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屋根の上から降りれなくなったのは、猫ではなく....


11月22日、寒さが厳しくなってきたイギリスのサセックスで、屋根から降りられなくなったある動物の救出活動が行われニュースとなった。

それは猫ではなく犬だった。しかも大型犬のセントバーナードだ。家のドアから抜け出し、その犬はどういうわけか家の屋根に登ってしまったのだが、自力で降りられず座って困っていたのを近所の人が見つけて通報した。

屋根は凍っているせいで滑りやすく、怯えた犬が屋根の上で駆けると命にかかわる転落事故になる可能性もある。そのとき飼い主は不在だったが、すぐに犬の救助活動が進められ、消防士は屋根にハシゴをかけて犬にゆっくりと近づいた。
犬は怯えていたが、おやつを与えて彼が安心するまで隊員は待ち、無事に屋根から降ろすことに成功した。知らせを受けた飼い主は、救助が終わる頃に戻ってきて、愛犬の無事を喜んだ。

なぜ屋根の上に登ってしまったのかは不明で、犬本人にしかわからない。
もともとセントバーナード犬は温厚で辛抱強い性格で知られている。「スイスアルプスの優しい巨人」という呼び名もあり、かつてはアルプス登山で行方不明の人の捜索やケガをした人を助ける犬として活躍していた。
このセントバーナードは救助隊に助けられる立場になってしまったが、屋根の上にたたずんで途方にくれる彼の姿はなんともいえない哀愁が漂っており絵になる。いずれにしても無事に温かい家のなかに戻れてよかった。

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