猫を留守番させるときには、さまざまな準備が必要です。
エサや水を用意したり、暇つぶしのおもちゃを置いたり。
そのなかで「部屋の電気をつけたままにするか、消すか」で悩んだ経験がある方もいるのではないでしょうか?
今回は「猫の留守番中の電気をどうするか問題」について解説します。
猫を留守番させるときに、電気(照明)は必要ない
結論からいうと、猫の留守番中に電気(照明)をつけっぱなしにする必要はありません。
猫は夜行性で夜目が利くため、暗い中でも物が見えており、部屋の中が真っ暗であっても自由に動き回れます。
筆者も夜間に猫を留守番させる際は、カーテンを閉めて、電気(照明)を消して出かけています。
明かりよりも大切な「部屋の環境づくり」の3つのポイント
猫を留守番させるときには、電気(照明)のON/OFFよりも、気を付けなければいけないことがあります。ここからは、留守番のための部屋の環境づくりのポイントを3つご紹介します。
ポイント①:電気(明かり)よりも空調管理が重要!
夏場の猛暑や冬場の寒さ対策として、エアコンによる室温管理が何よりも重要です。体温調整が苦手な猫は、部屋の中が適温に保たれていないと、留守番中に体調を崩してしまう恐れがあります。
猫を留守番させるときには、エアコンを28℃ほどに設定し、常時稼働させておきましょう。
ただし、扇風機をつけっぱなしにするのは、事故やケガにつながるリスクがあるためNGです。
万が一の停電に備え、冷感マットや防寒グッズとの併用をおすすめします。
暑い日に猫を留守番させるときのエアコンの使い方については、下記の記事で詳しく解説しているので、併せてご覧ください。
▶夏場に猫を留守番させるときの注意点|エアコンの最適温度と熱中症対策
ポイント②:音楽やテレビ、ラジオもいらない!
猫が留守番しているとき、ゆっくりくつろげるように、静かな環境を整えてあげることが大切です。飼い主さんが留守の間、猫はほとんどの時間を寝て過ごしています。
人間の感覚だと「静かすぎると寂しいだろう」と考えがち。
何か音楽などをかけた方が、猫も楽しめるのでは……と思いますよね。
しかし耳が良い猫は、テレビやラジオ、音楽などが流れている環境だと落ち着かないことも多く、せっかくの配慮も逆効果になってしまいます。
猫を留守番させるときには、テレビや音楽はOFFにして出かけましょう。
ポイント③:ひとりで運動したり遊んだりできるグッズを用意する
長時間の留守番だと、猫が退屈してしまうこともあります。留守番中でも、愛猫がひとりで運動したり、遊んだりできる環境を整えてあげましょう。
「キャットタワー」や「キャットステップ」「キャットウォーク」などはひとりでの運動に最適です。
愛猫の好みに合わせて、ひとり遊びしやすい「おもちゃ」の用意も忘れずに。
ただし、誤飲の恐れがある小さなおもちゃやひも状の猫じゃらしなどは出しっぱなしにせず、猫の手の届かない場所に片付けて、留守番中の事故防止に努めましょう。
※そもそも、猫の誤飲が心配になるような、小さすぎるおもちゃを買い与えるのは避けましょう!
キャットタワーについては、下記の記事で詳しくご紹介しています。
・猫1匹用▶猫1匹向けのキャットタワーの選び方とおすすめ10選!
・省スペース用▶省スペース(スリム)キャットタワー10選!ワンルームや多頭飼いにもおすすめ
・多頭飼い用▶多頭飼い向けのキャットタワーの選び方とおすすめ7選!
・北欧インテリア用▶【おしゃれなキャットタワー】北欧インテリアに合う!おすすめ12選
留守番中の猫の様子を確認できる「見守りカメラ」がおすすめ
留守番中の愛猫の様子が気になる場合は、見守りカメラ(ペットカメラ)の設置がおすすめです。
外出中に、スマホから家にいる猫の様子を確認できるのはもちろん、防犯対策としても役に立ちます。
見守りカメラの中には、室温をチェックできたり、エサやり機能があったりと、機種によってさまざまな機能が搭載されているため、用途に合わせて選びましょう。
リビングや寝室、玄関など、複数ヵ所に設置すれば、安心して愛猫を留守番させられますね。
見守りカメラ(ペットカメラ)については、下記の記事で詳しくご紹介しています。
▶【ペットカメラ】愛犬・愛猫見守りカメラの選び方とプラスα機能付きおすすめ7選
まとめ:留守番時は、電気よりも室温や運動できる環境づくりが大切
猫を留守番させる際の、電気(照明)や部屋の環境づくりについてご紹介しました。猫にとっては、部屋の明るさよりも、温度や湿度の方が重要です。
もちろん、水やエサ、トイレなど、基本的な準備は言うまでもありません。
日中寝て過ごすことが多い猫のために、静かで落ち着ける環境を整えてあげましょう。
そして、帰宅した後は、愛猫とたくさん遊んであげてくださいね!