
ホスタという観賞用植物を知っているだろうか?画像を検索すると、多くの人が見たことあると答えるくらいどの国でも一般的な植物だ。
しかし、このホスタがペットにとって非常に有毒であることはあまり知られていない。
イギリスに住むケイトリン・ロバーツさんが飼っている生後18か月のチワワの「クーパー」は、誤って有毒の植物を食べてしまった。
クーパーは突然食事をとらなくなり、泡を吐いて震え始めた。緊急手術を受け、一命は取り留めたものの、原因の特定には時間がかかったという。
その後、クーパーは庭や公園でよく見られる「ホスタ(ギボウシ)」を食べた可能性が高いことが判明したのだ。
ホスタは観賞用として人気の植物だが、犬にとっては有毒で、少量でも嘔吐や下痢、腹痛、食欲不振などを引き起こすことがある。
「原因が分からないまま何日も苦しませてしまったことが、本当に辛かったです。犬は家族であり、子どものような存在ですから」とロバーツさんは語る。
クーパーの治療には約6,000ポンド(約120万円)がかかったが、保険を切り替えた直後だったため補償を受けられず、家族が貯金を取り崩して費用を工面したという。また、クーパーには今後も後遺症が残る可能性がある。
愛犬が有毒な植物を誤って食べ、重篤な状態に陥ったことを受け、ロバーツさんは植物への警告ラベルの表示を義務化するよう政府に訴えている。
「小さな取り組みかもしれませんが、多くのペットの命を救えるはずです」と、彼女はオンライン署名を立ち上げ、植物を販売する店舗に対し、有毒植物には分かりやすい警告表示や、緊急相談窓口の連絡先を記載するよう義務化を求めている。
ちなみに、犬に有毒な植物はホスタだけではない。チューリップ、スズラン、イチイ、サゴヤシ、キョウチクトウ、フィロデンドロンなどの身近な植物も危険とされている。家に置かないのはもちろん、散歩中には愛犬が植物を口にしないよう日頃から注意しておきたい。