
ペンシルベニア州西部に住む男性が、エモーショナルサポートアニマル(飼い主の精神的サポートをする動物)として、飼っている小型ワニを連れてウォルマートで買い物したところ、店側から入店禁止命令を受けた。
男性であるウェスリー・シルバさん(60)と、ジンセイオシと名付けられた全長約1.5メートル・体重約15キロのワニは、これまでたびたびウォルマートで目撃されていた。
ウェストブラウンズビルのウォルマートを訪れた際、ドレスを着せたワニをショッピングカートに乗せて買い物する様子が地元ニュースで報じられたほどだ。シルバさんは、これまで人々から称賛以外の反応を受けたことはないと主張した。
「あのウォルマートには約3年半通っていますが、周りの買い物客は『クールだね!』とか『ワニをペットにしてるなんてすごい!』と声をかけてくれていました」とシルバさんはNBCニュースに語った。
しかしウォルマートの広報担当者ははるかに控えめな反応を示し、ジンセイオシを含むワニ類の店内への持ち込みは歓迎しないと述べた。
「お客様と従業員の安全が最優先事項です。店舗では介助動物の同伴を認めていますが、一般客を潜在的な危険に晒す行為は容認できません」と表明している。
教会の牧師をしているシルバさんは、元々そのワニを世話できなくなった隣人から譲り受けたそうだ。爬虫類を愛するシルバさん一家には、6匹のヘビと、レオパードゲッコー、コモドオオトカゲ、オセラテッドスキンク、そしてもう1匹のワニがおり、犬も飼っている。
犬と同じ感覚で一緒に外出することは、彼にとって自然なことなのだろうが、やはり見慣れない人がスーパーマーケットで見たら恐れるのも無理はない。