アメリカペット用品協会によると、米国では推定6900万世帯が犬を飼っているそうだ。そして当然ながら、そのすべての犬には名前がついている。
人間と同じように犬の名前にもトレンドがあり、定番から奇抜な名前までさまざまだ。また、州によって人気の名前が異なるのも興味深い。
以下が「U.S. News & World Report」が調査・発表した全米における犬の名前ランキングだ。
1位:Bella(ベラ)
2位:Luna(ルナ)
3位:Max(マックス)
4位:Daisy(デイジー)
5位:Charlie(チャーリー)
6位:Coco(ココ)
7位:Buddy(バディー)
8位:Lucy(ルーシー)
9位:Milo(ミロ)
10位:Bailey(ベイリー)
ベラは「ハリー・ポッター」や「トワイライト」に登場する人気キャラクターの名前である。ルナも「ハリー・ポッター」の世界に登場するキャラクターだが、ローマ神話に根ざした月の神格化された名前でもある。
ほかにも、ゼウス(40位)、ロキ(38位)、ソア(76位)など、テレビや映画のキャラクターとして復活した異教の神々の名前がトップ100にランクインしている。
また、ペッパー(52位)、ハニー(71位)、ピーナッツ(61位)、クッキー(67位)、オレオ(44位)など、食べ物の名前を好む飼い主も少なくない。
調査によると、アメリカにいる80万頭以上の子犬のうち、1万850頭以上がベラという名前だ。ベラは37の州とコロンビア特別区で最も人気のある犬の名前だが、不思議なことにサウスダコタ州とノースダコタ州ではトップ5にも入らなかった。
コッパーは、コッパー川のあるアラスカでは犬の名前第1位であるが、全体ではトップ100には入らなかった。しかし、クッパーによく似た名前のクーパーは、全米リストで11位にランクインしている。
こうした州による違いをデータで明らかにすると、犬の名前に州民性が垣間見えておもしろい。現在不動の地位を確立しているベラとルナのランクが、これから数年でどう変化していくか楽しみだ。