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寒い冬の時期、猫の留守番時の暖房対策を解説


2月は1年でいちばん寒い月と言われています。

猫は寒さが苦手な動物ですので、暖房対策をしっかりとしてあげる必要性がありますが、愛猫だけの留守番時の暖房について悩んだことはないでしょうか?

 

「暖房を全て消すのは寒くてかわいそう。しかし、つけっぱなしにして良いのだろうか」と心配になりますよね。

今回は、暖房器具を使用する際の注意するべきこと、留守番時に安全な暖房対策やグッズを解説します。

留守番前に確認すること

 

愛猫をひとりで留守番させる前に、3つのことを忘れずに確認しましょう

ガスコンロなどの火の元確認

 

愛猫がキッチンに入り、ガスコンロのスイッチを誤って押してしまうことがあります。

それにより、ガスコンロの周りに置いてある物に引火してしまう可能性があります。

ガスコンロのロック機能があれば、愛猫だけの留守番前に必ずロックにしておきましょう。

もしロック機能がついてないガスコンロの場合は、愛猫をキッチンに入れさせないように対策しなければなりません。

キッチンの出入り口がひとつの場合、ペットフェンスを設置するという手がありますが、猫が飛び越えてしまう高さのものでは効果はありません。ペットフェンスは十分な高さがあり、猫が通り抜けられないものを用意しましょう。

 

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アイランドキッチンのように塞ぐことができない場合は、キッチンスペースのない部屋で留守番させるかまたは、安全面を考慮してケージに入れてあげる必要があります。

電気コードなどが差しっぱなしではないか


おもちゃと勘違いして、愛猫が誤って電気コードを噛んでしまう可能性があります。

コードを噛んでしまうことにより愛猫が感電してしまう恐れがあるので、とても危険です。

使用していない電化製品や充電コードなどは、留守番前に抜いておきましょう。

飲み水、トイレを清潔にしておく

 

愛猫だけの留守番の際は、水を2〜3箇所ほど設置するといつでも愛猫が飲むことができます。

複数箇所に置いてあれば、留守番時に愛猫が水をこぼしてしまい、飲めなくなるという心配はなくなります。

 

トイレは、猫1頭に対して、1つ以上のトイレが理想です。自宅を出る前には、トイレを綺麗にして清潔なトイレ環境をつくってあげましょう。

暖房器具で注意すべきこと

猫だけの留守番時に暖房器具を使用することは注意が必要になります。

低温やけど

 

わたしたちがこの時期よく使用するカイロにも、注意書きとして低温やけど注意と注意喚起として記載してありますが、実際にどのようなことがキッカケで起こってしまうのかご存知でしょうか?

実は、低温やけどは普通のやけどと違い「熱い」「痛い」という感覚はあまりなく、気づかないうちになってしまうことが多いです。低温やけどについて、しっかりと理解する必要がありますので解説します。

 

低温やけど
 低温やけどとは、体温よりも高く温かいと感じる温度(約40〜50℃程度)の熱源に長時間、直接皮膚に触れていることが原因となります。
 原因となる熱源は、この時期に暖房器具でよく使用されることが多いファンヒーター、石油 ストーブ、ペット用ホットマット、床暖房、カーペットや固体の熱源に限らず液体も同様です。
 動物の場合、被毛に覆われているので直接皮膚に触れていないので大丈夫なのでは?と思われがちではありますが、心地良い温かい温度では、本人たちも熱さや痛みも感じにくいため長時間同じ場所に皮膚を接触してしまうことがあります。そのため、被毛から徐々に直接皮膚に伝わり低温やけどを引き起こしてしまいます。
 低温やけどはすぐには気づきにくく、被毛がある動物では見た目での判断が難しいので皮膚をしっかりと確認する必要があります。
  
 低温やけどは、皮膚の症状により熱傷レベルがあります。
 初期の症状としては、皮膚が赤くなり軽度の痛みを伴います。
 そこから、低温やけどの症状が悪化すると、1〜2週間後には皮膚に水泡(水ぶくれ)ややけどの範囲が広範囲になり痛みが増してきます。
 症状や熱傷レベルが高い場合、皮膚組織が黒くなってしまい壊死してしまうのでその部分の神経は損傷し痛みの感覚はほとんどなくなります。
 最悪の場合、命に関わります。

電気コードを噛むことによる感電や発火

 

電気コードの導線部分は電流が通らない素材で保護はされてはいますが、導線まで噛んでしまうと感電してしまいます。

感電してしまうことにより、口腔内や口周りの皮膚が火傷してしまったり、最悪の場合、命に関わってしまうこともあるのでとても危険です。

また、噛んでしまった部分が断線してショートしてしまうと発火して家事になる可能性もあります。

 

使用していない電化製品や充電コードは抜いておくことはもちろんですが、コードやコンセントしまうボックスやコードカバーを活用して対策してあげましょう。

 

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自分で体温調節できるように、暖房器具を使わないエリアの確保

寒い日に愛猫を留守番させる時、部屋を暖かくしてあげたいと思う飼い主さんは多いと思います。

冬の時期、猫にとって快適な温度は22〜26℃が目安になります。また、湿度は40〜60%を維持できるように加湿器を利用してあげましょう。年齢や体調なども考慮する必要性がありますので、愛猫にあった温度や湿度を設定してあげてください。

 

部屋を暖めすぎてしまうと、猫の体温が上がってしまい体調を崩してしまうこともありますので、室温計を設置しておきましょう。

愛猫にあった温度設定にしてあげることはもちろんですが、愛猫自らが体温調節ができるように暖房器具を使わないエリアも確保してあげることをおすすめします。

 

一人暮らしの場合、部屋がひとつしかないことも多いと思います。

その際に、できる工夫としては、部屋の中で比較的温度が低い場所として玄関や洗面室などが挙げられますので、その場所に自由に行き来できるようにしてあげましょう。

留守番中、愛猫がイタズラや誤飲してしまいそうなものは必ず片付けておきましょう。

猫に優しい暖房器具やグッズを選ぶポイント

 

冬の時期に、快適な留守番時間を過ごしてもらうために暖房器具やグッズを解説します。また、愛猫だけの留守番時に不向きなものもありますのであわせて解説します。

優しい暖房器具やグッズ

エアコン

 

愛猫にとって快適な温度設定にして、リモコンを愛猫の手の届かない場所に置いておくことで安全に使うことができます。

エアコンからの暖かい空気は上へ、冷たい空気は下に行きます。暖かい空気を循環させるためにはサーキュレーターを使用することで、部屋の中が暖まるのでおすすめです。

また、乾燥対策として加湿器も忘れずに設置しておきましょう。

ペット用のホットマット

 

ペット用のホットマットは、コードを齧ってしまうことによる感電予防に金属製の作りになっていたり、マット部分は爪や歯を立てられても頑丈なハードタイプになっているものが多く配慮した作りになっています。

先ほど、説明した低温やけどには注意しなければならないので、ホットマットのままではなく、必ず毛布やベットの下などに入れて直接皮膚と接触しないように設置してあげましょう。

ただし、使用前からコードを噛むような様子があれば使用は避けるべきです。使用前に一度、愛猫の様子をみて使用するかは判断が必要になります。

 

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毛布やベッド

 

電気を使用しないので、安全に使えるグッズになります。

愛猫のみの留守番時、エアコンを使用していても外の寒さの変化もあり寒いと感じることはあります。そのような時に、毛布やベットがあれば愛猫が自分で暖をとれるので、ぜひ準備してあげてください。

また、お気に入りのベットや飼い主さんの匂いがついた毛布などを設置してあげると留守番中でも、安心して過ごせます。

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愛猫のみの留守番時に、不向きな暖房器具やグッズ

石油ストーブ、ファンヒーター

 

高温になるため、猫が近づきすぎてしまうとやけどや、被毛が焦げてしまったり引火してしまう場合もあり、非常に危険です。

石油ストーブやファンヒーターの前に長時間居座ることによっても、低温やけどを起こしてしまいます。

また、灯油が燃料なので留守番中に換気をすることはできないため、酸素不足になります。その結果、室内の酸素濃度は低下し、不完全燃焼を起こし一酸化炭素が発生する原因になります。

一酸化炭素は、人間にも猫にとっても毒性が強く命に関わるので、愛猫のみの留守番中の使用は危険です。

電気こたつ

 

愛猫のみの留守番中に、電気こたつの温度を弱にして外出する方もいらっしゃるのでは。人間とは違い猫は体をすっぽりとこたつの中に入れて暖をとるので、長時間その中にいると低温やけど、脱水症、熱中症になる可能性があります。

愛猫が電気こたつを気に入ってるのであれば、留守番前には必ず電源を切り、こたつ布団の一角をあけていつでも出入りできるようしてあげれば、電源がついてなくてもこたつを活用したハウスができるので、その中で暖をとることは可能です。

床暖房、ホットカーペット

 

床暖房やホットカーペットを愛猫のみの留守番中につけっぱなしにしておいてあげたいと思う飼い主さんは多いです。

温度設定やタイマーで切れる設定にしていても、長時間その上にいることで低温やけどを引き起こす可能性もあります。

留守番中はずっと同じ場所で寝てしまうことも多く、より防ぐことが難しくなります。使用する際は注意が必要です。

まとめ

今回は、寒い冬の時期に猫をひとりで留守番させる時の暖房対策について解説させていただきました。

暖房器具は、暖かく快適な環境をつくってくれる優秀なアイテムではありますが、愛猫のみの留守番時やそうでない時でも、注意するべきことがあることを理解してから使用しましょう。

低温やけどはすぐには気づきにくいのです。冬の時期は毎日のコミュニケーションのひとつとして、マッサージしながら皮膚や身体のチェックをしてあげましょう。

この記事が少しでも、お役に立てれば幸いです。





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