インスタグラムで470万人以上のフォロワーを持つイギリス人インフルエンサーのミセス・ヒンチさんは、昨年アルパカをペットとして飼い始めた。ずっと夢見ていたアルパカとの暮らしを実現した今、アルパカ飼育の魅力や苦労を語ってくれた。
ミセス・ヒンチさんは昨年引っ越し、地域でアルパカのブリーダーをしている人から3頭の赤ちゃんのアルパカを引き取ることを決めた。彼女は事前に本などでアルパカの生態の知識を深め、ブリーダーから必要な準備や環境について教わった上で3頭を迎え入れた。
アルパカは群れで暮らす動物なので、少なくとも3頭を一緒に飼わなければならない。群れとして一緒に過ごせるように、十分な広さの環境を用意する必要もある。また、アルパカは15〜20年生きるため、最後まで面倒をみる覚悟と資金があるかどうかも大事だ。
ミセス・ヒンチさんは、アルパカ好きの人にとって一番大きなギャップはアルパカが人間との関わりをあまり好まないということだと話す。もふもふの体を見るとつい抱きしめたくなるが、すぐにそれをするとアルパカは怒ったり怖がって逃げてしまう。本来は優しくて好奇心の強い動物だが、時間をかけてゆっくりと信頼関係を築いてやっと彼らに触れることが許される。飼い主には辛抱強さも求められるようだ。
ミセス・ヒンチさんは地道にアルパカたちの世話とコミュニケーションに努め、今ではアルパカたちが家の中に入ってくるようになった。キッチンからお皿の音がするとレーズンが欲しくて寄ってくるのだ。
ミセス・ヒンチさんにとってアルパカとの触れ合いは、自身のストレスマネジメントに非常に役立っているようで、仕事や家事育児に追われる毎日のほんの5分間でもアルパカのそばで座っていると心が穏やかになると言う。
帰宅するとアルパカたちが「わーい!ママが帰ってきた!」と嬉しそうな声をあげて駆け寄ってくる。それこそがまさにアルパカを飼育する醍醐味であり、自分は彼らにとって幸せな飼育ができているのだと自信を持てる瞬間でもあるそうだ。