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犬も猫もケージフリー。新スタイルの動物保護施設が誕生


動物保護施設で保護されている犬や猫たちは、それぞれのケージの中で1日のほとんどを過ごす。施設のスペースの問題や安全・衛生上の理由などでそうせざるを得ないのだろうが、動物たちにとっては窮屈でストレスの多い環境だ。
施設を訪れる人々も動物たちをケージ越しに見るだけで、触れ合う機会が少ないため、動物の性格を理解したり自分と合うか見定めることが難しい。

そうした古くからの慣習を打ち破り、動物たちをケージフリーに変えたアメリカの保護施設が話題となっている。
アーカンザス州にある「Best Friends Pet Rescue Center」という施設で、なかに入ると吹き抜けの広々とした空間が広がっている。カフェとラウンジスペースがあり、無料Wi-Fiも完備。ラウンジでは犬たちがしっぽを振って出迎えてくれるアットホームな雰囲気だ。
猫たちは逃げ出すことがあるので猫用の部屋にいるが、部屋のなかで自由に過ごしている。誰もがその部屋に入って猫と触れ合うことができるし、気に入った子が見つかれば里親になることも可能だ。

この施設は動物も人も快適に過ごせる空間で、動物に慣れていない人も気軽に動物との触れ合い方を学べる。とくに子どもにそういった機会を与えることは大切で、小さな生き物への思いやりを育み、子ども自身も動物との関わりを通して心が癒される。

「Best Friends Pet Rescue Center」の代表はこうした変革をするのは大きな挑戦だったが、人と動物が心を通い合わせられる保護施設の新たなロールモデルになりたいと意気込んでいる。2025年までに全米で動物のさっ処分ゼロを実現するという大きな目標を達成するため、これからもコミュニティの団結と全米に支援者の輪を広げる活動を展開していくつもりだ。

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