ノースカロライナ州サーフシティで、ペットとして飼われていた黒い毛色のサルが家から逃げ出して警察が出動する騒ぎとなった。
サーフ・シティ警察は、6月13日未明、一般市民に対して逃げ出したサルの目撃情報を求めるアナウンスを掲載した。
その後、同警察署がフェイスブックで公開したビデオには、ロンパースのような服を着ているように見えるサルが、倒木の枯れ枝によじ登り、撮影していた人に気づいて逃げ去る様子が映っていた。
目撃者による情報と動物管理局員のサポートにより、警察は無事にサルを捕獲し、飼い主のもとに戻した。警察署が公表した写真には、フィル・ヴォーヒーズ警察署長と動物管理官らしき人物がサルを抱っこしている姿が写っている。サルは暴れる様子もなく、おとなしそうに警察署長にしがみついていた。
「ヴォーヒーズ署長は午後、逃げ出した冒険好きなペットのサルとの思いがけない出会いを楽しんでいます。サーフ・シティでは1日として退屈な日はない!」
警察署は写真とともに、ユーモアたっぷりのコメントで市民を笑わせてくれた。
そもそもアメリカでサルを飼っていること自体が珍しいのだが、飼い主がエキゾチックアニマルの飼育に必要なすべての書類を持っているかを、現在警察が確認しているようだ。
たんなる迷子騒動で済むのか、それとも野生動物の密輸や違法飼育にかかわる問題なのか、結果が気になるところだ。