カリフォルニア州に住むケイトリン・ドーランさんが7歳のときにサンタにお願いしたクリスマスギフトは、おもちゃでもゲームでも子犬でもなく、アフリカ陸ガメだった。
ユニークで、長く一緒にいられる動物がほしいと思ってサンタにもらったギフトは、ドーランさんの願いを着実に叶えてくれている。
22年の月日が経ち、ドーランさんの手のひらサイズだったカメの「ティップトー(つま先という意味)」は80キロにまで成長した。
ドーランさんは現在、ティップトーと一緒にロサンゼルスの都市に住んでいる。毎日近所を散歩に連れていくが、1マイル(1.6キロ)歩くのに40分以上かかる。通りすがる誰もが声をかけるほど人目をひくスーパースターだ。
ティップトーの人気はネットの世界でも広がり続けており、コロナ禍でドーランさんが始めたティップトーのTikTokアカウントは、450万人を超えるフォロワーがいる。動画の多くはティップトーのいつもの食事風景で、野菜やフルーツをかぶりついて食べる姿は見ているだけで人の心を癒してくれる。ドーランさんもいろいろな食材を用いて新しいメニューを考案し、ティップトーの反応を楽しんでいるようだ。
ドーランさんは22年ずっと一緒のティップトーを親友と呼び、強い絆で結ばれていると感じている。アフリカ陸ガメの平均寿命は100歳と言われているため、ドーランさんは「生涯ずっとティップトーがそばにいてくれるなんて最高」と、今後の人生をティップトーと歩んでいくことに迷いは一切ないようだ。
7歳のときのクリスマスギフトが彼女の人生をここまで豊かにしてくれるとは、サンタさえも想像がつかなかっただろう。