花粉の飛散量が多い日、また乾燥する日などに役立つアイテムとして加湿器を使っているご家庭も多いと思います。

 

愛猫にとっても、わたしたち人間にとっても湿度管理をしてくれる加湿器は、なくてはならない家電です。

しかし、愛猫が加湿器に上ったり触ったりなど、愛猫にとって危険な存在になっていないでしょうか？

そこで今回は、愛猫との暮らしの中での加湿器の使い方について解説していきます。

 

猫にとって快適な湿度とは　

その日の外気温によっても変動はしますが、愛猫と一緒の生活空間で暮らす中で快適な湿度は５０%前後です。

この湿度が、互いに不快感なく過ごせる湿度のめやすになります。

「乾燥する」「ジメジメする」など、わたしたち人間が不快に感じるときは、猫も同じように感じている可能性があります。

こまめに湿度や温度をチェックできるように温度湿度計を設置しておくことをおすすめします。

 

安全に加湿器を使用するコツ

愛猫と生活する中で、安全に加湿器を使用するために注意することを解説していきます。

ご自宅でもすぐに取り入れられることもありますので、ぜひ試してみてください。

 

設置場所

猫は高いところに行き来するので、加湿器を高い場所や不安定な場所に設置すると倒してしまう可能性が十分に考えられます。

加湿器は、床や猫が普段近づかない場所に設置しましょう。

また、加湿器の近くには他の家電製品を置くこともやめましょう。

仮に猫が倒して、他の家電製品に水がかかってしまうと故障の原因になります。愛猫が加湿器に対して興味がありそうにしていたり、イタズラをしそうな様子がみられるのであれば設置場所を再検討してください。

 

電気コードを噛んでしまう可能性

電気コードの表面は電流が通らない素材で保護はされていますが、猫が中の導線まで噛んでしまうと感電してしまいます。

感電してしまうことにより、猫の口腔内や口周りの皮膚が火傷してしまったり、最悪の場合は命に関わってしまうこともあるのでとても危険です。

また、噛んでしまった部分が断線してショートしてしまうと、発火して火事になる可能性もあります。

愛猫が電気コードを気にしている場合は、コンセントを隠すことができるようなボックスや電気コードカバーを活用して対策してあげましょう。

 

加湿器の種類を理解してから使用する

加湿器は、大きく分けて５つのタイプに分けられます。

タイプとしては、スチーム式（加熱式）、気化式、ハイブリット式（加熱気化式）、超音波式、加湿空気清浄機式になります。

５つのタイプの加湿器は、それぞれ加湿の仕方や蒸気が直接でるものなど様々な違いがあります。

 

加湿器についての詳しい解説は、こちらの記事を参照してください。

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乾燥する時期、猫にも加湿器は必要！その理由を解説！

 

ただし、スチーム式の加湿器は蒸気が直接吹き出し口から出て危険なので、あまりおすすめはできません。

【猫にとって精油やアロマオイルは危険】

わたしたち人間は、ある一定の加湿器の水にアロマオイルやアロマウォーターを垂らすことにより香りを楽しんだり心を癒したりすることがありますが、猫にとっては精油（エッセンシャルオイル）やアロマオイルはとても危険です。

 

精油とは植物から抽出した天然成分で、アロマテラピー（芳香浴、マッサージなど）で使用されます。アロマオイルとは合成香料やキャリアオイルで希釈したもので芳香剤として香りを楽しむものになります。

 

しかし嗅覚が優れている猫にとっては、そのアロマオイルやアロマウォーターの香りがストレスになってしまったり、誤って舐めてしまった際、体内で上手く代謝できずに中毒症状を起こす可能性もあります。

中毒症状としては、主に嘔吐、下痢、ふらつき、痙攣、昏睡状態などを引き起こします。

中毒症状を起こすかどうかは個体差はありますが、猫にとっては危険なものです。

 

日々の生活で香りを取り入れて癒されたい気持ちはとてもよくわかりますが、基本的には、猫と一緒に暮らすご家庭では使用しないであげてください。

愛猫のことを第一に考えてあげましょう。

 

【猫にとって安全に使用できる加湿器の紹介】

現在の加湿器には様々な機能がついているものも多いので、愛猫の生活スタイルにあった加湿器をみつけてみてください。

筆者が猫にとって安全に使用できる加湿器の一部をご紹介します。

 

 

FE-KXU07 | 商品一覧 | 加湿機 | Panasonic

 

吹き出し口が熱くならない、ヒーターレスの気化式加湿器です。

音に敏感な猫でも静音な加湿器になり、お手入れも簡単で加湿力もあります。

 

 

加湿器 ハイブリッド式 700ml HVH-700R1-Ｔ/アイリスオーヤマ

 

安定感があるボディで、倒れにくく水や吹き出し口が熱くならないハイブリット式加湿器です。

音も静かで加湿力もありますが、こまめなお手入れは必要になります。
 

まとめ

花粉の時期やまだまだ乾燥する日のマストアイテムの加湿器。今回は、猫と暮らす上で安全に使用できるような注意点を中心にご紹介させていただきました。

最近は、加湿器にアロマオイルやアロマウォーターを入れるものもありますが、精油やアロマ自体が猫にとってはとても危険なので使用は避けてあげてください。

 

この記事が少しでも、お役に立てたら幸いです。