オクラホマ州のピエモンテに住む女性が飼っていたペットの陸ガメ 「ファーブ 」が迷子になり、数か月にわたる捜索の末についに発見された。見つかった場所は、彼女の自宅から30メートルほどしか離れていなかった。
しかし、ファーブの飼い主であるシェリー・ザイディさんにとっては、長い長い道のりだった。「ずっと会えるのを待ち望んでいた」と安堵の顔で再会を喜んでいる。
ファーブは普段からもう1頭のカメのフィニアスと外で日中を過ごしており、2、3時間おきにザイディさんが様子を見て安否確認をしていた。しかし、ちょうど失踪した日に大事な電話があり、話が長引いたためファーブを外に出したままにしていた。
彼女がやっと落ち着いて外に出ると、フィニアスは庭で遊んでいたが、ファーブの姿が見当たらない。どうやらフェンスの下に潜り込み、どこかで迷子になってしまったようだ。ザイディさんはパニックになって、旦那さんと一緒に家の周りを何周も探しまわった。
その後、捜索は地域住民を巻き込み、2ヶ月以上に渡ってみんながファーブのことを気にかけながら暮らしていた。やっと旦那さんがファーブを見つけて家に戻ったのは、失踪から8週間と4日後のことだった。
ファーブはどこにいたのか?
じつは旦那さんには、すぐにザイディさんに言えない後ろめたい事実があった。ファーブが失踪してすぐ、家から30メートルほどのところに草のかたまりがあったのに気づいていた。まさかそのかたまりのなかにファーブが隠れており、8週間後に動き出すとは思いもしなかったようだ。「もしかしたら...」と歩み寄って草を払っていたら、もっと早く見つけられたかもしれない。いずれにしてもファーブは夫婦のもとに戻り、大好きなお風呂に入って幸せそうにしているようだ。