おもちゃやフード、ケア用品など、愛犬のアイテムは意外と場所を取りがちですよね。
収納に困っている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
そこで、飼い主さんのお悩みを解消するために、愛犬にまつわる用品をスッキリと収納する方法をご提案します。
愛犬も飼い主さんも快適に過ごすためには、コツとポイントを押さえた収納が大切です。
限られたスペースでも効率よく、かつ見た目にも美しい収納アイデアをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
愛犬のアイテムを出しっぱなしにしておくデメリット
愛犬のお世話グッズやおもちゃを、いちいち収納するのが面倒に思うときもありますよね。
しかしこれらを出しっぱなしにしておくと、愛犬の安全や行動に影響を及ぼす可能性があります。
ここでは、愛犬のアイテムを出しっぱなしにしておくデメリットを3つご紹介します。
誤飲による事故に繋がりかねない
愛犬のアイテムを出しっぱなしにしておくと、誤飲による事故のリスクがあります。
犬は好奇心旺盛な生き物であり、見つけたものを口に入れてしまうことがあるためです。
例えば、小さなおもちゃや部品が床に散らばっていると、愛犬がそれを誤って飲み込んでしまう可能性があります。
誤飲による窒息や消化器官を損傷することにもつながることがあるため、愛犬の安全のためにも、アイテムは片付けておくことを心がけましょう。
フードやおやつを見える位置に置くのはNG
愛犬のフードやおやつを見える位置に置いておくことは、飼い主さんにとって便利な方法のように思えるかもしれませんが、実はNGな行為です。
特にお留守番の際には、愛犬が袋を破いて食べてしまう可能性があり、健康被害や肥満のリスクが高まることも考えられます。
食べ過ぎや消化不良の原因になるだけでなく、袋のプラスチック部分を誤って飲み込んでしまうこともあるかもしれません。
愛犬の健康を守るためには、フードやおやつは見えない場所に保管し、与えるタイミングをコントロールすることが大切です。
おもちゃの出しっぱなしは問題行動の原因にも
愛犬のおもちゃを出しっぱなしにしておくことは、問題行動の原因にもなります。
おもちゃが目の前にあると、自分の遊びたいときに勝手に遊ぶことができます。
例えば、遊んでほしいときにおもちゃをくわえて持ってきて、飼い主さんの前に落としたりしていませんか?
これは愛犬が遊びのスタートを決めていることを意味し、飼い主さんの指示に従わなくなる要因の一つとされています。
しつけの上では、飼い主が決定権を持つことが重要です。
しつけの観点からも、おもちゃを見えないように収納し、遊びの時間を飼い主さんがコントロールしてあげることが大切です。
愛犬のアイテムを収納するときのポイント
愛犬のアイテムを収納する際には、いくつかのポイントに注意することが大切です。
ここでは、今日からでも実践できる3つのポイントについてご紹介します。
よく使うものは取り出しやすく
愛犬のアイテムを収納する際、よく使うものは取り出しやすい場所に収納することがポイントです。
例えば、愛犬の散歩で使用するアイテムは、玄関にまとめて収納すると便利です。
リードや首輪、お散歩バッグなどを一箇所にまとめておくことで、散歩の準備が簡単になります。
取り出しやすくしておくことは、収納のしやすさにもつながり、「片付けるのが面倒だから後回しにしよう」ということも少なくなるかもしれません。
おもちゃ箱をリビングやケージの近くに設置しておくと、遊びの時間が終わったら、ポイポイっとしまうだけの収納で済むので簡単です。
また、使いたいアイテムがすぐに手に取れることで、愛犬とのコミュニケーションも円滑になるでしょう。
使う場所の近くにあると便利
愛犬のアイテムを収納する際には、使う場所の近くに収納することも重要です。
トイレ用品や消臭グッズはトイレエリアに、散歩グッズは玄関にまとめるなど、使う場所に応じた収納が理想的です。
ペットシーツや掃除用品はトイレスペースの近くにストックしておき、散歩バッグには予備の袋やウェットティッシュを入れておくと、日々のお世話もスムーズになるでしょう。
いたずらされない工夫を
いたずらされないように工夫することも大切です。
特に愛犬がいたずら好きな場合は、安全な収納を心がけるようにしましょう。
愛犬が興味を持ちやすいアイテムは、高い場所に収納することで、いたずらを防ぐことにつながります。
フードやおやつは、ロック付きのキャビネットに収納することも有効です。
また、愛犬の手の届く位置にある扉は、愛犬が開けられないように固定することが望ましいです。
こうした工夫により、愛犬が危険な物に触れることなく、安心してお留守番をさせることもできるでしょう。
ペット用品をスッキリ見せるコツ
ペット用品を収納する際、お部屋をスッキリとした印象にするためには、いくつかのポイントがあります。
ここでは、愛犬にまつわるアイテムを収納するときに気をつけたポイントを3つご紹介します。
ついつい置いてしまうものの定位置を工夫する
愛犬のお世話に夢中で、使い終わったらついつい置いてしまうものもありますよね。
例えば、ブラシや爪切りを使った後に置きっぱなしにしてしまい、次に使う際にどこにあるか探すところから始まる、なんてこともあるかもしれません。
そのようなアイテムこそ定位置を決めて、使い終わったらこまめに収納することが大切です。
しかし、定位置を決めるだけでは、なかなか習慣化させるのは難しいものです。
我が家では、爪切りの後にご褒美のおやつをあげるため、爪切りを片付けるのが後回しになってしまいがちです。
そこで、爪切りの収納場所にちょっとしたおやつを一緒に入れておくことで、おやつを取りに行くついでに爪切りをしまいに行けるため、習慣化しやすくなります。
こうした工夫により、お部屋が散らかることなく、ペット用品をスッキリと見せることができるでしょう。
ケースに詰め替えるのが◎
フードやペットシーツなど、ペット用品はパッケージがカラフルなものも多く、インテリアと馴染みにくいですよね。
そこで、シンプルな収納ケースなどに詰め替えることで、お部屋をすっきり見せることができます。
例えば、フードやおやつ、ペットシーツの外袋はなかなか目立つ上に、そのまま置いてしまうと場所を取ってしまいます。
そこで、フードはキャニスター、ペットシーツは収納ボックスに詰め替えることで、見た目もスッキリし、収納スペースも節約できます。
また、シャンプーシートやケア用品も同様に、パッケージを取り替えたり、中が見えない収納ケースを用いることがおすすめです。
収納ケースの色や形なども統一すれば、お部屋の雰囲気に合わせてスッキリ見えます。
死角を利用して、使いやすさと見た目を両立
ペット用品の収納には、死角を利用すると効果的です。
例えば、ケージと窓の隙間にペットシーツのストックを置くと、使いやすさと見た目の両方を叶えることができます。
ポイントは、第一印象で目立たない場所を活用することです。
窓とケージの隙間であれば、リビングに入った時にすぐに目に入らないため、お部屋の印象が変わります。
また、ケージの近くに置くことで、使う時にすぐに取り出すこともできますよ。
このように、死角を利用することで、ペット用品をスッキリと収納しながら、使いやすさも確保することができます。
アイテムごとの収納アイデア
ここからは、愛犬にまつわるアイテムごとに、効果的に収納するためのアイデアをご紹介します。
フードやおやつは透明の密閉容器で保管
愛犬のフードやおやつは、透明で密閉された容器に保管すると便利です。
これにより、新鮮さを保ちながら、虫や湿気から守ることができます。
また、透明な容器に入れておくことで残量の確認も簡単にできるため、買い忘れも防げます。
できるだけ涼しい場所に保管するようにし、直射日光が当たる場所は避けましょう。
トイレグッズは一式にしておく
愛犬のトイレグッズは、一式にまとめておくことがおすすめです。
ペットシーツ、除菌・消臭スプレー、ウェットシート、ビニース袋などを一つのボックスやバスケットにまとめて収納しておくと、使いたい時にすぐに取り出すことができますよ。
別々の場所に収納すると片付けるときに手間がかかるため、ついつい出しっぱなしにしてしまうことにもつながります。
ビニール袋などはキッチンなどでも使用するアイテムですが、愛犬のトイレで使う用に別で用意し、トイレの近くにしまっておくと便利です。
お散歩関連グッズは玄関に吊るして収納
愛犬とのお散歩に必要なグッズは、玄関に吊るして収納すると便利です。
リードやハーネス、お散歩バッグなどをフックにかけておくことで、すぐに取り出すことができます。
お散歩帰りはバタバタしがちですが、吊るすだけならサッと片付けられるため、散らかりづらくなりますよ。
また、お散歩シューズやレインコートなども近くに収納しておくと便利です。
おもちゃは隠して収納するか、別の部屋に
愛犬のおもちゃは、隠して収納するか、別の部屋にまとめておくことをおすすめします。
おもちゃを隠して収納することで、お部屋がスッキリとした印象になる上、愛犬自身で取り出すことを防げます。
おもちゃを収納していても、愛犬が自分で簡単に取り出せるような状態は、しつけの上で好ましくありません。
お留守番などでおもちゃを与えたい時は、飼い主さんの手でおもちゃを渡してから外出するようにしましょう。
愛犬のお洋服は見せる収納もアリ
愛犬のアイテムをスッキリ収納するためには、隠す収納が適している場合が多いですが、お洋服は見せる収納もアリです。
おしゃれなお洋服を見せることで、部屋のインテリアとしても楽しむことができます。
ハンガーや専用の収納ボックスを使って、お洋服を整理しておくと便利です。
病院や保険関連の書類は分かりやすくまとめる
病院や保険関連の書類は、分かりやすくまとめておくことが大切です。
愛犬に関する書類は、飼い主さんや家族の書類とは分けて整理しましょう。
ファイルや専用のボックスを使って書類を整理しておくと、必要な時にすぐに見つけることができます。
定期的に書類の整理を行うことで、必要のないものを取り除くようにしましょう。
防災グッズは玄関に
防災グッズは、玄関に備えておくことが重要です。
避難時には飼い主さんや家族の避難で頭がいっぱいで、愛犬のアイテムまで準備をする余裕がないかもしれません。
災害時には愛犬と一緒に避難することも考えられますので、愛犬のための食料や水、救急キットなどを玄関に備えておくと安心です。
また、愛犬の情報や写真も一緒に保管しておくことをおすすめします。
以下の記事では、愛犬の防災グッズを紹介していますので、いざという時に備えとして、ぜひ参考にしてください。
愛犬の防災グッズおすすめ7選!避難時に役立つアイテムリストも紹介
愛犬グッズの収納におすすめのアイテム
ここからは、愛犬と暮らす方におすすめしたい収納アイテムを3つご紹介します。
tower「伸縮ペットケージ上ラックタワー」
「伸縮ペットケージ上ラックタワー」は、伸縮機能を備えたラックタワーで、ペットケージの上に取り付けることができます。
ペットケージの上部を有効活用することができ、限られたスペースでも効率的に収納することが可能です。
デザインもシンプルでスタイリッシュなので、お部屋のインテリアにも馴染みやすいでしょう。
愛犬グッズを収納するだけでなく、お部屋の雰囲気もアップさせられそうです。
カインズ「収納BOX付きペットステップ」
カインズの「収納BOX付き ペットステップ 3段」は、我が家でも愛用しているおすすめアイテムです。
このペットステップを使えば、簡単にベッドやソファなどの高い場所に上れるだけでなく、収納BOXが付いているため、愛犬グッズの収納にも最適です。
おもちゃやペットシーツなど、愛犬の必需品をスッキリと収納できます。
また、カバーを取り外して洗うことができ、衛生面も安心です。
tower「ペットフードストッカー」
フードやおやつの収納には、tower「ペットフードストッカー」がおすすめです。
towerならではのシンプルで無駄のないデザインは、生活感をしっかりシャットアウトしてくれるから、置く場所を選ばず使いやすいです。
このフードストッカーは、パーツをすべて別々に分解することができる仕様なので、隅々までしっかりお手入れできます。
いつも清潔を保つことで、長く便利に使えるのは嬉しいポイントです。
愛犬にまつわるアイテムを収納してお部屋をスッキリさせよう
この記事では、愛犬をお世話する上で使用する用品を収納するポイントや、アイテムごとの収納アイデアをご紹介しました。
愛犬の安全や健康、行動の問題を避けるためには、お世話用品をきちんと収納することが大切です。
取り出しやすく片付けやすい工夫や、お部屋をスッキリ見せるコツを実践して、愛犬と快適に暮らしせる空間を演出してみてくださいね。