飼い犬を獣医に連れていくのが悩みの種だという飼い主は少なくない。
TikTokで@chandler_armsとして知られる飼い主のチャンドラーさんもその1人だった。彼女は大学時代からオリーという名前の犬を飼っているが、8年間、獣医に行くたびにオリーが全力で嫌がるので大変だった。しかし、彼女はついにおやつにあるものを加えることで、獣医訪問の苦痛を乗り越えたそうだ。
チャンドラーさんは10月12日のTikTok動画で、オリーを車の後部座席に乗せて運転していた。公園に向かっていると思ったオリーの顔はまさに満面の笑顔。ところが、その笑顔が突然消え、目をカッと見開いて固まってしまった。おそらく公園ではなく獣医に行くのだと気づいたのだろう。一瞬にして喜びから悲痛の表情に変わってしまった。
それでもチャンドラーさんは落ち着いていた。なぜなら出かける前にオリーにトラゾドンという薬をピーナッツバターに混ぜて与えておいたからだ。動画には映っていないが、オリーはその後、眠気に襲われて倒れ込んだようだ。
トラゾドンは犬の不安やストレスの治療に最もよく使われる薬のひとつで、チャンドラーさんは獣医嫌いのオリーに与えることが、お互いにストレスを減らす最善の方法であると判断したのだ。
薬を使って犬を落ち着かせることには賛否両論ある。薬以外の方法を探しているのであれば、感覚を鈍らせるトレーニングや、獣医訪問を楽しみさせる工夫をする、あるいは診察前の運動、在宅獣医の利用、自宅(オンライン)検査などが挙げられる。
そのほかに不安の解消を望むなら、鎮静効果のある首輪、圧力ラップ、ハーブサプリメント、フェロモンスプレーなどを使うこともできる。
極度に獣医を嫌がるのであれば、獣医と相談しながら対策を考えてみるのもいいだろう(もちろんそのときは愛犬を連れずに...)。