カリフォルニア州リバーサイド郡にある家から、犬や馬、鳥、さらにペットのゴキブリなど、合わせて100匹以上の放置された動物が保護された。
7月29日にリバーサイド郡で発生した大規模火災の調査中に、保安官がアグアンガにあるその家に気づいた。その後、アニマル・サービス局が劣悪な環境で暮らしているペットを発見し、強制的に保護する措置をとった。
リバーサイド郡動物福祉局のニュースリリースによると、その家に立ち入った動物福祉局の職員は、3頭の馬、6頭のヤギ、多数の犬など、数十匹の動物がひどい状態で飼われているのを発見した。
敷地内から救出されたほかの動物には、ニワトリ、ネズミ、インコ、オカメインコ、ウズラ、ガチョウ、七面鳥1羽、そしてなぜかペットとしてケースの中で飼われていたゴキブリも含まれていたようだ。
職員は、ひとつの家の中に想像を超える多種類の生き物がひしめき合って生きているのに驚き、それぞれをどう援助すべきかすぐさま答えが出ないほどだった。
救出された動物の多くは、サン・ジャシント・バレー・アニマル・キャンパスに保護され、心身の回復に努めている。アニマル・サービスによると、ミニチュアホースと羊は仲がよくつがいで暮らしていたので、2頭は郡の動物保護施設に保護された。
これほど多くの動物たちを放置していた飼い主は、動物が押収されたときには不在で、7月下旬に敷地に掲示された2回の通告にも応じなかったという。同郡アニマル・サービス局は、リバーサイド郡地方検事局に証拠を提出する際に、家主に対して動物虐待の重罪を問うと述べている。
ほとんどの動物たちは安心して暮らせる場所へ移動したが、ペットのゴキブリがどうなったのかはまだ明らかになっていない。