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民家の庭で寝ていたみすぼらしい捨て犬が幸せをつかむ


ロサンゼルスに住むアリー・マックさんが、愛犬と散歩に行こうと家を出ると、庭の草むらに大きな白い毛のかたまりがあるのに気づいた。
おそるおそる近づくと、白い犬が体を丸めてうずくまっていた。保護犬の里親ボランティアをしているアリーさんは、まったく動かない犬を心配し、まず犬が息をしているか確かめた。
「しばらくして目を開け始めたんですが、その子はとても疲れていて、体力を消耗しているのがわかりました」

アリーさんはすぐにほかの犬たちを家に戻し、迷い犬を安全なバルコニーに連れて餌と水を与えた。餌のにおいをかぐと、犬はハッと目を覚まし勢いよく餌を完食し、水を数口飲むと、また地面に横たわった。

その犬はグレート・ピレニーズという犬種で、体に傷あとがあり、繁殖用の種犬としてブリーダーに飼われていたようだった。おそらく使い物にならなくなって捨てられたのだろう。

アリーさんはその犬を獣医に連れていき、寄生虫やノミの駆除をし、シャンプーもしてやると、犬は見違えるようにきれいになった。しかし、アリーさんはすでに里親として数匹の犬を飼っており、これ以上世話ができなかったため、保護施設を通して里親を募ることにした。

「彼女がこれまで経験したすべての苦痛から解き放たれるように手助けをしたい」という思いで、アリーさんと施設のスタッフは犬をココナッツと名付け、SNSで動画メッセージを発信した。
すると、アメリカ中や世界から多くの温かいメッセージが寄せられ、ココナッツを飼いたいというオファーも届いた。施設はその申込者と里親契約を交わし、ココナッツは初めて自分を愛してくれる飼い主のもとで第二の人生を歩みはじめた。
首にバンダナを巻き、満面の笑みを浮かべるココナッツの写真は、多くの人々に希望を与えている。

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