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愛犬と登山を楽しむ方法とは?山登りに向いている犬種や注意点、便利アイテムなどをご紹介

愛犬と一緒にお出かけをすることは素敵な思い出になりますが、アウトドア好きの飼い主さんの中には、愛犬と一緒に山を登りたいと考える方も少なくないでしょう。

運動が比較的得意なイメージのある犬ですが、「登山」をしても問題はないのでしょうか?

この記事では、登山に向いている犬の特徴や注意点、愛犬との登山で役立つアイテムなどをご紹介します。

愛犬と一緒に登山を安全に楽しむためにも、ぜひ参考にしてください。

愛犬と一緒に山に登ってもいいの?


愛犬との登山は、絆を深める素晴らしい機会です。
自然の中で一緒に過ごす時間は、飼い主さんと愛犬の両方にとってリフレッシュできるひとときとなるでしょう。

法律上、犬と一緒に登山すること自体には問題はありませんが、「動物を放つこと」は法律で規制されています。
つまり、愛犬をリードでしっかりと繋いでおけば、一緒に山を登っても良いということです。

ただし、国立公園・国定公園・山岳部などでは、野生動物や野生植物、他の利用者への配慮から、ペットの同伴を自粛するよう要請されている地域もあります

このような地域では、自然環境を守るために特に注意が必要です。
愛犬と一緒に登山を楽しむためには、事前に訪れる場所のルールを確認しなければなりません。

安全に楽しく登山を楽しむために、ルールやマナーを守り、他の登山者や自然環境への配慮を忘れずに行いましょう。

登山に向いている犬の特徴


愛犬を登山に連れて行く前に、いくつかのポイントを踏まえることが大切です。
ここでは、登山に向いている犬の特徴や注意点についてご紹介します。

登山に向いている犬の性質

身体的な面で山に強い犬種かどうかを判断する基準として、「災害救助犬に採用されているかどうか」が参考になります。

足場の悪い場所でも動き回れる身体能力を持っていることが求められますが、救助犬に適した性格であれば特に犬種は決まっていません。
詳しい条件などは、日本救助犬協会のホームページでチェックしてみてください。

また、しつけを覚えやすい性格であることもポイントです。

愛犬と登山を楽しむためには、他の登山客に迷惑をかけないように、以下の基本的なしつけをしっかりと覚えさせる必要があります。
  • 「待て・伏せ・おいで」などの基本的なコマンドを守れる
  • リーダーウォーク(飼い主さんとの一定の距離を保って歩く)ができる
  • 吠え癖がついていない
さらに、人間と上手くコミュニケーションが取れる犬種も登山に向いています。

登山道は道幅が狭く、他の登山客との接触が増えるため、人に対して攻撃的でない性格が重要です。
興奮しやすい性格の持ち主では、他の登山客にケガをさせてしまう危険性がありますので、人慣れしており、性格が落ち着いている犬が適しています

登山に向いている犬種

愛犬と一緒に登山を楽しむためには、「愛犬が山に適した犬種であるかどうか」が大きなポイントです。

飼い主さんと一緒に登山することに向いている具体的な犬種として、小型犬では以下の犬種が挙げられます。
  • ジャック・ラッセル・テリア
非常に活発で、足場の悪い山道でもぐんぐん進む積極性があります。狩猟犬としての歴史があり、体力も十分です。ただし、知らない人に対して警戒心が強いので、しっかりとしたしつけが必要です。
  • 柴犬
日本の山岳地帯で猟犬として活躍していた歴史を持ち、筋肉が発達しており、足場の悪い環境でも機敏に動けます。性格は我慢強く、過酷な環境にも耐える体力があります。

これらの犬種は、狩猟犬としての歴史を持ち、足場の悪い山道でも機敏に動くことができます。

また、中・大型犬では、以下の犬種が山に強いとして知られています。
  • ジャーマン・シェパード
警察犬や災害救助犬としても活躍しており、足場の悪い山道でも安定して動ける体力と筋力があります。性格は大人しく、人間とのコミュニケーションも上手です。
  • ボーダー・コリー
牧羊犬としての歴史を持ち、優れた俊敏さと体力を持っています。主人に対して従順で、しつけがしやすく、人間に慣れやすいのが特徴です。
  • レトリーバー系
ゴールデンやラブラドールなどのレトリーバー系は、狩猟犬としての歴史があり、過酷な環境でも動き回れるタフさがあります。性格は大人しく、他の動物や人間に対しても友好的です。

これらの犬種は、体力があり、しつけもしやすく、人間とのコミュニケーションも上手です。

登山に向いていない犬種

登山に向いている犬種もいれば、向いていない犬種もいます。
登山に向いていない犬種を知ることは、愛犬の安全を守るためにとても大切です。

以下に、小型犬と中型犬の中で登山に向いていない犬種をいくつかご紹介します。
  • チワワ
非常に小さく、骨が細いため、足場の悪い山道では怪我をしやすいです。また、膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)になりやすい犬種でもあります。
  • ポメラニアン
骨が細く、体が小さいため、登山のような過酷な環境には向いていません。特に高所からの飛び降りや急な登り降りは避けるべきです。
  • ブルドッグ
短頭種であり、呼吸器系が弱いため、長時間の運動や高温多湿の環境には向いていません。登山のような激しい運動は避けるべきです。
  • バセットハウンド
胴が長く、足が短いため、足場の悪い山道ではバランスを崩しやすく、腰を痛めるリスクがあります。

これらの犬種は、登山のような過酷な環境には向いていないため、愛犬の健康と安全を第一に考え、適切な活動を選んであげてください

最終的には、愛犬のことを一番理解している飼い主さんの判断に委ねられますが、もし登山を楽しみたい場合は、愛犬に合った安全なコースや方法を選ぶことが大切です。

愛犬と山を登るときの注意点


愛犬と一緒に登山を安全に楽しむためには、いくつか注意したいポイントがあります。
ここでは、以下の5つの点について詳しく見ていきましょう。

愛犬と飼い主さんが守るべきマナーを確認する

愛犬と一緒に山を登る際には、他の登山者への配慮が大切です。
まず、リードは短く持ち、愛犬が飛びついたり、他の登山者を驚かせたりしないようにしましょう。

また、「待て」や「呼び戻し」などの基本的なしつけができていることも重要です。
愛犬が安全に行動できるだけでなく、他の登山者とのトラブルも防げます。

さらに、愛犬の排泄物は必ず持ち帰り、自然環境を守ることを心がけましょう。

これらのマナーを守ることで、愛犬との登山がより楽しく、安全なものになります。

登る山について事前に確認する

愛犬と一緒に山を登る前に、まずはその山が愛犬にとって適切かどうかを確認することが大切です。
愛犬の体格や体力を考慮し、無理なく歩ける山を選びましょう。

足場が安定している道や、急な斜面が少ないコースを選ぶと、愛犬も安心して歩けます。
事前にインターネットやガイドブックで情報を調べ、愛犬に適した山を見つけてください。

例えば、小型犬や体力の少ない犬には、比較的平坦で短いコースが向いています。
一方、体力があり運動が得意な犬種であれば、少し難易度の高い山道も楽しめるでしょう。

愛犬と一緒に安全で楽しい登山を楽しむために、事前の確認と準備をしっかりと行いましょう。

愛犬の体調の変化を見逃さないように

愛犬と一緒に山を登る際には、愛犬の体調をしっかりと確認することが大切です。

もし疲れている様子が見られたら、無理をせずに休憩を取りましょう。
また、これ以上登ると戻るのが大変だと感じた場合は、途中で引き返すことも考慮してください。

山によっては、愛犬も一緒に乗ることができるゴンドラやケーブルカーがある場合もあります。
これを利用することで、愛犬の負担を軽減しながら山の景色を楽しむことも可能です。

飼い主さん自身と愛犬の体力や気持ちを考慮して、無理のない範囲で楽しむ方法を探すように心がけましょう。

特に暖かい季節の登山では、愛犬が熱中症にならないように注意が必要です。
こまめに水分補給を行い、涼しい場所で休憩を取るようにしましょう。

愛犬にとって危険なものに注意する

山中には、愛犬にとって危険なものがたくさんあります。
特に野生動植物の生活圏には、私たちが普段気づかないようなリスクが潜んでいます。

まず、キツネやタヌキ、ネズミなどの野生動物が持っている可能性がある「病原性レプトスピラ」や「エキノコックス」、そしてノミやマダニなどに注意が必要です。
これらの病原体や寄生虫は、愛犬に深刻な健康問題を引き起こすことがあります。

登山を計画する際には、数週間前に必ず混合ワクチンを接種しておくことが大切です。
また、動物の死骸や水溜まりには近づけさせないようにしましょう。

さらに、山中には舐めるだけで神経麻痺や中毒症状を引き起こす植物やキノコ類が生えていることがあります。
愛犬がこれらを舐めたり食べたりしないように、しっかりとしつけをしておくことが重要です。

登山中は常に愛犬に気を配り、危険なものに近づかないように注意しましょう。

登山向いている犬種でも無理はさせない

たとえ登山に適した犬種であっても、無理をさせないことが大切です。
元気で体力のある犬種でも、山の環境は普段とは異なり、思わぬ負担がかかることがあります。

まず、愛犬の体調をしっかりと確認しましょう。
普段から健康であっても、登山前には獣医師に相談し、体調チェックを受けることをおすすめします。

また、登山中はこまめに休憩を取り、水分補給を忘れずに行いましょう。
特に暑い季節や長時間の登山では、体調が崩れるリスクも高まりますので、注意が必要です。

さらに、愛犬のペースに合わせて歩くことが大切です。
無理に速く歩かせたり、長時間歩かせたりすると、足腰に負担がかかり、ケガの原因となることがあります。
愛犬が疲れている様子を見せたら、無理をせずに休憩を取りましょう。

登山は愛犬との素晴らしい思い出を作る機会ですが、何よりも大切なのは愛犬の健康と安全です。
愛犬の状態を常に気にかけ、無理をさせないように心がけましょう。

愛犬との登山で役立つアイテム


愛犬と一緒に登山を楽しむためには、いくつかのアイテムを準備しておくと便利です。

まず、日常の散歩でも必要な基本的なアイテムとして、首輪またはハーネス、リード、うんち回収袋、水、おやつがあります。

しっかりとしたハーネスを使うことで、愛犬の体に負担をかけずにコントロールできますし、山道では急な斜面や狭い道が多いため、リードで愛犬をしっかりと守ることが大切です。
自然環境を守るためにも、愛犬の排泄物はしっかりと持ち帰りましょう。

また、こまめに水分補給をすることが大切です。
特に暑い季節には、愛犬が脱水症状にならないように注意が必要です。
エネルギー補給やトレーニングのご褒美として、おやつも忘れずに持っていきましょう。

登山用として特に役立つアイテム

普段歩き慣れている平坦な道とは異なり、登山ではケガのリスクも高まるため、犬用救急セットを用意しておくと安心です。
ピンセットやハサミ、常備薬などを含む応急処置キットがあれば、万が一のケガやトラブルに対応できます。

愛犬がケガや体調不良により歩けなくなったときのために、犬が入れるタイプのリュックも用意しておくと便利です。

また、登山中に気温が下がったり、雨が降ってきたりといった気候の変化に対応するために、レインコートや防寒着も持っていくと良いでしょう。
春から秋にかけては、熱中症対策として保冷剤やクールアイテムも持参したいところです。

最後に、万が一に備えて2食分程度のフードを持参すると安心です。
首輪に迷子札を付けておけば、開放的な環境でどこかに走り出して迷子になった際の備えにもなるでしょう。

これらのアイテムを準備しておくことで、愛犬との登山がより安全で快適なものになります。
愛犬と一緒に素晴らしい自然を楽しむために、しっかりと準備を整えて出かけましょう。

登山は飼い主さんも愛犬も多くのアイテムが必要であるため、それらを収納するスペースにも工夫したいところです。

以下では、ペットのお世話やお散歩に必要な用品を賢く収納するために役立つアイテムをご紹介していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

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安全に配慮して愛犬との登山を楽しもう

愛犬と一緒に山に登ることは、飼い主さんにとっても愛犬にとってもかけがえのない体験となるでしょう。
しかし、愛犬の健康と安全を最優先に考えることが大切です。

登山に向いている犬種でも無理をさせず、危険な動植物に注意し、必要なアイテムをしっかりと準備しましょう

愛犬の体調を常に気にかけ、適切な休憩と水分補給を忘れずに行うことで、楽しく安全な登山を楽しむことができます。

愛犬との素晴らしい思い出を作るために、安全に配慮した準備を心がけましょう。



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