アメリカで40年以上気象予報士として天気の解説をしてきたデイビット・ニールさんは、真冬の雪嵐のなかでレポートをしている際に、道端で迷子のニワトリに遭遇した。
氷点下の寒さのなかで行き場を失ったニワトリが心配になり、撮影を中断して保護することにした。やっとのことで捕まえ、腕に抱き抱えて撮影を終えた彼は、ルームメイトと話し合ってそのニワトリを家に連れて帰ることにした。
痩せていたニワトリに栄養のあるものを食べさせて世話を始めたデイビットさんが、そのニワトリと固い絆で結ばれるのに時間はかからなかった。
ちょうどその時期、うつ病に苦しんでいたデビットさんは、気象予報の仕事を辞めようと考えていた。しかし、ニワトリとの生活は彼に新しい生きがいを与えてくれ、一緒に出かけることも増えていった。
デイビットさんは現在、自身のポッドキャストを開設し、ペニーと名付けたニワトリを肩に乗せて天気の解説を続けている。ペニーはモニターに映る自分の姿を見るのが面白いようで、意欲的に出演している。番組中にコッコと鳴いたり、居眠りをしたり、日々変わる天気のように毎回いろんなアクションを観せてくれるペニーは人気をよび、視聴者は天気よりもペニーを観たくて番組にアクセスしてくれるようだ。
デイビットさんの顔色もとても良いので、このまま元気にペニーとお天気レポートを続けていってほしい。