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英語を覚えたカラスが仲間に「ハロー」を教える


赤毛のアンの故郷で知られるカナダのプリンス・エドワード島に、英語を話せるカラスがいると話題を集めている。

住民の1人であるリサさんは街で偶然そのカラスに出会い、何度も「ハロー」と発声している姿をビデオにおさめた。その動画を観ると、その鳴き声ははっきり「ハロー」とは聞こえないが、「ハロー」に似た音とイントネーションで、私たちがよく耳にする「カアー」とはまったく違う発音だ。

住民たちの噂話によると、ある男性がケガを負った赤ちゃんのカラスを保護し、世話をしている間に積極的にカラスに話しかけていた。するとカラスは男性との交流を通して人間の言葉を覚え、自然に帰ったあとも、「ハロー」などの英語の言葉を使って人々を驚かせているらしい。

しかしおもしろいのは、リサさんが見つけたカラスは、かつて男性に保護されたカラスではなくほかのカラスだということだ。
どうやら保護されたカラスは自然に帰ったあと、仲間のカラスたちに「ハロー」を教えると、仲間たちはそれを真似するようになったと思われる。知能の高いカラスにとって、それは難しいことではないだろう。

島内には少なくとも4、5羽以上のカラスが「ハロー」と話すことができ、「私もハローと話すカラスを見たわ!」と言う住民がじわじわと増えている。カラスそれぞれで「ハロー」のアクセントが微妙に違うらしく、住民は撮った動画を見せあいながらその違いを楽しんでいるそうだ。

厄介者扱いされがちなカラスだが、この島では住民とあいさつを交わすカラスたちがコミュニティの活性化にひと役買っている。
赤毛のアンのファンだけではなく、しゃべるカラスに会いに島を訪れる観光客もあらわれるかもしれない。

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