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スコティッシュ・フォールドの運動量はどれくらい?無理のない遊び方とおすすめアイテム

やわらかな毛並みと、特徴的な折れ耳が人気のスコティッシュ・フォールド。

「あまり活発じゃないけれど、どれくらい運動させればいいだろう?」と疑問に感じている飼い主さんも多いのではないでしょうか?

スコティッシュ・フォールドは、ほかの猫種と比べ、控えめな性格や骨格の特性から、激しい運動は向いていません。

本記事では、スコティッシュ・フォールドにとって最適な運動量の目安と、無理なく運動を楽しめるアイテムなどをご紹介します。

スコティッシュ・フォールドはどんな猫?

スコティッシュ・フォールドはどんな猫?

その名の通り、スコットランドで生まれたスコティッシュ・フォールドは、ペタンと折れた耳とまんまるな顔、大きな瞳が愛らしい猫です。

まずは、スコティッシュ・フォールドの基本的な特徴や、健康面で気をつけたいポイントを解説します。

スコティッシュ・フォールドの主な特徴

スコティッシュ・フォールドの一番の特徴は、前方に折れ曲がった独特な耳です。

全体的に丸みを帯びた愛らしい顔立ちと、ふんわりした厚い被毛、小柄でありながらがっしりした体格も魅力です。

性格はおっとりしていて、人懐っこく甘えん坊な面もあります。

あまり活発なタイプではなく、運動量も少ないため、肥満に注意が必要です。

スコティッシュ・フォールドの標準体重

スコティッシュ・フォールドの標準体重は以下のとおりです。

スコティッシュ・フォールドの標準体重
オス 3〜6kg
メス 2.5〜5㎏

これらの数値は一般的な目安であり、個体差や骨格の大きさによって異なります。

運動量の少なさから太りやすい傾向にあり、肥満対策が重要です。

肥満であるかを判断するには、体重だけでなく、環境省が公表している「猫のボディコンディションスコア(BCS)」も併せて確認しましょう。

猫のボディコンディションスコア(BCS)
出典:環境省 飼い主のためのペットフード・ガイドライン(P17)

「骨軟骨異形成症」に注意が必要

スコティッシュ・フォールドは「骨軟骨異形成症」にかかりやすいとされる猫種です。

「骨軟骨異形成症」は遺伝性の病気で、骨や軟骨の形成に異常が生じ、関節の変形や痛みを引き起こすことがあります。

日頃から、愛猫の歩き方やジャンプの仕方をよく観察し、違和感がないか注意深く見守ることが重要です。

運動や遊びの際も、関節に負担をかけない工夫をしましょう。

スコティッシュ・フォールドの適切な運動量

スコティッシュ・フォールドの適切な運動量

スコティッシュ・フォールドは、おっとりとした性格や骨格上の特性から、ほかの猫種ほど活発に動き回るタイプではありません。

しかし、健康的な毎日を過ごすためには、適度な運動が必要です。

ここからは、スコティッシュ・フォールドにちょうど良い運動量の目安について解説します。

一般的な猫の運動量については、以下の記事をご覧ください。

ほかの猫種より運動量は「少なめ」でOK

スコティッシュ・フォールドは、大人しい性格で、運動はあまり得意ではありません。

ただし、運動不足に陥ると肥満やストレスにつながるおそれがあります。

運動量の目安としては、1日に数回、5〜10分程度の短時間で遊びを取り入れる程度です。

毎日少しずつでも、運動をする習慣をつけましょう。

スコティッシュ・フォールドに運動が必要な理由

スコティッシュ・フォールドの健康を維持し、ストレスを溜めずに快適に暮らすためには、日々の運動が必要不可欠です。

ここでは、以下の3つの観点から、運動の大切さについて解説します。

肥満予防

1つ目は「肥満の予防につながるから」です。

スコティッシュ・フォールドは、もともと運動量が控えめな猫種なので、消費カロリーも少なくなりがちです。

ほかの猫種よりも太りやすく、肥満につながるリスクが高い傾向にあります。

適度な運動を習慣づけることで、体重管理がしやすくなり、肥満による運動トラブルを予防できます。

健康維持

2つ目は「健康維持に役立つから」です。

運動不足は、筋力の低下や関節の老化を早めるリスクがあります。

スコティッシュ・フォールドにとっても、軽い運動は、健康を維持するうえで重要です。

日常的に体を動かすことで、健康を維持しやすくなるのです。

ストレス発散

3つ目は「ストレスを発散できるから」です。

猫は本来、狩猟行動を通じて本能を満たし、ストレスを発散させる生き物です。

しかし、室内外の猫の場合、ハンターとしての行動が限られるため、運動不足からストレスを溜めやすい傾向にあります。

穏やかで温厚なスコティッシュ・フォールドも例外ではありません。

おもちゃやキャットタワーなどを使った「遊び」という形の運動は、この狩猟本能を安全に満たしてあげるのに最適です。

適度な運動は、猫の精神的なストレスを和らげ、穏やかな毎日につながります。

スコティッシュ・フォールドを運動させるときの3つの注意点

スコティッシュ・フォールドを運動させるときの3つの注意点

スコティッシュ・フォールドに運動を促す際は、以下の3つのポイントに注意しましょう。

注意点①:関節への負担に配慮し、激しい運動は避ける

スコティッシュ・フォールドは、ほかの猫種に比べて関節が弱い生き物です。

高い場所からの飛び降りや、過度な上下運動を促す遊び方は避けましょう。

  • キャットタワーは、ロータイプを選ぶ
  • カーテンレールなど高すぎる場所に上らないよう、家具を配置する

など、環境面での配慮が求められます。

注意点②:滑りやすい場所での運動は避ける

フローリングやツルツルとした床面は、猫が滑りやすく、足腰への負担や思わぬケガの原因となります。

特にスコティッシュ・フォールドは骨や関節のトラブルが起きやすいため、しっかりと踏ん張れるカーペットや、マットを敷いた安全なスペースで遊ばせましょう。

また、家具が少なく、自由に動き回れる環境づくりも大切です。

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注意点③:短い時間でこまめに運動させる

スコティッシュ・フォールドは、長時間の連続した運動よりも、短時間でこまめに運動させてあげましょう。

ほかの活発な猫種に比べ、スタミナが少なく、長時間の激しい運動は体に負担がかかるからです。

1回あたり5〜10分程度の短い遊びを、1日に数回取り入れてみてくださいね。

運動嫌いにさせないよう、猫自身が楽しめるペースを守ることが大切です。

スコティッシュ・フォールドが安全に運動できるおすすめアイテム

ここからは、スコティッシュ・フォールドが安全に運動するために最適なアイテムを、3つご紹介します。

猫壁(にゃんぺき)|マグネットで高さを自由に調整

猫壁(にゃんぺき)|マグネットで高さを自由に調整

猫壁(にゃんぺき)は、壁面を有効活用し、マグネットで高さを自由に調整できるキャットステップです。

高すぎる場所からのジャンプを避けられるよう、段差を低くして、緩やかな階段状に配置できます。

猫の年齢や運動能力に合わせてレイアウト変更できるため、運動が苦手なスコティッシュ・フォールドはもちろん、子猫やシニア猫に最適です。

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ねこステップ|無理のない段差で運動不足解消

ねこステップ|無理のない段差で運動不足解消

「ねこステップ」は、住宅建材メーカーDAIKENが提供するキャットステップです。

階段状のアイテムは、段差が約15cmと低めに設計されており、無理のない運動をうながせます。

設置間隔を調整することで、運動が得意でないスコティッシュ・フォールドでも安心して利用できるのが魅力です。

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Mauタワー アントレ|ロータイプのキャットタワーで足腰の負担軽減

Mauタワー アントレ|ロータイプのキャットタワーで足腰の負担軽減

「Mauタワー アントレ」は、短足猫やシニア猫に最適なロータイプのキャットタワーです。

スコティッシュ・フォールドの関節に負担をかけない高さで、大きなジャンプを避けられる設計になっています。

爪とぎやくつろぎスペース、遊び場が一体になっているので、限られたスペースでも愛猫のさまざまな行動欲求を満たせるでしょう。

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まとめ:スコティッシュ・フォールドが健康で暮らすために

スコティッシュ・フォールドが健やかな毎日を送るためには、特性や体質に合わせた適切な「運動習慣」と「環境づくり」が大切です。

ほかの猫種よりも運動量は少なめでOKですが、関節や骨への負担を考慮し、無理のない範囲でこまめに遊びを取り入れてあげましょう。

愛猫との遊びの時間は、健康を守るためだけではなく、大事なコミュニケーションの時間でもあります。

ぜひ愛猫とのふれあいの時間を楽しんでくださいね

この記事を書いたペットとの暮らしの専門家
安美 サヨリ
    猫2匹と暮らす二級建築士。
    (キジトラ/男の子)(キジシロ/女の子)




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