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猫は単独行動をする動物であり、よく寝るという習性があります。そのため、飼い主さんがいなくても、2日程度であれば健康な成猫は安全に留守番することができます。

 

しかし、猫は快適さへのこだわりが強いので、ストレスなく留守番をしてもらうためには計画と準備が大切です。

この記事では、愛猫にストレスなく安全に留守番してもらうための注意点を詳しく解説しています。

猫はいつから留守番できる?

飼い主さんが家にいてもいなくても、猫はよく寝ます。1日のほとんどを寝て過ごすと言ってもいいでしょう。そのため、留守番が得意な猫は多いです。

 

子猫は、離乳が完了した生後2ヵ月頃から3時間程度の留守番ができるようになります。生後6〜8ヵ月を過ぎると、1泊2日までの留守番が可能です。

 

成猫であっても初めての留守番は長時間にせず、徐々に長くして慣れさせましょう。月齢や体調を考慮して計画や準備をし、安心して出かけたいですね。

 

子猫を留守番させる時の注意点

子猫は、離乳完了後から少しずつ留守番ができるようになります。

目安としては、生後2ヵ月頃から3時間程度の留守番が可能です。生後3〜4ヵ月で半日程度の留守番ができるようになり、生後6〜8ヵ月を過ぎると1泊2日まで大丈夫です。

 

子猫は自分で危険を避けることができません。そのため、飼い主さんがいない時に部屋で自由にさせると、狭い場所に入り込んだりコードをかじったりする可能性があります。

 

生後7ヵ月頃までは、ケージを活用するのがおすすめです。ケージ内に「フード・水・トイレ・寝床」を用意してあげましょう。

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健康な成猫を留守番させる時の注意点

猫は、生後12〜18ヵ月で成猫になります。精神的に自立した健康な猫であれば、飼い主さんがいなくても平気です。むしろ自分だけの時間を満喫することさえできます。

 

しかし、フード・水・トイレといった基本的な準備は不可欠です。エアコンで快適な室温を保ち、体調不良や脱走の予防をしましょう。

フードと水を用意する

猫に留守番をさせる時は、適量のドライフードと新鮮な水を用意しましょう。自動給餌器や自動給水器を活用すると便利です。

 

猫は、1日数回に分けて食事をします。お皿にたくさんのフードを入れておくと、だんだん風味が落ちて食いつきが悪くなります。自動給餌器があれば、設定した時間にフードが出てくるので、食欲が刺激されるでしょう。

 

また、脱水防止のためには、複数の水場を用意するのがおすすめです。猫は水飲み場が多いほど、よく水を飲むと言われています。自動給水器があれば、いつでも新鮮な水を飲むことができます。

清潔なトイレを用意する

猫を留守番させる時には、トイレを多めに用意しましょう。トイレの数は、猫の頭数+1個以上が理想です。

 

猫はとてもきれい好きで、汚れたトイレを使いたがりません。出かける直前にトイレ掃除をしましょう。ウンチは1日出なくても大丈夫ですが、オシッコを我慢すると泌尿器系疾患の原因となります。

 

自動で掃除されるスマートトイレも便利ですが、普段から慣れさせておく必要があります。

トイレは使い慣れたものを用意し、場所も変えないようにしましょう。粗相が心配な場合は、成猫でもケージ内で留守番させると安心です。

部屋の温度管理をする

猫を留守番させる時は、部屋の温度管理を徹底しましょう。春や秋でも油断できません。暑い日が続く場合は、27度に設定したエアコンをつけっぱなしで出かけましょう。

 

夏場は、フードや水が腐りやすくなるため注意する必要があります。カーテンを閉め、直射日光が部屋に入らないようにしましょう。

 

寒さが厳しい地域では、冬の低体温症も心配です。しかし、飼い主さんがいない状況でコタツやストーブを使用するのは危険です。毛布や箱を用意して、暖かく過ごせる工夫をしましょう。

猫にストーブが危ない理由について知りたい方はコチラの記事がおすすめ!

 

部屋を片づける

猫を留守番させる時は、部屋をきれいに片づけましょう。イタズラを防止するため、危険な物や大切な物を移動する必要があります。

 

猫は、好奇心が旺盛な動物です。気になる物があると、かじったり転がしたりして遊びがちです。棚や机の上にもジャンプして乗るので、大切なオブジェや植物などは隠しておきましょう。

 

また、ソファや壁のように移動できない物を爪とぎから守りたい場合は、お気に入りの爪とぎ器を複数用意しておくのがおすすめです。どうしても心配な場合は、ケージ内で留守番させましょう。

脱走対策をする

猫を留守番させる時は、脱走対策を徹底しましょう。窓やベランダから外に出られないように締め切っておく必要があります。

 

エアコンをつけるほどではない気温の場合は換気をしたくなりますが、猫は少しの隙間からでも脱走する可能性があります。外は危険がいっぱいですし猫を探すのは難しいため、脱走経路をなくしておきましょう。

 

また、愛猫のお世話をペットシッターや知人にお願いした場合には、ドアからの脱走にも注意が必要です。猫が玄関に行けないように、ペットゲートやケージを利用しましょう。

高齢や病気の猫を留守番させる時の注意点

高齢や病気の猫を留守番させる時は、特別な配慮が必要です。突然の体調悪化のリスクがあるので、できれば半日以上の留守番はさせない方が良いでしょう。

どうしても宿泊を伴う外出をしなければいけない時は、ペットシッターや知人に様子をみてもらうと安心です。

 

猫は11〜14歳を高齢期、15歳以上を老齢期といいます。中高年期に入る7〜8歳頃になると、徐々に身体機能が衰え始め、健康診断でも異常が見つかるようになります。

 

毎日の投薬や点滴が必要な猫の場合は、かかりつけの動物病院に預けるのがおすすめです。猫は縄張りを出るのが苦手なので緊張すると思いますが、いつもの治療が受けられます。

多頭飼いの猫を留守番させる時の注意点

多頭飼いの猫を留守番させる時は、相性や関係性を考慮しましょう。仲良しの場合は、一緒にくっついて安心して留守番ができます。遊んだり、お互いに毛づくろいができると寂しくありません。

 

しかし、相性が悪い場合はケンカ対策が必要です。ケージを活用したり部屋を分けたりして、生活空間を別々にしましょう。犬と猫の同居の場合は、犬はペットホテルに預けて、猫は自宅で留守番させるのがおすすめです。

 

普段は仲良しでも、飼い主さんがいない環境下では、じゃれ合いがエスカレートしてケンカに発展する可能性もゼロではありません。空腹でイライラさせないように、十分なフードを用意しておきましょう。

猫はどれくらい留守番できる?

猫は単独行動をする動物なので、留守番が得意な子が多いです。

子猫の場合、生後2ヶ月で3時間程度の留守番ができます。生後6〜8ヶ月を過ぎたら、1泊2日まで可能です。

発育には個体差があります。食事や排泄の様子を観察しながら、徐々に留守番の時間を長くしていきましょう。

 

精神的に自立した健康な成猫でも、2泊3日が限界と言われています。できれば、1泊2日までにしましょう。

また、高齢や病気の猫は体調悪化のリスクがあるため、半日以上の留守番はさせない方が安心です。

長期間の留守番について詳しく知りたい方はコチラの記事もおすすめ!

半日程度の留守番の場合

猫に半日程度の留守番をさせる時は、室温管理を徹底し、フードと水をお皿に入れておきましょう

ウェットフードは腐りやすいので、ドライフードにします。複数の水飲み場を用意すると気の向いた時に飲みやすくなり、脱水症状を防ぐことができます。

 

猫はキレイ好きなので、トイレ掃除をしてから出かけるようにしてください。子猫は、ケージに入れて留守番させると安全です。ケージ内に「フード・水・トイレ・寝床」を用意しましょう。

 

2泊3日までの留守番の場合

猫に2泊3日までの留守番をさせる場合は、自動給餌器や自動給水器があると便利です。

設定した時間に適量のフードを与えられる自動給餌器は、食べ過ぎや一気食いの防止になります。

また、水飲み場は複数を用意するのがおすすめです。自動給水器の他にも、お皿に入れて置いておきましょう。

 

猫は汚れたトイレを使いたがらないので、頭数+1個以上のトイレを用意することが大切です。1日にウンチは1回、オシッコは2〜4回するのが理想的と言われています。できれば、ペットシッターや知人にお願いをしてトイレ掃除をしてもらいましょう。

3日以上の留守番の場合

猫に3日以上の留守番をさせる時は、猫だけでは健康や安全の確保が難しいです。

ペットシッターや知人にお世話をお願いしましょう。信頼できる預け先を見つけておくと、いざという時に助かります。

 

知人にお願いする場合、カギを預けて通ってもらう方法と知人宅に猫を預ける方法があります。できれば、飼い主さんの家でお世話してもらう方が猫のストレスは少ないです。

 

ペットシッターやペットホテルを利用する場合は、予定が決まり次第、早めに予約をしましょう。規約や料金を確認して、信頼できるプロに依頼するようにしてください。

帰宅後のアフターフォローが大切

帰宅したら、まずは愛猫の様子をチェックしてください。元気に甘えてくれれば、問題なく留守番できたと考えて良いでしょう。話しかけたり撫でたりして、たくさんコミュニケーションをとりたいですね。

 

次に、トイレ掃除をして、ウンチやオシッコの状態を確認します。

下痢をしている場合は、留守番でストレスを感じている可能性があります。また、オシッコがまったく出ていない場合は泌尿器系の病気が心配なので、早めに受診しましょう。

 

もしフードや水をあまり口にしていないようであれば、嗜好性の強いオヤツで栄養と水分を摂取させましょう。空腹と脱水状態が続くと、体調を崩しやすくなります。

【まとめ】猫の留守番は月齢や日数を考慮しよう!

猫に留守番をさせる時は、月齢や日数を考慮することが大切です。どうしても長期間の留守番をさせなくてはいけない場合には、ペットシッターや知人に早めに依頼をしましょう。

 

入院や葬儀などで、急に外泊を余儀なくされる場合もあります。信頼できる預け先を見つけておくと、いざという時に慌てずに済むでしょう。

 

自動給餌器や自動給水器は、日頃から使って慣れておく必要があります。非日常の留守番でも、いつもと同じ生活ができるようにしてあげたいですね。





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