最近よく耳にするペットカメラ。人気の秘密はどこにあるのでしょうか?
その答えは、外に居ながらお留守番しているペットの様子を確認できる!です。
コロナ禍で在宅ワークが主流になったころ、癒しを求め愛犬や愛猫などのペットを迎え入れた人が増えたそうです。
徐々に出社に切り替わり始めると、自宅に居る愛犬・愛猫、ペットたちの様子が気になる……。
また、普段は自宅に居てペットのお世話をしている飼い主さんが、用事で外出したとき、ペットの様子が心配……。
家族が仕事や用事、学校などで不在になるご家庭や、一人暮らしの飼い主さんには、外出先で愛するペットの様子を確認できたら安心ですね。
試しに「ペットカメラ」で調べてみると、さまざまな機種や機能がありました。
あまりの多さに、何を選んでいいのか迷ってしまうことも……。
この記事では、プラスαの機能を含め、ペットカメラの選び方についてお伝えします。
【結論】-------------------------
ペットカメラでできること
- 外出先でペットを確認することで異変に気づき早めに対応できる
- 飼い主が寝ている間のペットの様子を録画し確認できる
- 在宅ワークなど別室にいるペットの様子を確認することで仕事に集中できる
- 防犯対策
ペットカメラの選び方
- 飼い主が欲しい機能や性能の優先順位を明確にする
プラスαの機能
- 夜間モード
- プライバシーモード
- 通話機能
- 追尾機能
- 室温チェック機能
- おやつ(餌)やり機能
また、記事の後半にはおすすめのペットカメラをご紹介します。
愛犬・愛猫をはじめ鳥やハムスターなどのペットを見守るカメラ選びの参考になれるよう、記事にまとめました。
ぜひ最後までお読みください。
ペットカメラで何ができるの?
- 外出先でペットを確認
- 飼い主の就寝時間中ペットの映像を録画
- 在宅ワークなど別室にいるペットの様子を確認
- 防犯対策
ペットカメラは、ネットワークカメラのひとつです。
撮影した映像を、ネットワーク(情報の伝送を行うための通信設備)を通して、パソコンやスマートフォンで見られるデジタルビデオカメラです。
ペットカメラは、飼い主の留守中、ペットの様子を見守る・確認することが一番の目的になります。
外出先でペットを確認
外出先でペットの様子を確認することで、もしものとき、異変により早く気づくことができます。
録画機能搭載のペットカメラであれば、病院受診になった場合、獣医師に映像を見せられるので診断の手がかりにもなるでしょう。
飼い主の就寝時間中、ペットの映像を録画
飼い主さんが就寝中に愛犬や愛猫はどのように過ごしているのか気になったことはありませんか?
しっかり睡眠できているのか、食糞などしてはいないか……など夜中の様子を後でチェックできれば安心ですね。
在宅ワークなど別室にいるペットの様子を確認
働き方改革で多種多様な働き方が増えてきました。
在宅ワーク中、鳥やハムスター、爬虫類などのペットであれば、ケージや柵の中で落ち着いている場合は問題なく仕事に集中できます。
年齢の若い愛犬の場合、ケージ内にいてもかまってほしいときは、あの手この手でアピールするので仕事の手が止まってしまうことも……。
そんなときは別室で作業して、ペットカメラで確認できれば、仕事に集中できるでしょう。
防犯対策
ペットカメラを防犯カメラとして使っている人もいるようです。
人感センサー機能があれば、留守中に人の気配をキャッチしてお知らせを受け取ることで、迅速な対応につながるでしょう。
ペットカメラの選び方
- ペットにあったカメラを選択する
- 必要な機能が搭載されたカメラを選択する
- 【多機能モデル】プラスαな機能が搭載されたカメラを選択する
選び方の順番として、飼い主さんが欲しい機能や性能の優先順位を明確にしましょう。
ペットカメラの選び方3つのポイントは『ペットにあったカメラ』『必要な機能が搭載』『プラスαの機能』です。
ペットにあったカメラを選択する
現在飼育しているペットは、ケージや柵の中に収まる大きさなのか、室内をフリーに動き回れる愛犬や愛猫なのか、大きさや飼育状況などによってペットカメラの選択は変わります。
一定の場所に居る鳥やハムスターなどの場合は、撮影範囲はそれほど広くなくても問題はないでしょう。
放し飼いの愛犬や、愛猫の場合は行動範囲が大きいので撮影範囲が広い広角カメラが安心です。
また、ある角度からはどうしても見えない範囲(死角)が少ないものを選ぶとよいでしょう。
必要な機能が搭載されたカメラを選択する
【画質】
画質には、HDとフルHDがあります。
ペットの成長記録や画像を愛でる癒し目的であれば、高画質のフルHDを選択することをおすすめします。
また、画質にこだわりがないようであれば、その他の機能を優先して選ぶと、コスト削減になるでしょう。
【動画の保存】
動画の保存方法は、基本2種類になります。
各メーカーのクラウドへ一時的に保存された後スマートフォンに保存
メリット:カメラが破損してもクラウドに保存されているのでデータは残る
デメリット:画像の流出などセキュリティに不安
SDカードに保存
メリット:SDカードに直接データ保存するので画像流出などの心配がない
デメリット:SDカードの容量が少ないと上書きされる。高い場所に設置した場合、取り出しが不便
以上のように、それぞれメリットデメリットがありますので、よく検討して選択しましょう。
多機能モデル|プラスαな機能が搭載されたカメラを選択する
夜間モード
帰宅が夜遅い場合や、夜中のペットの様子を確認したい場合などは、夜間モードが搭載されているペットカメラがおすすめです。
白黒映像になり低画質にはなりますが、暗い室内でも比較的クリアな映像が撮影でき、後でペットの様子を確認できます。
プライバシーモード
家族でペットカメラを共有している場合、プライバシーモードがあると便利です。
外出先の家族に、在宅している人の様子を見られたくないとき、一時的にカメラをOffにできる機能です。
プライバシーモードがないペットカメラで、在宅している様子を見られたくない場合は、カメラに布をかぶせるなどの対応をとる必要があるでしょう。
通話機能
比較的多くのペットカメラに搭載されている通話機能。
マイクとスピーカーが付いているので、カメラ付近の音声が聞けたり、飼い主さんが愛犬へ声掛けしたりできる機能です。
便利な機能ですが、ペットによってはそばに居ない飼い主さんの音声だけが聞こえる状態に、興奮したり怖がったりすることも……。
愛犬の性格をみながら使うかどうか検討しましょう。
追尾機能
画面に映っている対象の動きを検知して、自動で追尾・録画する機能。
家族が不在のときに、ペットの自由な動きやイタズラなどを後から見ることができます。
もしもの怪我や防犯などにも役に立つでしょう。
室温チェック機能
室内温度のセンサーが搭載されているペットカメラであれば、室温をチェックすることができます。
冬から春、秋から冬など季節の変わり目で、室温調節にとまどうときに、室温がわかれば安心ですね。
機種によっては、スマートフォンからエアコンを遠隔操作でき、リアルタイムで室温調整が可能になるでしょう。
おやつ(餌)やり機能
ペットカメラ内部に、愛犬の好きなおやつやペットフードを入れられ、スマートフォンなどの遠隔操作で、与えることができる機能です。
一定時間自宅を留守にする場合に、使用される飼い主さんもいるようです。
ペットカメラの注意点
- Wi-Fi環境が不安定だと外出先から映像が見られない
- 撮影範囲によって見える範囲が限られる
- 工事設計認証済の製品を選ぶ
- スマートフォン連携数
- セキュリティ対策
ペットカメラは、特別な工事が不必要で簡単に取り付けられますが、いくつかの注意点があります。
正しく理解して、納得してからペットカメラ導入の検討をおすすめします。
Wi-Fi環境が不安定だと外出先から映像が見られない
この記事のはじめにもお伝えしましたが、ペットカメラを使用するには、ネットワークに接続する必要があります。
そのため、自宅のWi-Fi環境や外出先での通信環境が不安定な場合、外出先でペット映像を確認することができなくなります。
撮影範囲によって見える範囲が限られる
カメラを固定したことがある人はわかると思いますが、カメラは撮影できる範囲が決まっています。
設置場所にもよりますが、室内に複数の物が置かれていたり、撮影範囲の狭いペットカメラだったりすると、ある角度からはどうしても見えない範囲(死角)ができてしまいます。
ペットカメラを選ぶ際、撮影範囲のチェックを忘れずにしましょう。
実際に使用する前に、室内のどこまでが見えるか、物に隠れて見えない箇所はないかなど、チェックしておくと安心ですね。
工事設計認証済の製品を選ぶ
ペットカメラを利用する際、工事設計認証番号を取得している製品をおすすめします。
総務大臣の登録を受けた登録証明機関のみが行える、『技術基準適合証明・工事設計認証』。
BluetoothやWi-Fiなどの無線モジュール(電子部品)が搭載された無線機器/無線設備の品質管理など、電波法に定められる技術基準に適合していることを証明するものです。
例えば、みなさんが利用しているスマートフォンは、ほとんど工事設計認証によって認証されたものなのです。
安心・安全に使用するためにも、量産されているペットカメラなども、工事設計認証によって基準に適合しているものを選びましょう。
参考:総務省 電波利用
スマートフォン連携数
メーカーによって、1台のカメラに登録できるスマートフォン台数は様々です。
また、同時に複数のスマートフォンからアクセスする場合、制限があることも……。
事前にチェックしておくと、安心ですね。
セキュリティ対策
ペットカメラを安心・安全に使用するためには、セキュリティ対策が必要です。
ネットワークに繋がれているカメラが、不正にアクセスされてしまうと、カメラ内の映像・音声などを盗み見されたり、盗み聞きされたりしてしまうことも……。
ペットカメラから不正アクセスされると、知らない人に室内の様子を観察され、室内のレイアウト・間取り・不在時間帯などの情報が知られてしまう可能性も考えられます。
個人のプライバシーや情報を、盗まれて悪用されてしまうリスクもゼロではないでしょう。
セキュリティ対策として、パスワードを設定し適宜変更したり、安全なネット回線を利用するなど、他にも複数あります。
便利な面だけでなく、リスクを知った上で、ペットカメラの利用を検討した際は、正しい知識を身につけ、対策していくことが大切です。
ペットカメラ設置場所
繰り返しになりますが、ペットカメラの設置場所は重要です。
愛犬や愛猫のように活動範囲が広い場合と、鳥やハムスターなどの活動範囲がケージ内という場合とでは、撮影したい範囲が異なるからです。
室内のどこにカメラを設置するのかをある程度決めておくと、ペットカメラを選ぶ際の助けになるでしょう。
ワンランク上のおすすめペットカメラ7選
ここからは、ワンランク上のおすすめペットカメラをご紹介します。
ペットカメラ選びの参考にぜひどうぞ。
AnkerJAPAN Eufy Dog Camera D605
Anker(アンカー)は、モバイルバッテリーが有名なメーカー。
フルHDで明暗どちらでも観察できるペットカメラでありながら、給餌・呼びかけ機能が搭載されているのは、愛犬家には嬉しいですね。
16GBの本体メモリでSDカード不要。
自動追尾機能はありますが、上下の角度は変更不可のため、猫には不向きなようです。
Furboドッグカメラ -360° ビュー
参考:Furboドッグカメラ
Furboのドッグカメラは、360°ビューの最高画質フルHDカメラ・自動追尾機能でも360°ビュー対応が特徴です。
次世代暗視モニターで暗闇でも鮮明に愛犬がわかります。
犬認識技術は、AI機械学習により精度が向上していくのも嬉しいですね。
双方向会話やAlexaとの連携も可能です。
WTW 塚本無線 みてるちゃんシリーズ
参考:WTW 塚本無線
WTW 塚本無線 みてるちゃんシリーズの中から、以下の3つをご紹介します。
みてるちゃん猫:コンパクトでシンプルなタイプ
みてるちゃん2:みてるちゃん猫の進化版で、画質向上
みてるちゃん2+:ペットも防犯にも役立つ高性能
首振り機能は水平だけでなく、垂直にも動き、愛猫がキャットタワーへ移動しても確認できるので、愛猫家には嬉しい機能です。
パナソニック(Panasonic)HDペットカメラ KX-HDN215
パナソニックHDペットカメラは、フルHDの高画質で愛犬や愛猫などの表情がよくわかると評判。
広角カメラではありませんが、360°首振りができ暗所でも見守れると人気です。
留守番中の様子やトイレなどの状況がわかるのは助かるでしょう。
底面に特殊な吸盤を装着した、転倒防止構造を採用しているのも特徴のひとつです。
アイ・オー・データQwatch TS-WRLP
参考:アイ・オー・データ
Qwatch TS-WRLPは、無線LANに対応した屋内用のネットワークカメラです。
専用のアプリを使って、留守番中のペットの様子をお手持ちのスマートフォンやタブレットで確認可能。
フルHDの高画質でペットの様子がハッキリ見え、さらに高感度CMOSセンサー搭載なので、薄暗い場所でもカラーで見ることができます。
設定に不安なときは、サポートもあるのでペットカメラ初心者でも安心ですね。
リッチェル見守りカメラ LOOK
参考:リッチェル見守りカメラ
200万画素の高画質カメラを搭載している、リッチェル見守りカメラ。
明所だけでなく暗所でもペットの表情がわかり、横方向360°縦方向100°広い画角で見守れるのはポイントです。
Wi-Fi接続も、アプリの案内通りに進んでいけばスムーズなので初心者にも助かります。
映像重視の飼い主さんにおすすめです。
パンチルト ネットワークWi-Fiカメラ Tapo C200
パンチルト ネットワークWi-Fiカメラは、給餌や温度検知などのプラスαの機能はありませんが、双方向通話・アラーム機能を搭載、基本的な機能がしっかりしています。
ペットカメラをはじめて検討している飼い主さんには、気軽に導入できる商品です。
フルHD動画で1080pの高画質、録画した映像はmicroSDカードに保存可能。
水平方向に360º・垂直方向に114ºの首振りができるので、上下にも動く愛猫にも嬉しいですね。
【ペットカメラ】愛犬・愛猫を見守れる|設置場所はペットの活動範囲から!(まとめ)
この記事では、愛犬・愛猫を含む、各ペットを見守れるペットカメラの選び方などをご紹介しました。
プラスαの機能が搭載された、ワンランク上のペットカメラも多数あり迷ってしまいますね。
ペットカメラ選びのポイントは、ペットの活動範囲を考慮して飼い主さんが欲しい機能の優先順位を決めること。
全ての機能が揃っているカメラがなかった場合、飼い主さんにとって譲れない機能を洗い出しておくと、選びやすくなりますね。
カメラの設置場所の確認も忘れずにチェックしましょう。