あにまるキャンパス

ブログ

パグは何時間まで留守番できる?トレーニング方法や住まいのポイントを解説

小型犬のなかでも表情豊かで人気の高い「パグ」。人なつっこい性格でもあり、家族に迎えたいと考えている方もいるでしょう。

しかし、最近は共働きの家庭が増えており、犬をお迎えする際に、留守番ができるかどうかを気にしている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、パグは留守番できる犬種かどうかを解説します。

パグを留守番させるときの住まいのポイントや、留守番のトレーニング方法も紹介していますので、共働き家庭でこれからパグをお迎えしようとしている方は、ぜひ参考にしてみてください。

パグは何時間留守番できる?


パグは陽気で明るい性格をしています。人によくなつきますが、飼い主に執着することはあまりないため、お留守番をさせやすい犬種です。

一般的に、犬が留守番できる時間は約6~8時間とされています。留守番トレーニングを行っていれば、パグも8時間程度の留守番は可能でしょう。

しかし、パグは暑さや寒さに弱いのが特徴です。とくに暑さには弱く、室温が30℃以上の状態で続くと、熱中症になる可能性が高くなります。パグを留守番させるときには、室温の管理が大切です。

パグの留守番させるときの住まいのポイント

パグを安全かつ快適に留守番させるためには、室内の環境を整える必要があります。パグを留守番させるときの住まいのポイントは、以下のとおりです。
  • 飼育スペースを区切る
  • 清潔なトイレを用意する
  • 飲み水・ご飯を用意する
  • 留守番に役立つグッズを活用する
  • 室温を管理する
パグに留守番させる前に、上記のポイントを参考に、室内の環境が整っているか確認しておきましょう。

飼育スペースを区切る

パグを留守番させるときには、ある程度飼育スペースを区切ることをおすすめします。なぜなら、飼育スペースが区切られていないと、いたずらや事故を引き起こす可能性が高くなるからです。

たとえば、犬が家の中を自由に移動できる場合、玄関のドアが開いたタイミングで脱走する危険があります。また、コンセントを噛んだり、カーテンを破壊したりなどのいたずらをする可能性もあるでしょう。

飼育スペースを区切っておくと、脱走や誤飲事故、いたずら噛みなどをある程度防げます

以下では、パグにおすすめのゲートを紹介します。

リッチェル スタンド 簡易 ペットゲート
置くだけで簡単に設置できる自立型のゲートです。高さは51cmのロータイプで、大人がまたいで通れます。重量も2.1kgと軽く、女性でも軽々持ち運べます。さまざまな場所で活用できるゲートを探している方におすすめです。

清潔なトイレを用意する

留守番中は、犬が自由にトイレに行けるように準備しておきましょう

犬によっては、汚れているトイレでは排泄をしない場合があります。飼い主さんが帰ってくるまで我慢したり、トイレ以外の場所で排泄をしたりするケースもあるため、トイレは外出前にきれいにしておくことがポイントです。

飲み水・ご飯を用意する

パグを留守番させるときには、飲み水の用意が不可欠です。とくに夏場はよく水を飲むため、いつでも水が飲めるように十分な量を用意しましょう。

また、外出時間が長い場合は、ご飯も用意しておきます。ただし、犬が食べ過ぎてしまわないように適量を与えましょう。

水やご飯を入れる容器は、ひっくり返したりこぼしたりしにくい安定性の高いものがおすすめです。

以下では、パグの留守番におすすめの給水器を紹介します。

ジェックス ピュアクリスタル ウェル 1.5L
フィルター付きでいつでも清潔な水が飲める給水器です。舌ですくい上げるようにして飲む犬の特性に適した形状。水洗いが簡単にできて汚れにくいフラット構造が魅力です。停電時も水が残り続けるので、留守番中の給水器を探している方におすすめです。

留守番に役立つグッズを活用する

愛犬を安全かつできるだけ快適に留守番させたいという飼い主さんには、留守番グッズの活用がおすすめです。
ここでは、3つのグッズを紹介します。

ペットカメラ

ペットカメラは、設置すると外出先で犬の様子を確認することができます。おやつを出したり、呼びかけたりできる機能が付いているカメラもあり、外出先でも愛犬とコミュニケーションがとれるのが魅力です。

ペットカメラを選ぶ際には、首振り操作ができるまたは追尾機能があるものを選びましょう。固定式のペットカメラの場合、カメラに愛犬が映らない可能性があるので注意が必要です。

以下の記事ではおすすめのペットカメラを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
【ペットカメラ】愛犬・愛猫見守りカメラの選び方とプラスα機能付きおすすめ7選

知育玩具

知育玩具とは、おもちゃの中におやつを隠し、犬が嗅覚や頭を使っておやつを探り出すおもちゃです。知育玩具は、ふつうのおもちゃよりも長く遊べて、犬のストレス発散に効果的です。長時間の留守番など、愛犬が退屈しそうな場面で活躍します。

以下では、おすすめの知育玩具を紹介します。

ペットセレクト Wheel of Fortune ガラガラポン
足や鼻を使ってドラムの中のおやつを取り出す知育玩具です。おやつの量によって難易度を変えられるのがポイント。楽しく遊びながらストレス解消できます。留守番中のおもちゃにぴったりな商品です。

ケージ・クレート

パグの留守番中は、安心して休める場所としてケージまたはクレートを用意しましょう。犬は安心して休める場所があると精神的に安定し、ストレスが少ない状態で留守番ができます。また、警戒吠えなどの無駄吠えの予防にもつながります。

パグにおすすめのケージを紹介します。

ペティオ トイレのしつけが出来るドッグルームサークル ワイド
トイレと住居スペースをわけられるケージです。トイレと居住スペースどちらにも出入口があるのがポイント。掃除をしやすい構造になっています。高さは約70cmあり、犬が飛び出す心配もありません。留守番時に使用するケージを探している方におすすめです。

室温を管理する

パグを留守番させるときには、室温の管理が大切です。とくに夏場は、熱中症になる危険性が高いため、エアコンを使用して約25度を維持できるようにしましょう

また、パグは被毛が短く、冬の寒さも苦手とされています。冬もエアコンを使用し、20~23度になるように調整したほうがよいでしょう。

以下の記事では、犬の暑さ対策を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
犬の暑さ対策おすすめ5選!実は危険な“やってはいけない暑さ対策”も解説

留守番のトレーニング方法


パグを留守番させるときには、いきなり長時間外出するのは避けましょう。留守番に慣れていない犬は、飼い主さんが長時間いなくなることに強いストレスを感じる可能性があります。

トレーニングを実施し、徐々に長時間の留守番に慣らすことが大切です。

ここでは、留守番トレーニングの方法を紹介します。
  1. ケージやクレートに慣れる
  2. 飼い主さんがいない状況に慣れる
  3. 短い時間から留守番の練習をする
パグに留守番をさせたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.ケージやクレートに慣れる

まずは、留守番中に安心できる場所を作るために、ケージやクレートに慣れるトレーニングから始めましょう

犬は、野生で暮らしていた頃に洞穴などの暗くて狭い場所を寝床としていました。そのため、全面覆われたケージやクレートを寝床として提供すると、ストレスが軽減するといわれています。

トレーニング開始時は、おやつでケージ・クレートに誘導し、入ったら褒めるを繰り返します。ケージやクレートに入っている時間を、徐々に長くしていきましょう。

2.飼い主さんがいない状況に慣れる

次に、飼い主さんがいない状態に慣れるトレーニングを行います。

始めは、1分など短時間だけ飼い主さんがいない状態を作ります。おもちゃやおやつで愛犬の気を引いている間に行うとスムーズです。大人しく過ごせていたら、徐々に飼い主さんがいない時間を伸ばしていきましょう。

飼い主さんと一緒に過ごす時間が長くなるほど、犬も飼い主さんに依存しやすくなります。そのため、日頃から意識的に飼い主さんがいない状態を作ることも大切です。

3.短い時間から留守番の練習をする

最後に、短い時間から留守番の練習をしましょう

まずは、30分程度の留守番から始めます。問題ないようであれば、1時間、2時間と留守番の時間を長くしていきます。

飼い主さんがいない間に愛犬が吠えている場合は、大人しくなるまで室内に入らずに待ちましょう。吠えている間に部屋に入ると、「吠えたら要求が叶った」と愛犬が勘違いし、無駄吠えにつながる可能性があります。

留守番を成功させるためには、愛犬が落ち着いて過ごせている間に帰宅しましょう。

パグを留守番させるときの注意点


ここからは、パグを留守番させるときの注意点を4つ解説します。
  • 子犬やシニア犬は長時間の留守番を避ける
  • パグがいたずらしそうな物は片付けておく
  • 外出時と帰宅時に構いすぎない
  • 帰宅後には愛犬のケアをする
それぞれの注意点を詳しくみていきましょう。

子犬やシニア犬は長時間の留守番を避ける

生後半年未満の子犬や、健康状態があまりよくないシニア犬の場合、長時間の留守番は避けたほうがよいでしょう

生後半年未満の子犬は排泄回数が多く、まだトイレを完璧に覚えられていない状態です。また、ご飯の回数は1日3~4回と多く、お世話の頻度が成犬に比べて高いといえます。

生後半年未満の子犬がいる場合は、2時間程度の留守番に留めましょう

一方、シニア犬の場合、健康状態に問題がなければ長時間の留守番も可能です。しかし、体が不自由になったり、排泄ができなかったりする場合は、介護が必要になるため、長時間の留守番が難しくなります。健康状態を確認しながら、留守番は3時間程度に調整しましょう。

子犬やシニア犬を飼育しているときに、どうしても長時間の留守番が必要になったら、ペットホテルやペットシッターを利用することをおすすめします。

パグがいたずらしそうな物は片付けておく

パグの留守番中に気をつけなければならないのは、いたずらです。留守番中は、コンセントや家具を噛んだり、食べてはいけないものを誤飲したりなどの危険があります。

留守番中のいたずらを防ぐためには、犬の飼育スペースに危険な物を置かないことが大切です。噛んでほしくない物は、片付けたり、ゲートで仕切りを作ったりなどの対策をしましょう。

以下の記事では、いたずら防止の方法を詳しく解説しています。留守番中のいたずら対策を知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
家具の嚙み癖をなんとかしたい!犬が家具を噛む理由や対策を解説

外出時と帰宅時に構いすぎない

パグを留守番させるときには、飼い主さんの外出を特別なイベントにしないことがポイントです。

留守番前には、外出してしまう申し訳なさから愛犬に声をかけてしまう飼い主さんは多いのではないでしょうか。留守番前に過剰に声をかけると、反対に犬の寂しさが大きくなる可能性があります。また、帰宅時におおげさな声掛けも、犬を不安にさせる原因となります。

外出時と帰宅時には、オーバーリアクションをせずに、いつもと同じ様子を意識しましょう。

帰宅後には愛犬のケアをする

犬は、留守番中にストレスを感じたり不安になったりしている可能性があります。そのため、帰宅後には愛犬とふれ合う時間を十分とることが大切です。優しく声をかけたり、愛犬が好きなおもちゃで遊んだりなどコミュニケーションをしっかりとりましょう。

また、帰宅後の健康チェックも欠かせません。留守番中にケガをしていないか体調に変化がないかなどを確認し、異常がある場合は、早めに動物病院を受診しましょう。

パグを留守番させるときには室内の環境を整えよう


パグは人なつっこい性格をしていますが、飼い主さんに執着することはあまりなく、比較的留守番ができる犬種です。

しかし、暑さにも寒さにも弱いため、室温管理は1年中行う必要があるでしょう。

また、パグに留守番させる際には、短時間から練習して徐々に時間を伸ばしていき、留守番に慣らすことが大切です。留守番中は、ストレスや不安を感じている犬は多くいます。帰宅後には、しっかりコミュニケーションを取る時間を作りましょう。

以下の記事では、パグの平均寿命や気をつけるべき病気について解説しています。これからパグを飼育する方は、ぜひ参考にしてみてください。
パグの平均寿命は何歳?長生きのポイントや気をつけるべき病気を解説



アプリでもっと使いやすく!

ペットについての情報や
お得で便利な機能をお届けするスマートフォンアプリ!

ページの先頭に戻る