ラスベガスで警察犬が容疑者にナイフで刺されるという痛ましい事件が起きた。
被害に遭ったのは、警察犬になって1年の、ベルジアン・マリノアという犬種のエンツォ(2歳)。
サウス・ラスベガス大通りのアパートからナイフで武装して出てきた容疑者に攻撃された。エンツォが容疑者に噛みついたあとに、複数回にわたってナイフで刺されたようだ。
容疑者がナイフを持って警察官に近づいてきたとき、容疑者を射撃せずに捕えるための選択肢として配備されていた。しかし、結果としてエンツォ自身の命を危険にさらすことになってしまった。
エンツォはすぐに空路で動物病院に運ばれて手術を受け、集中治療室で一夜を明かした。
警察庁の発表によると、治療はまだ続いているが容態は安定しているようだ。手術後にパートナーである警察官に抱かれたエンツォの写真を見ると胸が締めつけられる。
事件から2日目の更新で、警察は「エンツォは体調が良くなっている。チーム全員が時間をかけてエンツォを治療しています。エンツォの治療に尽力してくれた熟練の獣医師たちや関係するすべての機関や人々に、あらためて感謝いたします」と感謝の意を表明した。
その後、エンツォを襲った身元不明の容疑者は身柄を拘束された。自ら刺した傷で重体だが、一命は取り留めて病院に入院中とのことだ。
エンツォが1日も早く全快し、現場に復帰してくれることを多くの人々が願っている。