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愛犬の散歩嫌いの克服方法とは?嫌がる理由と散歩不足のリスクを解説

「犬は散歩が好き」というイメージがありますが、実際は散歩が好きな子もいれば嫌いな子もいます。

散歩途中に帰りたくなったり立ち止まったりと、散歩を拒否する子も多くいます。

飼い主さんが散歩に行く素振りをすると、隠れたり威嚇したりすることも。

室内飼いが主流の現在、快適なお家でゆっくりまったり過ごていたいのかもしれませんね。

しかし、散歩不足は健康面でのリスクを伴うこともあるため、注意が必要です。

この記事では、犬が散歩を嫌がる理由とその克服方法、散歩不足のリスクについて詳しく解説しています。

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散歩が嫌いな犬もいる!散歩嫌いの理由とは?

散歩が嫌いな犬もいる!散歩嫌いの理由とは?
散歩を嫌がる犬には、それぞれの嫌がる理由があります。

自分の愛犬に当てはまる理由はないか、愛犬が散歩を嫌がる理由を明確にしましょう。

散歩中に怖い思いをしたトラウマ

散歩中に怖い思いや嫌なことを体験した場合、「散歩=怖いことが起きる」というネガティブなイメージを持ってしまいます。

車や工事現場の大きな音、飼い主さん以外の見知らぬ人や犬との出会いなど外に出ることによる怖い経験から不安や恐怖が生まれることがあるようです。

それらがトラウマやストレスとなって散歩を拒むことにつながってしまうことがあります。

家の中では聞いたことのない音や見たことのないものと対面することに臆病になっていると言えるでしょう。

散歩のコースが嫌い

散歩中に突然の大きな音にびっくりした、線路の溝に足を取られたなどの経験があったり、通るたびにいつも吠える犬がいたり、嫌いなニオイがする道があったりなどの経験があると、いつもの散歩コースに行きたがらなくなる可能性があります。

いつもの散歩コースに愛犬が嫌がる要素があることが、散歩に行きたくないことに結びつくのでしょう。

昨日までは何でもなかったのに今日はこの道を行きたがらないという場合は、散歩コースにトラウマがある可能性があります。

首輪やハーネスのサイズが合っていない

首輪やハーネスのサイズが合っておらず、苦しかったり痛かったりする場合、散歩に行きたがらないでしょう。

特に子犬の場合は、首輪やハーネスに慣れていないため装着自体を嫌がっていることも。

散歩中に立ち止まったり歩かなくなったりした場合にリードを引っ張ることで、首輪やハーネスが食い込んで苦しい思いからトラウマになっていることも考えられます。

子犬のころにあまり散歩をしていない

子犬のころにあまり散歩をしていないと社会化する時期を逃してしまい、散歩が苦手になることがあります。

周りの環境や出来事に対して適応しやすい生後1~3ヶ月ころの社会化期に、さまざまな経験をさせておけば物怖じすることがありませんが、この時期にあまり散歩させていないと、社会に順応する力が育まれないのです。

好奇心の強い社会化期に外の世界とつながっている散歩に慣れることが大切なのですね。

暑さや寒さ、悪天候の影響

夏の暑さや冬の寒さ、雨や雪、強い風など気温や天候が原因で散歩を嫌がることがあります。

犬は地面に近くて気温の影響を受けやすく体温調整が困難になるため、人間が思っているよりも気温に敏感なのです。

雨の日や雪の日にも濡れて嫌な思いをしたり、ぬかるんだ地面の感触が苦手だったりと天候によって散歩を嫌がる子もいます。

レインコートを着るのが嫌い、濡れたあとのドライヤーが嫌いなど、犬によって散歩に結びつく嫌なことがあるのかもしれませんね。

老化や病気で歩くのがつらい

老化で体力が落ちると筋力もなくなり散歩が負担となってしまい、散歩に行きたがらなくなることがあります。

また、何かの病気で体力がなくなったり体のどこかが痛くなったりすると、散歩を嫌がることも。

特に大型犬の場合は、年齢を重ねるにつれて足腰に負担がかかりやすくなるため、若いころと同じペースで散歩を続けているとしんどくなるでしょう。

犬の散歩嫌いを克服する方法

犬の散歩嫌いを克服する方法
散歩嫌いな愛犬を散歩に連れ出すためには、まずは原因を見つけることが大切です。

原因に合わせた対処をするために、日ごろから愛犬の様子を観察し普段と異なる行動にすぐに気づけるようにしておきましょう。

おやつやおもちゃなどを用意する

散歩が苦手な愛犬には、ご褒美としておやつを与えたり、おやつで誘導して歩かせたり、散歩に出た先の公園や広場、ドッグランなどでおもちゃを与えて一緒に遊んだりするとよいでしょう。

散歩で歩く以外の楽しみをつくることで、犬は散歩に抵抗感がなくなるはずです。

最初はおやつやおもちゃが目的であっても、続けていくうちに外出することに慣れていきます。

散歩に出かけると楽しいことがあるというイメージが定着することで、散歩に対する不安や恐怖心が薄れていくでしょう。

散歩のコースや時間帯を見直してみる

毎回同じ散歩コースや時間帯で散歩をしているならば、まるっきり異なるコースや時間帯に変えてみましょう。

散歩を嫌がる原因がコースや時間帯にあるのかもしれません。

嫌なニオイがする道だったり、交通量や人が多い時間帯であったり、と愛犬なりの原因がそこにある可能性があります。

飼い主さんだけで下見をしてから複数の散歩コースを用意し、毎回異なるコースを散歩するのもよいかもしれません。

例えば、自然が多いコースやおもいっきり走り回れる場所に立ち寄るコース、顔見知りの犬に会えるコースなど愛犬が楽しくなるような散歩のコースを考えてみましょう。

特に警戒心が強い子には、狭い道や交通量が多い道はコースから外してあげるなど愛犬の好みや性格に寄り添った散歩コースを揃えることをおすすめします。

首輪やハーネス、リードを変えてみる

首輪やハーネス、リードを嫌がる場合は、体型にサイズが合っているかをまずは確認し、成長段階に応じて変えることをおすすめします。

かわいいおしゃれなデザインを優先せずに、愛犬に合った機能性の高いものを選びましょう。

散歩に慣れないうちは犬がパニックになって走り出した場合にリードが長すぎると危険なため、短めのものがおすすめです。

散歩の経験が少ない場合は練習する

子犬など散歩の経験が少ない犬の場合は、室内や家の周辺で散歩の練習をしてみましょう。

室内で首輪やハーネス、リードをつけた状態で、飼い主さんと並んで歩行練習をします。

その際には飼い主さんが主導して歩くリーダーウォークの練習をすることをおすすめします。

リーダーウォークができるようになると、飼い主さんとの信頼関係が構築され愛犬も安心して散歩することができるようになるのです。

室内での練習に慣れてきたら、庭や家の周辺、人通りが少ない場所というように徐々に行動範囲を広げ外の世界に慣れさせていきましょう。

家の敷地内で愛犬の散歩の練習をするなら天然芝に近い自然な風合いの スーパークッションターフの施工をおすすめします。
クッション性があるため足腰の負担が軽減され、外に不慣れな犬にも安心です。

また、室内から外に出る一歩としての庭での練習には、「デッキDC」がおすすめ。
夏でも熱くなりにくく愛犬の足裏を守ってくれますよ。

愛犬にとって楽しい環境をつくる

まずは愛犬が散歩を嫌がる原因を取り除いて、嫌だと思った原因を払拭できる楽しい環境をつくることが大切です。

また、犬は言葉の意味よりも声色の雰囲気で状況を把握するため、怒ったり同情したりするような声かけはせずに、元気にはつらつとした声かけを心がけましょう。

頼りがいがある飼い主さんだと認識させることで、「怖いことがあっても大丈夫そう」
「散歩は楽しいもの」と印象づけることができます。

飼い主さんが楽しそうにしていると、「楽しそうだな」「怖くないかも」と散歩を前向きに考えることにつながるでしょう。

老化や病気の場合

犬は歩けなくなると衰弱が進みやすくなるので、できるだけ自分の力で歩かせることが大切です。

ただし老化や病気で散歩が苦手になってしまった場合は、若く元気なときと同じような散歩はできないため、散歩の距離や時間を短くするなど愛犬のペースに寄り添った散歩を心がけるとよいでしょう。

歩くのが困難な場合は抱っこやカートなどで散歩するなど、太陽の光を浴びながら外の刺激を感じさせてあげることをおすすめします。

また、散歩を嫌がる場合は無理強いせずに、庭や窓際での日光浴などでゆっくりと過ごさせてあげましょう。
 

犬の散歩不足によって起こる問題

犬の散歩不足によって起こる問題
犬にとって散歩は心身の健康を維持するために必要なことです。

散歩が嫌いだからと散歩に行かなくなってしまうと、さまざまなリスクを引き起こす可能性があります。

運動不足による肥満や病気

犬も人間と同じように運動不足になると、肥満になります。

太ってしまうと、心臓や足腰に負担がかかり関節を痛めてしまったり、心臓に負担がかかり呼吸がしにくくなったり、糖尿病や尿路結石などの病気になる可能性があります。

散歩に行かずに食べて寝るだけの生活になってしまい、室内で動くだけでは運動量が足りないと言えるでしょう。

ストレスが溜まる

家の中にいるだけでは、刺激が足りないうえに体力を発散することが少ないため、ストレスが溜まるようになります。

ストレスが溜まると、元気や食欲がなくなったり、家のものを壊す、飼い主さんに吠えるなど攻撃的になったり、足やしっぽを噛むなどの自傷行為を起こしたりします。

単調な家での生活だけでは、エネルギーを発散できないでしょう。

社会性が身につかない

犬にとって散歩は社会性を身につける大切な機会であるため、散歩をしないと人間との生活に必要な社会性が身につきません。

散歩は車や電車の音、家族以外の人間や犬との出会い、外出先でのさまざまなニオイなど、家の中では味わうことのない刺激を受けて社会との関わりを学び、脳を活性化し好奇心を満たすものです。

散歩嫌いで社会性が身につかないと警戒心が強く臆病な子になってしまうため、病院や避難所、旅行先などのいざというときに飼い主さんも愛犬も大変になるでしょう。

コミュニケーション不足

散歩不足になると、飼い主さんとのコミュニケーション不足となり、愛犬との信頼関係がうまく築けなくなる可能性があります。

普段忙しく生活している場ではなかなかコミュニケーションが取れない場合でも、散歩であれば「対 愛犬」となるため、飼い主さんの目が自分だけに向けられていると感じることができ、愛犬にとっても満足する時間となるのです。

犬は本来群れで生活する動物であるため、飼い主さんと散歩をすることで一層絆が深まり信頼関係も強固なものになると言えるでしょう。

まとめ

まとめ
愛犬が散歩に関して普段と異なる行動パターンをとるようになったら、無理に散歩に連れて行こうとせずに、まずは何が原因か考えてみましょう。
愛犬の散歩嫌いの克服には、飼い主さんのサポートが必要不可欠です。

愛犬の気持ちに寄り添い、原因を見つけて対処しましょう。

できたことをしっかりとほめて焦らず急かさず根気強く取り組めば、きっと愛犬も飼い主さんと一緒に過ごす散歩の時間が好きになるはずです。
 



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