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ゴールデンレトリーバーを室内飼育するのに適した環境とは?注意点も解説

「ゴールデンレトリーバーは室内飼育がいいの?」

「ゴールデンレトリーバーと室内で暮らすときの注意点は?」

 

ゴールデンレトリーバーとの暮らしを考えたときに、上記のような疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。ゴールデンレトリーバーを室内飼育するためには、飼育スペースの環境づくりがとても大切です。

 

そこで今回は、ゴールデンレトリーバーを室内飼育するための環境づくりのポイントを紹介します。

 

おすすめグッズも紹介していますので、ゴールデンレトリーバーの室内飼育を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

ゴールデンレトリーバーは室内飼育?屋外飼育?

ゴールデンレトリーバーは、室内飼育が理想です。

 

なぜなら、屋外飼育ではノミやダニ、蚊などが媒介する感染症へのリスクが高くなるからです。飼い主さんの目が常に届く状態ではないため、愛犬の体調の変化を見逃しやすく、室内飼育よりも寿命が短くなる可能性が高いといえるでしょう。

 

また、ゴールデンレトリーバーは暑さに弱く、夏場に屋外で飼育していると熱中症になる恐れがあります。日本の夏は、最高気温が40度近くになることもあり、温度管理ができない屋外で飼育することは難しいといえます。

 

屋外飼育は温度管理や感染症予防ができるのであれば、不可能ではありません。しかし、デメリットが多いため、ゴールデンレトリーバーは室内で飼育することをおすすめします。

 

ゴールデンレトリーバーを室内飼育するための環境づくり

ここからは、ゴールデンレトリーバーに適した室内の環境づくりのポイントを5つ紹介します。

 

・広い飼育スペースを確保する

・ケージを用意する

・床に滑り止め対策を行う

・いたずらされそうな物は片付けておく

・空調で室温を管理する

 

ゴールデンレトリーバーのための部屋づくりにおすすめのアイテムも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

広い飼育スペースを確保する

ゴールデンレトリーバーは、成犬になると体重25kg以上に成長します。大型犬に分類される犬種なので、飼育スペースを広く確保する必要があります

 

ゴールデンレトリーバーの飼育スペースは、6畳以上あることが理想とされています。ただし、同じゴールデンレトリーバーでも体の大きさに個体差があり、40kg以上に成長する犬もいます。ゴールデンレトリーバーが大きいほど、6畳よりも広いスペースが必要になる可能性もあるでしょう。

 

また、ゴールデンレトリーバーを室内で飼育する際には、必ずトイレを室内に用意しなければなりません。犬は、排泄の際にニオイをかぎながらトイレ周辺をくるくると回る習性があります。そのため、ゴールデンレトリーバーの体よりも一回り大きいトイレを準備する必要があります。

 

一般的に大型犬用のトイレは、設置に半畳以上必要とされています。飼育スペースを確保する際には、トイレを置いても犬が動きまわれるスペースがあるか確認しておきましょう。

 

こちらの記事では、大型犬を室内飼育するための室内環境を紹介しています。ぜひ環境づくりの参考にしてみてください。

 

大型犬を室内飼いするために必要な準備と室内環境

 

ケージを用意する

ゴールデンレトリーバーを室内で飼育する際には、愛犬の体に合ったケージを用意しましょう。ケージは犬の安心できるスペースとしての役割があり、無駄吠えや警戒吠えなどの問題行動を減らすことにつながるでしょう。

 

また、ケージは留守番のときにも役立ちます。飼い主さんがいない間は、ケージで過ごしてもらうようにすると、家具を噛んだり誤飲したりなどの事故を防げます。留守番用のケージを用意する際には、愛犬が長時間過ごせるように少し大きめのサイズがおすすめです。

 

ゴールデンレトリーバーには、体長の約3倍の長さがあり、高さ80cm以上あるケージが適しています。用意するケージは子犬の頃のサイズに合わせずに、成犬サイズに合わせて選びましょう。

 

ここではゴールデンレトリーバーにおすすめのケージを紹介します。

 

「リッチェル ペット用 木製 3WAY サークル 6面 ブラウン 90H」

ケージとしてだけでなく、ゲートや仕切りとしても使用できるアイテムです。扉は手前・奥どちらにも開くことができ、愛犬がスムーズに出入りできます。使用しないときは折りたためるのでコンパクトに収納可能。高さのあるケージを探している方におすすめです。

 

床に滑り止め対策を行う

ゴールデンレトリーバーは、遺伝的に「股関節形成不全」を発症しやすい犬種といわれています。

 

股関節形成不全とは、股関節が変形したり成長不全を起こしたりすることで、愛犬が歩くたびに痛みや炎症を起こす病気です。愛犬の飼育スペースが滑りやすい床材だと、足や腰に負担がかかり股関節形成不全を発症するリスクが高くなるとされています。

 

ゴールデンレトリーバーの足腰の負担を軽減するためには、飼育スペースの床に滑り止め対策を行うことが大切です。

 

代表的な床の滑り止め対策は、以下のとおりです。

 

・滑り止め機能のある敷物を敷く

・ペット用のワックスを使用する

・犬用のフローリングやタイルに張り替える

 

賃貸でもできる手軽な方法は、敷物を敷くことです。ただし、滑り止め対策をしなければならないスペースが広い場合は、敷物の掃除が手間に感じる可能性があります。飼育スペースが広い場合は、ペット用のワックスの使用がおすすめです。

 

持ち家の方は、犬用のフローリングやタイルへの張り替えを検討してみてください。

 

ここからは、床の滑り止め対策に便利なアイテムを2つ紹介します。

 

「サンコー おくだけ吸着 ペット用 撥水 タイルマット 20枚入り」

置くだけでズレずに固定できるペット用のタイルマットです。撥水加工がされており、お手入れが簡単なのが魅力。汚れたところを丸洗いしても繰り返し使用できます。お手入れしやすい敷物を探している方におすすめです。

 

「ライフライク トリコロール ラバ-ソックス XLサイズ」

室内の滑り止め対策に使用できる犬用のソックスです。ソックスの底はラバーソールを採用。フローリングでも滑りにくい仕様です。足首にはマジックテープが付いており、脱げにくくなっています。愛犬の足の保護もしたいという方におすすめです。

 

いたずらされそうな物は片付けておく

ゴールデンレトリーバーは、好奇心旺盛な性格をしています。とくに子犬の時期は、目に入るものすべてを口に入れようとするでしょう。そのため、犬にいたずらされそうな物は、飼育スペースから片付けておくことが大切です。

 

また、キッチンなどの犬に入って欲しくない場所には、ゲートを取りつけることを検討してみてください。キッチンには愛犬が口に入れると危険な食材や道具が多くあります。ゲートを取りつけて愛犬が入れないようにすると、誤飲事故を防げます。

 

以下の記事では、犬が家具を噛むときの対策を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

 

家具の嚙み癖をなんとかしたい!犬が家具を噛む理由や対策を解説

 

空調で室温を管理する

ゴールデンレトリーバーは、ダブルコートの被毛をもっており、比較的寒さに強いといわれています。

 

しかし、被毛が長いゴールデンレトリーバーは、暑さには弱い犬種です。夏場は熱中症のリスクが高いため、空調での室温管理が不可欠です。

 

ゴールデンレトリーバーが快適に過ごせる室温は、約20~23度とされています。とくに子犬や老犬は体温調節が苦手なので、室温に気をつける必要があります。

 

室温が低くても湿度が高い場合は、熱中症のリスクが高くなります。室内の湿度も50%前後になるように、空調を使用して調整しましょう。

 

ゴールデンレトリーバーを室内飼育するときの注意点

ここからは、ゴールデンレトリーバーを室内飼育するときの注意点を紹介します。

 

・誤飲しやすい物を置かない

・定期的に被毛の手入れが必要

・毎日適度に運動させる

・無駄吠え・飛びつき・噛み癖のしつけを行う

 

それぞれの注意点について詳しく解説していきます。

 

誤飲しやすい物を置かない

ゴールデンレトリーバーは、誤飲事故が多いことで知られています。「アニコム損保保険株式会社」の調査によると、誤飲事故の多い年齢は0歳であることが分かります。そのため、子犬のゴールデンレトリーバーは、とくに注意が必要です。

 

(参考:アニコム損害保険株式会社「STOP誤飲プロジェクト」/https://www.anicom-sompo.co.jp/prevention/stopgoin/

 

犬が誤飲しやすい物は、人間用のおもちゃや薬、電池、小さな部品、布製品などです。電池や薬などは、犬が誤飲すると命を落とす危険もあります。ゴールデンレトリーバーを室内飼育する際には、飼育スペースに誤飲しやすい物を置いていないか確認しておきましょう。

 

定期的に被毛の手入れが必要

ゴールデンレトリーバーは被毛が長く、抜け毛が多いのが特徴です。被毛の手入れを怠ると、毛玉ができたり抜け毛を除去できなかったりするため、通気性が悪くなり皮膚トラブルの原因となります

 

皮膚トラブルを防止するためには、1~2日に1回は全身のブラッシングをしましょう。ブラッシングは被毛の手入れができるだけでなく、皮膚の血行をよくしたり、病気を早期発見したりとさまざまな役割があります。

 

また、月に1回はシャンプーも必要です。シャンプーを定期的に行うことで、汚れや余分な皮脂を取り除くことができ、ニオイの軽減につながります。

 

室内で飼育していると、汚れがあまり目立たないため、被毛の手入れが後回しになることもあるでしょう。見た目は汚れていなくても、毛の根元には汚れや皮脂が付着しているので、定期的なお手入れは大切です。

 

以下の記事では、犬を自宅でシャンプーする方法を紹介しています。ゴールデンレトリーバーを自宅でシャンプーする予定の方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

お風呂嫌いな愛犬を自宅でシャンプーする方法!慣らす方法やコツを詳しく解説

 

毎日適度に運動させる

ゴールデンレトリーバーは、小型犬と比べると運動量が多いため、室内で暮らしていると運動不足になる可能性があります

 

ゴールデンレトリーバーは1日2回、30分以上の散歩が必要とされています。しかし、毎日の運動が散歩だけでは運動量が足りず、部屋で暴れたり無駄吠えが増えたりすることもあります。

 

ゴールデンレトリーバーの運動不足を解消したいときは、脱走防止対策がされている場所で、自由に運動する時間を作りましょう。ドッグランや自宅の庭で、おもちゃを使って遊ぶとストレス発散になります。

 

無駄吠え・飛びつき・噛み癖のしつけを行う

ゴールデンレトリーバーを室内で飼育する際には、無駄吠え・飛びつき・噛み癖のしつけを行うことが大切です。

 

ゴールデンレトリーバーは体が大きいため、吠え声が大きく力も強いです。無駄吠えをしつけせずに放置すると吠え声が近所に響き、トラブルになる可能性が高いといえるでしょう。

 

また、愛犬に飛びつきや噛み癖があると、家に来客があった際に飼い主さんやお客さんがケガをする恐れがあります。室内生活するためのルールは、愛犬に教えておきましょう。

 

環境を整えてゴールデンレトリーバーを室内で飼育しましょう

ゴールデンレトリーバーを室内飼育する際には、広いスペースを確保する必要があります。トイレやケージを飼育スペースに置くためには、最低限6畳以上のスペースが不可欠でしょう。

 

また、ゴールデンレトリーバーは、定期的な被毛の手入れが欠かせません。被毛の手入れを怠ると、皮膚トラブルの原因となるため注意が必要です。

 

ゴールデンレトリーバーは抜け毛が多い犬種なので、室内の抜け毛掃除にお困りの飼い主さんは多いのではないでしょうか。以下の記事では、ゴールデンレトリーバーの抜け毛掃除について解説しています。抜け毛の多さにお困りの方は、ぜひチェックしてみてください。


ゴールデンレトリーバーの抜け毛掃除のコツとは?対策グッズも紹介



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