落とし物や忘れ物の紛失防止に便利なスマートタグ。500円サイズの丸いタグを付けておけば、万が一無くしたときもGPS機能でどこにあるのかを確認できる。
このスマートタグをペットの追跡のために使う人も多く、タグを首輪に付けておけば、いつでもスマホで自分のペットがどこにいるかわかる。
ちなみにスマートタグとしてメジャーな商品は、アップル社の「Air Tag(エアータグ)」とLife360社の「Tile(タイル)」で、どちらも同じ価格帯で機能も似ている。
エアータグかタイルか、どちらがペット追跡に向いているか悩むところだが、この4月にタイルは「Tile for Cats」という猫専用のタイルアクセサリーキットをリリースした。
腕時計のような形のシリコン製カバーにタイルが入っており、猫の首輪に通して使うことができる。首輪に沿ってフィットするので、首に鈴のようにぶら下げるタイプよりも猫にとって邪魔にならず、ストレスが少ない。
ただタイルの探索範囲は約67メートルと狭いため、おもに家のなかや庭で猫の居場所を突き止めたいときに使える。
一方エアータグの探索範囲は、まったく人のいない場所以外は世界中どこでも追跡が可能だ。猫が広範囲で行動する場合や、猫の盗難を心配しているのならエアータグが適している。
しかし、アップル社はエアータグは本来動物ではなく物につけるための商品なので、ペットへの使用はお勧めできないと述べている。同社がペット専用のエアータグを今後開発するかどうかは分からない。
ペットが快適で安心して使えることを重視するならペット専用のタイル。生活圏内を超えた広範囲での探索を求めるのであれば、エアータグを選べば後悔しないだろう。