じて動物病院に相談しましょう。
元気そうに見えても感電によるダメージや誤飲の可能性があるため、自己判断しないことが大切です。
安全を確保して電源を遮断する
犬が通電中のコードを噛んでいる場合、犬やコードに不用意に触れると飼い主さんも感電することも。
まずは安全を確保し、可能であればブレーカーを落とすなどして電源を遮断してください。
安全が確認できるまでは、犬や傷ついたコードに直接触れないようにしましょう。
電源を切ったあとも破損したコードは再使用せず、交換や修理を行ってください。
感電ややけど、誤飲の可能性を確認して動物病院に相談する
安全を確保したら、犬の口周りや様子に異常がないか確認しましょう。
次のような症状がある場合は、速やかに動物病院へ連絡してください。
- 口の中や口周りのやけど、出血
- 呼吸が苦しそう、よだれが多い
- ぐったりしている、意識や動きに異常がある
- コードの被覆や破片を飲み込んだ可能性がある
感電では、直後に症状が目立たなくても時間がたってから呼吸器などに問題が現れることがあります。
異常が見られない場合も自己判断せず、感電した可能性があれば動物病院に連絡し、受診の必要性を確認しましょう。
犬にコードを噛ませないための5つの対策

犬がコードを噛むのを防ぐには、しつけだけでなく噛めない環境を整えることが重要です。
配線の整理やカバーの活用に加え、噛みたい欲求にも対応し、感電や誤飲などの事故を防ぎましょう。
コードを犬の届かない場所に移動する
まずは、電源コードや充電ケーブルを犬の届かない場所に移動しましょう。
床に垂れた配線は犬の興味を引きやすいため、家具の裏に通したり、使っていないケーブルを収納したりするのがおすすめです。
家具の隙間に犬が入り込めないかも確認してください。
配線カバーやコード収納用品で保護する
配線カバーやコード収納用品を使えば、犬がコードに直接触れにくくなります。
複数の配線をまとめると、床に散らばるコードも整理できます。
ただし、カバーを噛み切る犬もいるため素材や厚みを確認し、設置後も破損がないか定期的に点検しましょう。
ペットゲートやサークルで侵入を防ぐ
コードが多い場所には、ペットゲートやサークルを設置して、犬が近づけないようにする方法もあります。
キッチンや家電の周辺など、危険が多い場所への侵入を防ぐのに役立ちます。
設置場所や犬の体格に合った製品を選ぶことが大切です。
噛んでもよいおもちゃを用意する
犬には物を噛みたい欲求があるため、噛んでもよいおもちゃを用意することも大切です。
犬の体格や噛む力に合ったものを選び、遊びや散歩も取り入れて刺激不足を防ぎましょう。
ただし、おもちゃの破損や誤飲にも注意が必要です。
しつけと環境づくりを組み合わせる
コードを噛んだときは、安全を確保してから噛んでもよいおもちゃに誘導し、適切な行動を褒めましょう。
大声で叱ると、飼い主さんの反応を遊びとして覚える場合もあります。
また、苦味のあるスプレーなどを使う方法もありますが、犬によっては効果がないことも。
しつけやスプレーだけに頼らず、コードを物理的に噛めない環境を整えることを優先しましょう。
犬のコード噛み防止に役立つおすすめアイテム4選
犬がコードを噛むのを防ぐには、配線を保護するアイテムや、噛みたい欲求を満たすおもちゃを活用する方法があります。
愛犬の噛む力や生活環境に合わせて選びましょう。
電源コードを保護しやすい「ドギーマン いたずらガードマン にがーい配線カバー」

「ドギーマン いたずらガードマン にがーい配線カバー」は、苦味のあるカバーで電気製品のコードを保護する商品です。
カバーを噛んで嫌な思いをすることで、噛んではいけないものだと学習させます。
カバーを取り付けても噛み続ける犬もいるため、届かない場所への配線や収納と組み合わせて対策しましょう。
配線をまとめて保護できる「床の寺子屋 網目状コードカバー」

網目状のコードカバーは、複数の配線をまとめながら保護できます。
ハサミでカットして長さを調整でき、側面のスリットからコードを入れる仕様で、ばらばらの配線もすっきり。
噛む力が強い犬には、ほかの対策と合わせて活用しましょう。
危険な場所への侵入を防ぐ「ペットゲート おくだけとおせんぼS」

「ペットゲート おくだけとおせんぼS」は、台所や玄関など、愛犬に入ってほしくない場所に設置できる置くだけタイプのゲートです。
コードが集中している家電周辺や、配線の多い部屋への侵入を防ぐ対策として活用できます。
設置場所の幅や愛犬の体格・行動に合うかを確認し、ゲートを飛び越えたり押し倒したりしないかにも注意しましょう。
噛みたい欲求を満たす「ペティオ かんでるCORN」

コードに興味を示す犬には、噛んでもよいおもちゃを用意しましょう。
「ペティオ かんでるCORN」は、トウモロコシを主原料とした犬用のデンタル玩具です。
遊びながら噛むことで歯や歯ぐきの健康維持をサポート。
ただし、噛む力が強い犬は誤飲の可能性が高くなるため、使用中は飼い主さんが見守ってあげていると安心です。
犬がコードを噛むときによくある質問(FAQ)

犬のコード噛みを防ぐ際に、飼い主さんが疑問に感じやすいポイントを解説します。
スマホの充電ケーブルも感電の危険がある?
はい。充電ケーブルも使用状況や破損箇所によっては感電などの危険があり、口のケガや破片の誤飲につながる可能性があります。
充電中は充電器やコンセントにつながっているため、コードを犬の届かない場所に置きましょう。
コードカバーを付ければ留守番中も安心?
コードカバーは配線を保護する方法のひとつですが、噛む力によっては破損する可能性があります。
カバーだけに頼らずコードを届かない場所に移動したり、ペットゲートを設置したりして、複数の対策を組み合わせましょう。
成犬になってもコードを噛む場合はどうする?
成犬でも、退屈やストレス、習慣などからコードを噛むことがあります。
噛むタイミングや生活環境を見直し、噛んでもよいおもちゃを用意しましょう。
改善しない場合や急に噛み始めた場合は、獣医師などの専門家に相談してください。
犬がコードを噛む前に環境を整え、安全な暮らしを守ろう

犬がコードを噛む行動には、好奇心や退屈、ストレスなど、さまざまな理由が考えられます。
感電や口の中のやけど、コードの破片の誤飲を防ぐためにも、配線を犬の届かない場所に移動し、コードカバーやペットゲートを活用しましょう。
噛んでもよいおもちゃを用意するなど、噛みたい欲求への対策も大切です。
万が一コードを噛んでしまった場合は、安全を確保したうえで、感電や誤飲の可能性があれば動物病院に相談してください。
日頃から環境を整え、愛犬が安全に過ごせる住まいを目指しましょう。



