イギリスで非常に珍しい奇形をもつ犬が見つかった。
ウェルシュタウンにある店の駐車場に捨てられていた黒のスパニエルの子犬で、保護した動物病院の獣医が抱き上げるとその犬にはなんと6本の足がついていたのだ。
獣医がレントゲンを撮って調べたところ、その犬は後ろ足が余分に2本あり、外陰部も2つあることがわかった。
奇形による臓器への影響を調べるため、病院で48時間かけて検査入院をしたが、幸い内臓は正常に機能していることがわかった。
現在は里親のもとに一時的に預けられており、ほかの犬と一緒に落ち着いた様子で過ごしているようだ。足を引きずって歩く姿がマーメイドのようなので、「アリエル」と名付けられた。
アリエルは1ヶ月後にまた受診する予定で、ゆくゆくは2本の足を手術で取り除く方向性で里親は獣医と話し合いを進めている。何度かに分けて手術を行い、自力で歩行するためのリハビリも必要になる。それまで里親が寄付金を募りながら治療と世話を続けるが、アリエルの治療が終わって歩ける状態になったら飼い主探しを始めるそうだ。何年後になるかわからないが、ハンディキャップと治療を乗り越えて幸せをつかんでほしい。