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【犬の夏・冬】エアコンつけっぱなし?使い方、設定温度や電気代の節約について

犬のいるご家庭では、エアコンの設定温度や使い方についてお悩みはありませんか?

 

「犬の適温は?」「夏や冬にエアコンをつけっぱなしにするの?」「エアコンの電気代が心配……」などなど。

 

確かに、犬は自分から「暑い」「寒い」と言葉で表現することはできないので、飼い主は悩まれるでしょう。

 

さらに近年、地球温暖化や異常気象の影響で、今までに経験したことのないほどの暑さや、突然の寒波などが起こっています。

 

このような状況の中、お住まいの地域によっては一年中エアコンを使用している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

愛犬にとって快適な室内の設定温度がわかると安心ですね。

 

この記事では、愛犬が快適に過ごせる室内温度やエアコン使用時の注意点をまとめました。ぜひ最後までお読みください。

 

【結論】---------------------------

犬にとっての室内の適温とは

➡夏:23~26℃ ※熱中症に注意

 冬:21~24℃ ※暖房器具による低温火傷に注意

参考文献:野沢延行『犬のための家庭の医学』P74~P75

 

エアコンのつけっぱなし

➡夏:残暑が厳しい地域では、愛犬の熱中症対策として有効

 冬:エアコンと併用して防寒グッズの使用でつけっぱなし頻度は減少

電気代節約:自動運転機能が有効

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犬の適温|愛犬が快適な室内の温度設定

意外と暑がりな犬の平均体温は38度台と言われています。

 

人間よりも体温は高めですが、犬の全身には汗をかく機能がないため体内に熱をため込みやすい性質です。

 

犬種にもよりますが、体温が高めの犬にとって快適な室温は下記のとおりです。

 

夏の室温:23~26℃

冬の室温:21~24℃

 

上記の室温になるよう、エアコン設定をするといいでしょう。

 

夏はエアコンつけっぱなし?暑さの危険性

・犬に直接冷風をあてない
・湿度60%以上は除湿を行う

・熱中症のサイン

・電気代の節約

 

お住まいの地域にもよりますが、夏場の日中、窓を閉め切った室内や夜間などは温度が高くなります。

 

もし、室温が28℃を超えるようであれば、エアコンのつけっぱなしで調整することも検討してみてはいかがでしょうか。

 

エアコンをつけっぱなしにする際、いくつかの注意点があります。

 

犬に直接冷風をあてない

人間も冷風に直接当たり過ぎると体調を崩すことがあるように、犬も直接冷風が当たると体が冷え切って体調面に異変が起こることが……。

 

犬が過ごすケージやハウスに、エアコンの風が直接当たらないよう配慮が必要です。

湿度60%以上は除湿を行う

犬は環境気温22℃以上、湿度60%以上でも熱中症を発症するおそれがあります。

 

室温を気にすると同時に、湿度も意識するようにしましょう。

 

除湿機やエアコンの機能による除湿も大切になります。

熱中症のサイン

熱中症の初期サインは以下のとおりです。

 

・パンティング(舌を出してハァハァする)

・横になることが多い(動くのがおっくうな感じ)

・体が熱い

・よだれの量が多い

・口の中や舌の赤みが強い

 

上記のようなサインが見られたら、室温や湿度を確認して涼しい場所で水分補給を行いましょう。

 

ぐったりしていたり、けいれん・嘔吐・血尿が出たりした場合は、素人判断はせず獣医師へ相談することをおすすめします。

電気代の節約

エアコンのつけっぱなしで電気代が気になる場合は、エアコンの機種にもよりますが自動運転がおすすめ。

 

設定した温度を保ちながら自動で風量調整が可能なので、余分な電気量を使わずお財布にも優しいです。

 

エアコンの機種によって使える機能は異なりますので、ご自宅のエアコンをチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

また、エアコン以外の暑さ対策として、ひんやりベッドやマットも有効です。

 

暑さ対策についてはこちら▶▶▶

【犬用ひんやりベッド・マット】暑さ対策の必需品!種類・選び方について

 

冬は適宜にエアコン使用と防寒グッズを併用|注意点

・防寒グッズ

・低温火傷に注意

・脱水症状に注意

・その他の暖房器具|床暖房

 

熱中症と聞くと夏を連想しますが、実は冬の熱中症にも注意が必要です。

 

犬の寒さ対策として、エアコンで暖め室内の湿度が60%を超えた場合、冬でも熱中症になることが……。

 

人間がちょうどいい室温は、犬にとって「暑い」と感じる場合もあるので、飼い主の体感にたよるのではなく、必ず温度計で犬にとっての適温チェックを忘れずに。

 

また、飼い主が「暑さでぐったりしていないか」「身体を丸くして寒がっていないか」など愛犬の様子を見ることも大切ですね。

 

冬はエアコンの他に、防寒グッズがあるので上手に併用すれば夏のようなエアコンのつけっぱなし……は軽減されるでしょう。

防寒グッズ

冬用(暖かい素材)ハウス、犬用電気アンカ、毛布などがありますので、愛犬に合ったグッズが見つかるといいですね。

 

低温火傷に注意

愛犬の居る室内に、こたつ・ホットカーペットなどを使用する場合は注意が必要です。

 

被毛の多い犬種は、皮膚に熱さが伝わりにくいので人間が使用する暖房器具の近くでウトウトしてしまうと、低温火傷になる可能性があります。

 

愛犬が近くに居る場合は、温度を低温に設定する、タイマー機能で一定時間になるとOFFになるように設定するなど工夫をしてみてはいかがでしょうか。

脱水症状に注意

犬も人間も、水分が不足すると脱水症状を起こす場合があります。

 

冬は暖房使用で室内は暖かく、乾燥することがありますね。

 

愛犬の喉が渇いたとき、いつでも新鮮なお水をたっぷり飲めるよう用意しましょう。

その他の暖房器具|床暖房

床暖房は足元から効率よくお部屋を暖められます。

 

火傷や火事の危険性が少なく、愛犬にも安心して使用できるでしょう。

 

床暖房を正しく使用すれば、子犬や老犬の寒さ対策に有効です。

 

寒さ対策の住環境についてはこちら▶▶▶

床暖房で愛犬と冬を暖かく過ごそう!使用方法とおすすめメーカーを紹介

エアコンの正しい使い方|愛犬のためにできること

・定期的なメンテナンス

・エアコンの設定温度

・急な停電に備えて|エアコンのつけっぱなし時に慌てないために

 

夏でも冬でも、愛犬にとってエアコンは欠かせないアイテムとなりました。

 

次にエアコンの正しい使い方をお伝えします。

定期的なメンテナンス

季節の変わり目で冷房から暖房(または、暖房から冷房)に切り替わるシーズンでは、そのまま使用するのではなく正しいお手入れを心がけましょう。

 

エアコンのホコリは、フィルターにたまります。

こまめに掃除機で吸うなどして、清潔に保ちましょう。

 

エアコン内部にカビが発生すると、送風口からカビが飛散します。

 

カビが原因で、犬のアレルギーや一部の皮膚病につながる恐れがあるそうです。

 

エアコン内部のカビは飼い主自身ではきれいに取り除くことはできないので、業者に依頼してエアコンクリーニングするのがおすすめです。

 

エアコンの設定温度

繰り返しになりますが、愛犬の室内の設定温度は、夏場は23〜26℃、冬場は21〜24℃になります。

 

さらに、湿度は40〜50%が愛犬にとって快適と言われています。

 

季節によっては、除湿器または加湿器などを室内の湿度調整に活用してみてはいかがでしょうか。

急な停電に備えて|エアコンのつけっぱなし時に慌てないために

夏場は熱中症のリスクから、エアコンをつけっぱなしにするご家庭もあるでしょう。

 

この記事の冒頭にも記載しましたが、近年の異常気象による突然のゲリラ豪雨などで、一次的に停電する場合も……。

 

もし、飼い主が外出中に停電が起きたら?

 

エアコンのつけっぱなしによる適温調整だけに頼らず、遮光カーテンや断熱フィルム、ひんやりベッドやマットの併用、水分を多めに用意しておくなど、アイテムを活用してリスクを軽減しましょう。

愛犬にとって快適な住宅環境|AMILIE

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暑さから愛犬を守るおすすめ建材・設備はこちら▶▶▶

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愛犬に心地よい室内環境を用意する|まとめ

この記事では、愛犬にとって快適な室温やエアコンの効果的な使い方、使用時の注意点、電気代の節約法などをお伝えしました。

 

【まとめ】---------------------------

犬にとっての室内の適温とは

➡夏:23~26℃ ※熱中症に注意

 冬:21~24℃ ※暖房器具による低温火傷に注意

参考文献:野沢延行『犬のための家庭の医学』P74~P75

 

エアコンのつけっぱなし

➡夏:残暑が厳しい地域では、愛犬の熱中症対策として有効

 冬:エアコンと併用して防寒グッズの使用でつけっぱなし頻度は減少

電気代節約:自動運転機能が有効

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季節によってエアコンの使い方を変えることで効果も変わり、節電効果も期待できます。

 

これからも、愛犬にとって心地よい室内環境を用意して、愛犬の健康を守り続けていきましょう。





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