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100歳で高齢出産に成功した動物園の人気者は?


フィラデルフィア動物園に生息する絶滅危惧種のガラパゴスゾウガメの夫婦が、100歳近い年齢で新しいベビーを迎えた。

動物園は150年以上の歴史のなかではじめてとなる4匹の子ガメの到着に大喜びしている。赤ちゃんはメスの「マミー」とオスの「アブラゾー」の子供で、動物園で最も古くから飼育されている2頭である。マミーは100歳にして初めての出産を経験した。

動物園によると、この4匹は爬虫類・両生類館の裏側で飼育されており、順調に成長をしているという。体重は70グラムから80グラムで、ニワトリの卵ほどの重さである。
最初の卵は2月27日に孵化し、まだ孵化する可能性のある卵は動物園の動物ケアチームが観察している。

「これはフィラデルフィア動物園の歴史における重要な節目であり、このニュースを私たちの街、地域、そして世界と共有できることをこれ以上なく嬉しく思います」と、園長兼CEOは声明で述べた。

母親になったマミーは動物園水族館協会の種存続計画において、最も遺伝的に価値のあるガラパゴスゾウガメの一匹と考えられている。
彼女はまた、西サンタクルーズガラパゴス種では最高齢の初産婦でもある。動物園での繁殖自体が非常に難しいなか、高齢のカメが出産したのは奇跡に近い。
動物園では4月23日に子ガメの一般公開と命名コンテストを予定しているそうだ。かわいいベビーをひと目見ようと多くの人が訪れるだろう。

寿命の長いことで知られるカメだが、今回生まれたベビーが100歳になるころ、ガラパゴスゾウガメを含む絶滅危惧種の動物たちが生き続けていることを願いたい。

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