愛犬・愛猫たちが喜ぶ、くつろげる家って?
その目線に立って考えたのが「愛犬家住宅」「愛猫家住宅」です。犬、ならではの生態・習慣とともに、その「秘訣」をご紹介します。
心安らぐ清浄な空気を生涯感じることができる
人と犬・猫を包み込む「木の家」
「愛犬家住宅」を叶える
秘訣① 高い天井は換気、採光ともに◎秘訣② 天井の「あかり」を演出
秘訣③ 造作のおしゃれなキャットステップ
秘訣④ ドッグランとしても使用可能な木のテラス
秘訣⑤ ドッグスペースは掃除しやすい素材に
秘訣⑥ 危険な場所には侵入防止ドア
秘訣⑦ 「犬のための場所」で飼い主さんもノンストレスに
秘訣① 高さのある天井は換気もしやすく採光率もアップ
憧れの高さのある天井。開放感を感じるというメリットだけではなく、上部に窓を設置することにより日光を取り入れやすく部屋全体が明るい雰囲気に。
また、上部の窓を開けられるように工夫すれば、家全体の空気を循環させることができ、人もペットも新鮮な空気を楽しむことができます。
秘訣➁ 天井の「あかり」を演出
天井には、周囲を木で製作した照明があり、室内をやさいく照らします。こだわり派の方には、照明の上にステンドグラスの装飾を入れることによって、蛍光灯の光をおしゃれに演出。
部屋全体に癒しを与えてくれます。
秘訣③ 猫のキャットステップも造作家具でおしゃれに配置
猫が自由に動けて運動ができる環境が望ましいので、危険な場所には立ち入らせないような工夫をすることでストレスなく遊べる場所を確保できます。猫は広さよりも上下の運動が必要なので、壁にキャットステップを取り付けると◎。
市販と造作を組み合わせることにより、オリジナリティーあふれるおしゃれなキャットステップの出来上がりです。
秘訣④ 木で造作した広いテラスは、犬のドッグランとしても可能
暑い夏でも犬の足の裏がやけどしにくい木のテラス。過ごしやすくなった秋はこのテラスで思う存分、愛犬を遊ばせることができます。
飼い主さんは椅子に座り、温かい飲み物を飲みながら愛犬の様子をゆっくり楽しむことができます。
秘訣⑤ ドッグスペースは人の気配がわかる場所に。床や壁は掃除しやすい素材を選んで
ドッグスペースはニオイがこもらず空気が滞留しない場所がベスト。家族の集まるLDKの近くにあれば、愛犬も寂しい思いをせず飼い主も安心します。
また粗相などで汚れても掃除がしやすいよう、床にタイルを使用する、拭きやすい素材の壁紙を使用するなど対策をしておくと安心です。
秘訣⑥ 侵入防止ドアは愛犬にとっても飼い主にとっても◎
来客時や掃除の際など、一時的に愛犬の行動をコントロールしたい時に侵入防止ドアは大変役立ちます。また、キッチンや寝室、愛犬に入ってほしくない場所に侵入防止ドアを事前につけておくと、お互いにストレスなく生活することができます。
秘訣⑦ 犬のための場所で飼い主さんもノンストレスに
2階の部屋と部屋の間に吹き抜け部分を作り、半屋外の愛犬の運動スペースを確保。愛犬がこの場所でストレスを発散することができます。造作のステップがステキ!ポーチにはお湯の出るシャワーを完備。玄関前で外の汚れを落とすことができるので、飼い主さんもノンストレスです。
Q&Aでわかる理想の「愛犬家住宅」
Q.犬や猫はどこまで香りに対して敏感なの?A.人が視覚に頼るように、犬や猫は嗅覚に頼って判断します。
犬は非常に嗅覚の優れた動物で、人間が視覚に頼ってモノを判断しているのに対して、 犬は嗅覚に頼って判断をしています。集中した時には、人間の100万倍以上感じることができると言われています。 犬ほどではないですが猫も嗅覚が優れており、人間の数十万倍ほど優れていると言われています。 私たちにとっては良い香りのアロマや香水、芳香剤などは、犬猫にとっては人工的な強いニオイを不快に感じることもあり注意が必要です。(参考/愛犬家住宅コーディネーターステップアップテキストP17、愛犬家住宅コーディネーターステップアップテキストP21)
Q.床も無垢材を使えば犬も猫もうれしい?
A.自然素材なので安全性は◎!ただし、滑りやすさには注意が必要。
床も無垢材で揃えたいという飼い主さんは少なくないと思います。自然素材なので床に近い犬・猫にとって安全性には問題がありません。しかし、樹種によっては滑りやすい素材もあり、犬の足腰に負担がかかることも。猫にとっても、高い場所から着地した時に衝撃を吸収できなくなる素材は避けたいところです。もし、滑りやすい無垢材を使いたいのであれば、愛犬・愛猫の通り道に滑り止めマットを敷くことを検討しましょう。無垢材でも専用のワックス材を効果的に使うことで美しい住まいづくりが可能になります。
それでも、犬や猫の足の爪などで傷がつきやすいですが、それも味になるのが無垢材の良さでもあります。