
バラク・オバマ元大統領一家とともにホワイトハウスで暮らしたポルトガル・ウォーター・ドッグのサニーが、13歳で亡くなった。
オバマ夫妻は9月16日、SNSでサニーの死を公表し、幼い頃からホワイトハウスで過ごした日々まで、たくさんの思い出の写真を公開した。
サニーがオバマ家にやって来たのは2013年。先に暮らしていた同じ犬種の「ボー」がひとりぼっちで元気がなくなっていたため、「相棒」として迎えられた。しかし、サニーはやんちゃすぎて大人たちの手に負えない行動を繰り返した。
広いホワイトハウスを自由に駆け回り、リスや鳥を追いかけ、生垣まで軽々と飛び越えてしまう。トイレトレーニングにもなかなか興味を示さず、2016年になっても執務室近くの廊下をトイレ代わりにしていたという。
ホリデーイベントでは、はしゃぎすぎて幼児を倒してしまったこともある。ところが、その直後には「ごめんね」と言わんばかりに、その子の顔をペロペロ。そんなおちゃめなところもサニーらしさだった。
オバマ氏はサニーを「自然の力」と表現している。ボーがおやつにつられて言うことを聞くタイプだったのに対し、サニーが求めていたのは一緒に遊ぶこと。スタッフの後をどこまでもついて歩くため、周囲からは「仕事を手伝っている」と冗談を言われるほどだった。
ほかの犬より人間が好きだったサニーだが、相棒のボーだけは特別な存在だった。年齢を重ね、以前ほど機敏に動けなくなったボーを、サニーは気遣うように寄り添っていたという。
ホワイトハウス時代には、公式行事や家族旅行にも参加し、すっかり一家の人気者となったサニー。ミシェル・オバマ氏には、犬たちへの出演依頼をまとめた「出演オファー一覧」のようなメモまで届いていたという。
元気いっぱいで、ちょっといたずら好き。それでいて家族や相棒をしっかり気遣う。そんな唯一無二の存在だったサニーは、オバマ家だけでなく、多くの人の記憶にも残る犬となった。
オバマ夫妻はSNSに「サニーがとても恋しくなる」と綴り、ボーとサニーが天国で再会したような2匹の写真も公開した。きっと今ごろ、大好きだったボーの後を追いかけながら、どこかを元気いっぱい走り回っているに違いない。