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ドッグランのルールとは?デビュー前に知りたいマナーや注意点を解説

近年のペットブームにより、愛犬と一緒に楽しめる場所としてドッグランの人気が高まっています。

公園や道の駅、サービスエリアに加え、屋内型やカフェ併設など多様な施設が登場し、飼い主さん同士の交流の場としても注目されています。

一方で、初めて利用する人の中には「準備って必要?」「ルールやマナーってあるの?」と不安を感じることも。

この記事では、ドッグランデビューを安心して迎えられるよう、基本のルールや準備のポイントをわかりやすく解説します。

そもそもドッグランとは?

ドッグランとは、愛犬を基本ノーリードで遊ばせたり走り回らせることができる柵や塀で仕切られた専用のスペースです。

普段散歩で思い切り走ることができない犬も、ドッグランではノーリードでのびのびと走り回ることが可能。

愛犬の運動不足やストレス解消、ほかの犬との交流を目的に利用されることが多く、飼い主さんにとっても愛犬と一緒にリフレッシュできる場所と言ってもいいでしょう。

最近では、しつけ教室やトレーニングの場としての活用も多く、犬育ての悩みを共有したり情報交換をしたりと、ペットを通じたコミュニティの広がりを感じられる場でもあるのです。

このように、ドッグランは単なる遊び場ではなく、犬と飼い主さんが共に成長できる空間として注目されています。

ドッグラン利用前に知るべき基本ルール

ドッグラン利用前に知るべき基本ルール

ドッグランを楽しく安全に利用するためには、以下の基本的なルールを理解し守ることが大切です。

予防接種はマスト!

ドッグランでは不特定多数の犬と接触することになります。その際、感染症のリスクを最小限に抑えるために予防接種を受けておくことが利用の大前提です。

多くのドッグランでは、狂犬病予防接種や混合ワクチンの接種証明書を受付時や初回登録時に提示を求められることが一般t的です。

利用できない犬の条件

ドッグランはすべての犬が自由に使えるわけではなく、多くのドッグランでは、以下のような犬の利用が制限されています。

  • ヒート中(発情期)のメス犬
  • 攻撃性の高い犬や噛み癖のある犬
  • 伝染病を患っている、または治療中の犬
  • ワクチン未接種の犬
  • 生後4~6ヶ月未満の子犬
  • シニア犬

飼い主さんの監督責任とは

ドッグランでは常に愛犬の行動を見守り、終始監督する義務が飼い主さんにはあります。

犬同士のじゃれあいはケンカに発展することもあるため、ほかの犬や人との接触に気を配り、愛犬の普段と異なる行動を見逃さないように注意しなければなりません。

トラブルを未然に防ぎ、安心して楽しく過ごせる空間をつくるには、愛犬の性格やしつけ状況を把握している飼い主さんの目と気配りが求められます。

愛犬に合ったドッグランの選び方

ドッグランは広さや設備、利用ルールがさまざまで、愛犬に合った環境を選ぶことが大切です。

特に、ドッグランが初めての犬や子犬の場合は、いきなり広すぎる場所よりも、比較的コンパクトで落ち着いた雰囲気の施設が安心です。

広すぎると緊張して動けなくなったり、他の犬との距離感がつかみにくくなったりすることがあります。

まずは小規模なドッグランで慣れさせ、様子を見ながらステップアップしていくと良いでしょう。

また、地面の素材(芝生・ウッドチップ・土など)も足腰への負担に影響するため、犬の年齢や健康状態に合わせて選ぶのがポイント。

水飲み場や日陰などの設備も確認し、愛犬が安心して過ごせる場所を選びましょう。

ドッグランで守りたいマナーと注意点

ドッグランで守りたいマナーと注意点

ドッグランは多くの人や犬が共有して利用する場所であるため、マナーの順守とほかの利用者への配慮は欠かせません。

ここでは、ドッグランで特に気をつけたいマナーと注意点について紹介します。

リードをつけて出入りする

ドッグランの出入口では、必ずリードを着用しましょう。出入口付近は多くの犬が集まりやすく興奮しやすい場所です。

万が一、ほかの犬が出入りする際に飛び出してしまったら事故やケガを引き起こす可能性があります。

入場する際には、リードをつけたままその場の状況に慣れさせ、落ち着いたらリードを外すようにしましょう。

また、退場する際には場内でリードをつけてから出入口に向かいましょう。

愛犬から目を離さない

ノーリードで遊べる場所だからといってドッグランに放置してよいわけではありません。

飼い主さんが目を離した隙に些細なことで犬同士がケンカをし始めたり、排泄や拾い食いなど飼い主さんがとっさに対応しなければならない事態が起きたりするかもしれません。

すぐに対応できる距離感で見守りましょう。

トイレの後始末をする

ドッグラン内で排泄した場合は、すぐに後始末をしなければなりません。

ウンチは持参したビニール袋に回収し、設置されているゴミ箱に捨てるか持ち帰りましょう。オシッコは持参した水で洗い流します。

たくさんの犬が利用する場であることを意識した後始末をしましょう。

マウンティングをさせない

マウンティングは、支配欲や興奮の表れであり、相手の犬にストレスを与える行為です。

たとえ相手の犬が嫌がっていなくても飼い主さんは不愉快に感じるため、見かけたらすぐに止めなければなりません。

頻繁に行う場合は、リードをつけて落ち着かせ、退場する判断も必要です。

おやつ&おもちゃNG

奪い合いやケンカの原因になるため、ドッグラン内におやつやおもちゃを持ち込む行為は、原則禁止しているドッグランが多いです。

また、アレルギーを持っている犬にとっては、ニオイだけでも問題になる可能性もあるため注意が必要です。

どうしてもご褒美として与える場合は、ドッグランの外でほかの犬の目に留まらないところで与えましょう。

人間が走り回らない

ドッグランは犬のためのスペースであるため、飼い主さんが一緒に走り回ることは禁止されています。

走り回る人を犬が追いかけたり、興奮して噛みついたりする可能性があるため、特に小さい子どもは危険です。事故の原因とならないよう、おとなしく見守りましょう。

ほかの犬を勝手に触らない・写真を撮らない

ドッグランにはたくさんの犬がノーリードで遊んでいるため、かわいい犬がいると触りたくなってしまいますが、飼い主さんの許可なくほかの犬を触ってはいけません。

中には人が苦手な犬や過剰に反応してしまう犬がいます。

また、勝手に写真を撮ってSNSにアップすることも禁止です。トラブルに発展する可能性があるため、必ず飼い主さんの許可を取るようにしましょう。

ドッグランデビュー前に必要な準備とは

ドッグランデビュー前に必要な準備とは

トラブルを防ぎすべての利用者が気持ちよく利用するためには、事前の準備が大切です。

ここでは、初めて利用する前に押さえておきたい基本的な準備を紹介します。

狂犬病ワクチン&混合ワクチンの接種

多くのドッグランでは、狂犬病ワクチンと混合ワクチンを一年以内に接種したことが証明できる接種証明書を提示することが利用条件となっています。

これは感染症を防ぐためであり、犬同士が触れ合う空間では重要なこと。

紙の証明書や画像を携帯し、いつでも提示できるようにしておきましょう。

提示しないと入場できない場合もあるため、事前に利用予定のドッグランのルールを確認することが大切です。

ノミ・ダニ対策

ノミやダニは草むらやほかの犬から簡単にうつってしまうので、病院から処方された予防薬やスポットタイプの駆除薬で対策をしておきましょう。

ほかの犬と触れ合うドッグランでは、迷惑をかける可能性があるため万全の状態にしておく必要があります。

基本的なしつけをしておく

ドッグランはリードをはずして遊ばせる場所ですが、だからこそ「呼び戻し」や「待て」などの基本的なしつけができていなければなりません。

「うちの子はおとなしいから大丈夫」と思っていても、初めてのドッグランではどんなことが起きるかわかりません。

しつけが不十分な場合は、トラブルを引き起こす可能性が高くなります。

愛犬の安全と周囲への配慮のためにも、基本的なしつけを身につけておくようにしましょう。

ほかの犬や人間に慣れさせておく

いきなり見知らぬ犬や人がいるドッグランに連れて行くと、犬によってはストレスになったり怖がったりする可能性があります。

特にほかの犬や人に慣れていない犬は、吠えたり攻撃的になったりすることも。

ドッグランデビュー前に、公園やドッグカフェなど犬連れの人が集まる場所に連れて行き、少しずつ見知らぬ犬や人に慣れさせることが大切です。

利用するドッグランのルールの把握

利用時間やエリア分け、登録の仕方、指定の持ち物など、ドッグランごとにルールは異なります。

ルールを把握せずに利用するとルール違反とみなされ、今後の利用を断られる可能性があります。

必ず事前に利用するドッグランのサイトをチェックし、ルールを把握しておきましょう。

ドッグランに必要な持ち物をチェック!

ドッグランに必要な持ち物をチェック!

ドッグランを訪れる際に持参するべきアイテムを紹介します。

鑑札とワクチン接種証明書

鑑札と狂犬病予防接種・ワクチン接種証明書は必須と思っておきましょう。多くのドッグランでは、利用前に提示する必要があります。

紙のままでもよいですが、スマホの画像を携帯しておけば安心です。

リード・首輪・ハーネス

ドッグランの中では基本リードをはずして遊ばせますが、入退場の際やトラブル時にはリードや首輪、ハーネスが必要です。

特に初めての場所では興奮して走り出すこともあるので、必ず持参しましょう。

飲み水

ドッグランでは運動量が多くなりのどが乾きます。こまめに水分を摂れるよう、多めに飲み水を用意しておきましょう。

共有の水飲み場があるドッグランもありますが、衛生面を考えるとマイボトルと携帯用のマイボウルを持参することをおすすめします。

ペットシート・トイレセット

ドッグラン内での排泄は基本禁止されているため、ドッグラン外で排泄させる際に使えるペットシートがあると便利です。

また、ウンチを処理するためのビニール袋やスコップ、消臭スプレーなどのトイレセットも必須です。

ドッグランによってはゴミ箱を設置していないこともあるため、処理後の汚物を入れる密閉バッグも用意して持ち帰りましょう。

タオル

ドッグランで走り回って汚れた体や足を拭いたり、車の中に敷いたりと、いろいろな使い道があるタオルがあると何かと便利です。

予備も含めて2〜3枚持っておくことをおすすめします。

ドッグランが苦手な愛犬へ|自宅で選べる環境つくり

ドッグランが苦手な愛犬の場合は、自宅でも快適に遊べる環境をつくってあげましょう。

ここでは、愛犬が自宅でも十分に運動でき、ストレスを発散できるような環境づくりができるアイテムを紹介します。

スーパークッションターフ

スーパークッションターフ

スーパークッションターフ は、本物の芝のような見た目と快適な歩き心地の人工芝です。

厚さ25mmのクッションがあるので、愛犬の転倒時も安心。パネル式で水はけもよく、庭やベランダに手軽に設置できます。

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COOOL Turf®

COOOL Turf®

COOOL Turf®は、冷却機能付き人工芝で、夏でも芝の表面温度を最大20℃カット。

抗菌・消臭効果があり、愛犬が裸足で走っても快適です。クッション性も高く、足腰にやさしい自然な風合いが魅力。

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エバーエコ®ウッド リアル

エバーエコ®ウッド リアル

エバーエコ®ウッド リアルは、天然木のような風合いが魅力の人工木デッキです。

水や汚れに強く、サッと拭くだけでお手入れ簡単。腐食しにくく耐久性も高いので、長く使えて安心です。

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まとめ

まとめ

ドッグランは愛犬が思い切り走り回れる魅力的な場所ですが、安全で楽しい時間を過ごすためには事前の準備やマナーの理解が大切です。

愛犬のドッグランデビューはドキドキだと思いますが、愛犬にとっても飼い主さんにとってもよい思い出となるよう、しっかりと準備して臨みましょう。

 

この記事を書いたペットとの暮らしの専門家
中村貴子
    宅地建物取引士、アロマ検定1級、ヨガインストラクターの資格を取得。(黒柴/男の子)




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