
カリフォルニア州の保護施設に3度も戻された犬「キャッシュ」が、ケージの中で泣きながら家族が迎えに来るのを待つ様子がカメラにとらえられた。悲しくも、彼は家族が二度と戻ってこないことを知らない。
キャッシュが施設に戻されたのはこれで3回目だ。保護施設のスタッフの話によると、それはキャッシュの素行や健康などのせいではなく、完全に飼い主側の都合によるものだという。しかしその度にキャッシュは捨てられた深い悲しみを味わい、人間への不信感を抱くようになっている。
「今やこの4歳のブルドッグミックスは、保護施設生活のストレスで心を閉ざし始めている。それでもなお、彼は優しく愛情深い性格を保っています。遊ぶのが大好きで犬も猫とも仲良くできるから、すでにペットがいる家庭にも向いています。次の里親が彼の永遠の家庭となることを強く願っています」と施設のスタッフは話す。
この動画はソーシャルメディアで瞬く間に拡散され、1万回以上の再生と約4,000件の「いいね!」を獲得している。
「なんて悲しい天使なんだ。犬は家族なのに捨てられるべきじゃない。この天使が愛情あふれる家庭を見つけられますように」
「家族に捨てられてしまったなんて、かわいそうに。きっと心が傷ついているはず。どうかこの小さな命を救い、無条件の愛で満たしてあげて」などの応援コメントが寄せられ、キャッシュの里親探しの追い風となっている。