「ゴールデンレトリーバーの抜け毛対策は?」
「ゴールデンレトリーバーの抜け毛掃除のコツはある?」
ゴールデンレトリーバーの抜け毛に困っている飼い主さんは多いのではないでしょうか。ゴールデンレトリーバーは抜け毛が多く、部屋をきれいに保つためには、毎日の掃除は欠かせません。
そこで今回は、ゴールデンレトリーバーの抜け毛掃除のコツを紹介します。
抜け毛を軽減させるための対策やおすすめグッズも紹介しますので、抜け毛にお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
ゴールデンレトリーバーはダブルコートだから抜け毛が多い
ゴールデンレトリーバーは、ダブルコートの被毛を持つ犬種です。ダブルコートとは、「オーバーコート」と「アンダーコート」の2種類の被毛を持つことを指します。
オーバーコートは皮膚を保護する役割があり、硬くゴワゴワした手触りが特徴です。アンダーコートは体温調節の役割があり、ふわふわとして綿のような被毛です。
ダブルコートの犬は、年に2回ほどアンダーコートが生え変わる「換毛期」があります。寒い時期には保温性の高いアンダーコートが増え、暖かくなると、アンダーコートの量を減らします。季節の変わり目は、抜け毛が多く感じられるでしょう。
抜け毛が多い時期は?
ダブルコートの犬の換毛期は、一般的に3月~7月頃と9月~11月頃とされています。この時期になると、気温の変化に伴いアンダーコートが徐々に抜け落ちていくため、普段よりも抜け毛が多くなります。
換毛期には、全身の被毛が生え変わります。ゴールデンレトリーバーは、体が大きく、被毛も長いため、小型犬や短毛種の犬と比べると、抜け毛が多くなります。換毛期にはしっかりと抜け毛対策を行うことが大切です。
ゴールデンレトリーバーの抜け毛掃除のコツ
ここからは、ゴールデンレトリーバーの抜け毛掃除のコツを3つ紹介します。
・フローリングにはフローリングワイパーを使用する
・布製品にはコロコロクリーナーやゴム手袋を使用する
・仕上げに部屋全体に掃除機をかける
ここで紹介するコツを参考に、効率よく抜け毛を掃除していきましょう。
フローリングにはフローリングワイパーを使用する
フローリング掃除は、フローリングワイパーの使用がおすすめです。
抜け毛は軽いため、掃除機で吸おうとしても舞い上がってしまい、部屋中に散らばる原因になります。フローリングワイパーであれば、フワフワとして抜け毛を舞い上げずにキャッチできます。フローリングワイパーを使用するときは、隅から始めて真ん中にゴミを集めるように掃除することがポイントです。
また、フローリングワイパーを使用する際は、ウェットシートとドライシートどちらも使用しましょう。ウェットシートは抜け毛だけなく、フローリングに付いた汚れも掃除できます。先にドライシートで大まかな抜け毛を取り除き、最後にウェットシートで取り切れなかった抜け毛を取り除くと、効率よく掃除を進められます。
布製品にはコロコロクリーナーやゴム手袋を使用する
カーペットやソファなどの布製品は抜け毛が付着しやすく、掃除機では取り切れない可能性が高いです。布製品の抜け毛を除去するには、コロコロクリーナーを使用することをおすすめします。
広い範囲を掃除する場合やコロコロクリーナーでも除去できない繊維に入り込んだ抜け毛がある場合は、ゴム手袋を使用してみてください。ゴム手袋で布製品を擦るだけで、摩擦によって抜け毛を除去できます。ゴム手袋は、一度購入したら何度でも使い回せるので、便利な掃除アイテムといえます。
こちらの記事では、カーペットの抜け毛掃除の方法を詳しく解説しています。布製品の抜け毛掃除の方法を詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
➤【犬の毛】カーペットのお掃除方法から掃除が楽になる秘策まで徹底解説!
仕上げに部屋全体に掃除機をかける
フローリングと布製品の抜け毛をある程度除去できたら、仕上げに掃除機をかけましょう。
抜け毛を除去してから掃除機を使用する理由は、掃除機から排気される空気によって抜け毛が舞い上がる可能性があるからです。抜け毛が舞い上がり部屋中に散らばってしまうと、掃除に余計な時間がかかってしまいます。
また、掃除機で吸った抜け毛は、放置するとニオイの原因になるケースも少なくありません。使用後は、ダストボックスに溜まった抜け毛を除去しておきましょう。
掃除機は、ペットの抜け毛が絡みやすく、掃除機選びに迷った経験がある飼い主さんは多いのではないでしょうか。こちらの記事では、ペットのいる家庭におすすめの掃除機を紹介しています。選び方についても解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
ゴールデンレトリーバーの抜け毛予防に効果的な対策
ここからは、ゴールデンレトリーバーの抜け毛予防を4つ紹介します。
・こまめにブラッシングする
・月に1回シャンプーする
・服を着せる
・トリミングサロンなどのプロに依頼する
ゴールデンレトリーバーは、抜け毛のケアを行わないと皮膚が荒れる原因となります。正しい抜け毛対策を知り、ぜひ愛犬に実践してみてください。
こまめにブラッシングする
ブラッシングをこまめに行うと、抜け毛がある程度抑えられます。ブラッシングは、抜け毛予防だけでなく、毛玉予防や愛犬の健康管理にも役立ちます。ゴールデンレトリーバーの場合、換毛期には1日1回以上、換毛期以外は2~3日に1回ブラッシングを行いましょう。
ゴールデンレトリーバーのブラッシングには、スリッカーブラシとコームを用意しましょう。スリッカーブラシは、ブラシ面にクの字型のピンがついており、アンダーコートを取り除くのに適しています。ただし、顔付近や皮膚が薄い部分にスリッカーブラシを使用すると、皮膚を傷つける可能性があるため、注意が必要です。
仕上げにコームでブラッシングをすると、取りきれなかった抜け毛を除去できます。抜け毛予防と愛犬の健康管理のためにも、定期的にブラッシングを行いましょう。
ゴールデンレトリーバーにおすすめのブラッシング用品を2つ紹介します。
多くのプロトリマーも愛用しているスリッカーブラシです。品質重視の日本製で、ピンの1本から細部に至るまでこだわって作られています。ブラシ面が大きいため、ゴールデンレトリーバーでも使いやすいのが魅力です。
粗目と細目を使い分けられるコームです。細目部分は抜け毛の除去、粗目部分は、被毛を整えるのに適しています。サイズは約19cmと大きく、ゴールデンレトリーバーにも使用しやすいサイズ感です。
月に1回シャンプーする
ゴールデンレトリーバーの抜け毛対策には、定期的なシャンプーも効果的です。シャンプーは、体の汚れだけでなく、抜け毛をまとめて落とすこともできます。
シャンプーの頻度は月に1回程度が理想とされています。シャンプーの頻度が多いと必要な皮脂まで洗い流してしまい、犬の皮膚に悪影響を与える恐れがあります。愛犬の汚れや抜け毛が気になる場合でも、シャンプーの頻度は多くて3週間に1度にしておきましょう。
ゴールデンレトリーバーを自宅でシャンプーする際には、被毛だけでなく、皮膚までしっかり濡らすことが大切です。ゴールデンレトリーバーの被毛は水をはじきやすい性質があるため、シャワーヘッドを被毛に押し当てたり、被毛をかき分けたりしながらしっかり濡らしましょう。
また、シャンプー液は、しっかり泡立ててから使用することもポイントです。シャンプーをしっかり泡立てると、泡が汚れや皮脂を浮かして落としやすくなります。
シャンプー後にドライヤーで乾かす際には、スリッカーやコームでブラッシングをしながら乾かします。乾かすときにブラッシングすることで、抜け毛を落とすことができ、抜け毛の減少につながります。
ゴールデンレトリーバーにおすすめのシャンプーを紹介します。
長毛犬種に適したシャンプーです。うるおいのあるしっとりとした仕上がりが魅力。被毛にまとまりとつやを与えます。天然由来成分配合で、犬の皮膚にも優しいのがポイントです。長い被毛を持つゴールデンレトリーバーにおすすめのシャンプーです。
こちらの記事では、自宅でのシャンプーのコツを紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
➤お風呂嫌いな愛犬を自宅でシャンプーする方法!慣らす方法やコツを詳しく解説
服を着せる
室内で洋服を着せるのも、抜け毛対策におすすめです。服を着せると、抜け毛が室内に飛び散るのを予防できます。抜け毛が飛び散らないので、部屋の掃除が楽になることがメリットです。
ただし、長期間同じ服を着せておくのは避けた方がよいでしょう。長期間服を着せている場合、ニオイの原因になったり、愛犬の皮膚に負担がかかったり、毛玉ができたりします。服を着せる際は、1日に1回は脱がしてブラッシングすることが大切です。
ゴールデンレトリーバーの服は、動きやすくサイズが合っているものを選びましょう。ゴールデンレトリーバーにおすすめの服を紹介します。
伸縮性が高い素材で作られた犬用の服です。犬の肌にも優しいパイル生地を採用。伸縮性に優れているので、愛犬の負担を軽減できます。長袖タイプなので、足先まで覆えるのが魅力です。サイズもS~Lまで展開しているので、愛犬のサイズに合ったものを選びやすいでしょう。
トリミングサロンなどのプロに依頼する
トリミングサロンなどのプロにシャンプーをお願いすると、ゴールデンレトリーバーの抜け毛軽減につながります。
トリミングサロンでは、シャンプー前とシャンプー後にブラッシングを丁寧に行い、抜け毛を除去しています。また、トリミングサロンで使用しているドライヤーは、家庭用のドライヤーよりも風力が強く、抜け毛を効率よく除去できます。そのため、トリミングサロンでシャンプーした後は、抜け落ちる毛が少なくなるでしょう。
「ブラッシングをしてもどんどん抜ける」「家でシャンプーしても抜け毛が軽減できない」などの悩みを抱えている方は、一度プロにシャンプーを依頼してみることをおすすめします。
過剰な抜け毛は病気やストレスのサイン
ゴールデンレトリーバーは抜け毛が多い犬種ですが、過剰に毛が抜けるときには、ストレスや病気が抜け毛の原因になっている可能性があります。
ゴールデンレトリーバーは、繊細な性格の犬が多く、長時間の留守番や飼い主さんとのコミュニケーション不足でストレスが溜まり、抜け毛が増えることがあります。また、皮膚病やホルモン異常などの病気でも、症状の1つとして過剰な脱毛がみられるようです。
過剰に抜け毛がある場合や抜け毛だけでなく皮膚の赤みや発疹などがみられる場合は、動物病院で相談してみましょう。
ゴールデンレトリーバーの抜け毛掃除は手順が大切!
ゴールデンレトリーバーは、抜け毛が多い犬種です。とくに年2回の換毛期には抜け毛が多くなるため、毎日の部屋の掃除は欠かせません。
ゴールデンレトリーバーの抜け毛を掃除する際には、フローリングにはフローリングワイパー、布製品にはコロコロクリーナーを使用することをおすすめします。ある程度抜け毛を除去してから、掃除機を使用しましょう。
こちらの記事では、大型犬を飼う際の室内環境について解説しています。ぜひチェックしてみてください。
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